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川野 紀子 院長の独自取材記事

福岡天神駅前2分 のりこ 大腸・胃内視鏡 消化器内科クリニック

(福岡市中央区/西鉄福岡(天神)駅)

最終更新日:2021/07/28

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西鉄福岡(天神)駅から徒歩2分。非常にアクセスの良い場所にあるのが「福岡天神駅前2分 のりこ 大腸・胃内視鏡 消化器内科クリニック」だ。「大腸内視鏡検査を受けたい、でも恥ずかしいから女性の先生がいい、という女性患者さんにこそ、当院に来てほしいんです」と語るのは院長の川野紀子先生。大腸がんの治療には早期発見が重要であり、そうでなくても気になる症状があれば気軽に来てなんでも話してほしいと朗らかに話す川野院長に、開業の経緯や大腸内視鏡検査の詳しい内容などについて話を聞いた。
(取材日2021年6月1日)

女性医師が行う大腸内視鏡検査

開業の経緯などをお聞かせください。

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大腸内視鏡検査はここ数年、かなり認知されてきました。しかし依然として「検査を受けるのは恥ずかしい」「何をするのかわからなくて怖い」と、受診をためらっている方が多いのです。中でも男性の医師に検査をされることに抵抗を覚える女性はかなり多く、その分検査が遅れて重大な病気に進行してしまう恐れもあります。私は大学病院や民間病院で数多くの大腸内視鏡検査を行ってきましたが、「女性の先生が担当してくださることもあるんですね」とよく驚かれていました。大きな病院だと受付もシステム化されていて、日時を優先すると女性の医師がいると知らずに予約をする方が多かったんです。だから検査直前になって「男性の先生だとやっぱり恥ずかしい」と気後れしてしまう方が多く、医師が私だとわかると皆さん安心されるんですね。そういった女性患者さんの不安を払拭するのが私の使命の一つではないかと考え、このたび開業に踏み切りました。

開業されるにあたり、こだわった点などはありますか?

まずはアクセスです。西鉄福岡(天神)駅からは徒歩2分、地下鉄空港線の天神駅から徒歩7分、七隈線の天神南駅から徒歩3分というアクセスの良さは、大腸内視鏡検査で鎮静剤を使うことを考えれば外せませんでした。そして皆さんが一番気にされるのが、術前の準備室です。最近ではトイレが併設された個室で下剤を飲むというスタイルのクリニックも多いようですが、当院ではあえて、カーテンで仕切りを作った半個室スタイルにしています。下剤は少しずつ飲むため、時間もかかります。カーテンの仕切りであれば、お隣の方とおしゃべりを楽しみながら待つこともできますよね。それにトイレが隣にあるのに下剤を口にすることに抵抗を覚える方もおられるかもしれません。なので、トイレはすぐ近くに別に設け、準備室ではゆったりと過ごしてもらう、そんな造りにしました。

患者さんの不安を軽減するために、いろいろな工夫をされているのですね。

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ほかにも無線LANを設置しているので、パソコンを持ち込んで、仕事をしながら待つこともできますし、音楽を聞いたり読書をしたりしてゆったり過ごすのもいいですね。術後にはお茶とお菓子も提供していますので、検査前・検査後の時間をリラックスして過ごしていただければと思います。あと、クリニックとしては、男性と女性の検査が重ならいように配慮しています。男性が胃の内視鏡検査を受け、女性が大腸内視鏡検査をするということはありますが、男性と女性が大腸内視鏡検査を同時に行うことはありません。皆さん不安な中、せっかく当院を選んで来てくださっているので、それにはしっかりお応えしたいと考えています。

患者の気持ちに寄り添い、安心できる診察を提供

実際にどのような患者さんがいらっしゃっていますか?

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幅広い年代の方がいらっしゃっています。先日もチラシを見た80代の方が来られました。ホームページの絵柄や、クリニック名からも女性の医師だとわかりますし、やはり女性の患者さんが多いですね。「お尻から出血があって不安で、女性の先生を探していました」「女性の先生の大腸内視鏡検査ならぜひ受けてみたい」といった声がとても多く、検査の予約もかなり埋まっています。私が特に検査を受けていただきたいと思っているのは、30〜40代の働き世代の女性の方々です。大腸がんは、日本人女性がかかるがんの罹患者数第2位で、死亡者数では第1位ですから、ぜひ私が女性だということをきっかけに、検査を受けていただければうれしいですね。

やはり、早めの検査というのは重要なのですね。

大腸がんの多くは、最初は小さな良性のポリープです。放っておくことで、悪性のがんになるものがあるんです。大腸がんを防ぐには、小さな状態のうちに見つけ、可能なうちに切除しておくことが重要です。私も3人の子どもがいますから、特に働くお母さんのお気持ちは痛いほどわかります。私自身も大腸がんや乳がんの検査を受けるときは、検査当日まで不安でいっぱいです。医師なのに検索などもしてしまうくらいで……(笑)。でも実際に受けてみると、その不安が払拭されるんですよね。「今まで悩んだのは何だったのだろう」と思うほどです。ですから来てくださった方には、まずその一歩を踏み出されたことに、ねぎらいの言葉を贈っています。

内視鏡検査に限らず、大腸に関する相談は多いのでしょうね。

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そうですね。大腸内視鏡検査を希望される方がかなり多く、それだけニーズが大きいのだと実感しますが、便秘、下痢、腹痛、便に血が混じっている、健康診断で引っかかったなど、さまざまなお悩みも寄せられています。話をお聞きして、焦ってすぐに検査をする必要はないと判断することもありますが、患者さんたちが真に望んでいるのは、自分の悩みに寄り添ってくれる医師なのだと感じています。「こんな症状、誰に相談していいかわからない。でもここは女性の先生だから言えるかもしれない」と思ってもらうことが重要なのです。福岡市内で大腸内視鏡検査を受けられる医療機関はかなり増えていますが、診察から検査まですべてを女性の医師が担当するのは珍しいのではないかと思います。患者さんにとって大切な「安心できる」という点は、今後も一番に考えていきたいと思っています。

互いの人となりを知り、信頼関係を構築していく

スタッフさんとの連携はいかがでしょう?

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現在は看護師・受付がそれぞれ2人という体制です。スタッフは全員女性ですが、人としての優しさがあるか、患者さんの言葉を否定しないかなど、人間的に信頼できる人選を私自身が行いました。実際にチームワークもとても良く、検査を受ける患者さんのアフターフォローなども担ってくれています。大腸カメラ検査を受ける3日前までには一度必ず来院していただき、検査内容や術前の下剤の説明などを行います。そこではもちろん私と顔を合わせをし、「この先生に検査してもらうんだ」と思っていただくことも重要ですが、その後の部屋の案内、聞きそびれたことなどの説明も看護師がマンツーマンで行います。楽しそうに話し込んでいる声もうっすらと聞こえて来ますし、当日下剤を飲んでいる間も患者さんが不安にならないよう、看護師が随時お声がけしています。

スタッフ全体で連携しながら患者さんをフォローしていくのですね。

検査を受けたいと思いつつ、なかなか勇気が出せない時もありますよね。今すぐに検査が必要な症状ではなければ、まずはお薬で様子を見て、それから患者さんの心が決まったタイミングで検査をお勧めするケースもあります。通院・診察をする中でお互いの信頼関係を構築し、そこから検査に移行するほうが覚悟も決まりますし、結果も受け入れられます。無理に検査を行うことはありませんから、前述したような症状やお悩みがあれば、まずは相談にいらしてほしいですね。私が消化器疾患を診る医師になろうと思ったきっかけは、大学で出会ったとある先生のおかげです。その先生はどんなに忙しくとも患者さんお一人お一人に触れ、親身にお声がけされていました。そのような心遣いを私もしていきたいと常々思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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女性として、同じ女性の健康を守りたい。そこに自分の内視鏡検査の技術が活用できればと開業しました。皆さんの不安が解消できる、気持ちに寄り添える仕事だと誇りに思っています。女性同士たくさんおしゃべりをしながら信頼関係をつくり、大腸内視鏡検査だけではなく、日々のかかりつけ医としても皆さんとお付き合いできればと考えています。たくさんの方が健康で過ごせるよう、これからもさまざまな工夫を凝らしてサポートしていきたいと考えていますので、ぜひお気軽に相談にいらしてくださいね。

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