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小川 修 院長の独自取材記事

おがわ整形外科クリニック

(西宮市/武庫川団地前駅)

最終更新日:2024/10/17

小川修院長 おがわ整形外科クリニック main

阪神武庫川線の武庫川団地前駅より徒歩1分。ショッピングモール内の1階にある「おがわ整形外科クリニック」は、腰痛、肩凝り、骨折などの一般整形外科から、リハビリテーション、骨粗しょう症、スポーツ障害など幅広い診療を行っている。小川修院長は基幹病院に15年以上勤務してきたが、地域住民がちょっとした不具合でも気軽に受診できるように、また安心して継続した治療やリハビリを受けてもらえるようにとの思いから昨春、開業した。青をテーマカラーとし、院内は広々として心落ち着ける空間に。充実した機器をそろえるリハビリルームも明るく開放的な雰囲気だ。「地域に根差し、幅広い年代の方が気軽に相談できるクリニックでありたい」という小川院長に、3羽の鳥を配したロゴマークに込めた思いや開業までの経緯などを詳しく聞いた。

(取材日2022年10月13日)

癒やしの空間への工夫を重ね、地域のニーズに応える

居心地の良い雰囲気の院内ですね。

小川修院長 おがわ整形外科クリニック1

落ち着ける居心地良い空間、少しでも癒やしになる雰囲気づくりを大切にしています。痛みがあるとき、つらいとき、緊張感を和らげれるよう、スタッフ全員、患者さんとの接し方にも気を配っています。それが一番重要ですね。院内バリアフリーでスペースをゆったり取っており、診察室は2つ。椅子などインテリアには明るい青や緑を用い、観葉植物を置くなど、無機質にならないよう工夫しました。天井が高く広いリハビリルームは、すべての機器が見える造りに。リハビリの流れを患者さんが知ることが通院のモチベーションにつながるという考えからです。院内の奥まった空間で行うイメージがあると思いますが、当院では開いたスペースでみんなでわいわいにぎやかに行っており、音楽も工夫しています。患者さんが若い頃にはやった曲や、スイッチが入るアップテンポの曲、心落ち着く曲など、私が選んでいます。

西宮で開業されたのはなぜですか?

高校は大阪市内でしたが、大学生になって西宮市のほうに引っ越しました。開業するならなじみのあるエリアが良いと思いました。方向性は定まったものの、実はこれという場所を探すまでに5年以上かかりました。患者さんが求めてくださる場所に開業したいという強い思いもあり、10回以上足を運び、街中で多くの方に声をかけ、整形外科のニーズやお困り事を聞いてみました。中高年の方はもちろん、お子さん連れの方にも。すると、近くに気軽に行ける整形外科やリハビリ施設が少ない、という声が多かったのです。タイミング良く駅近の商業施設の一角に開業することができました。時間はかかりましたが、自分の目で見て、肌で感じて、話してということを昔から大事にしてきたので、良かったと思っています。

ロゴマークにはクリニックの理念が込められているそうですね。

小川修院長 おがわ整形外科クリニック2

3色の小鳥と四つ葉のクローバーはクリニックの理念を表しており、とても大切なものです。青の小鳥は信頼と誠実。患者さんに信頼してもらえるクリニックであるよう、誠実な気持ちで向き合い、全身全霊で治療に邁進します。赤の小鳥は情熱と健康。情熱を持って患者さんの治療に取り組み、より良い健康な毎日を送れるよう全力でサポートします。桃色の小鳥は愛情、思いやり。愛情と思いやりをもって接し、治療を通して患者さんの笑顔に出合えることを願っています。四つ葉のクローバーは、希望、誠実、愛情、幸運。クリニックに関わるすべての方に幸運が訪れるように。そうした理念を胸に、スタッフ一同、日々患者さんと接しています。

リハビリと骨粗しょう症治療の継続に注力

診療方針についてお聞かせください。

小川修院長 おがわ整形外科クリニック3

当院では、一般整形外科からリハビリ、骨粗しょう症、交通事故・労災、スポーツ障害、リウマチといった幅広い診療を行っています。特に力を入れているのが、リハビリと骨粗しょう症の治療です。基幹病院では手術後のリハビリがメインになるので、長く継続して通うことはできませんし、軽度の患者さんには対応していません。ニーズは多いのに受けられない方がいることを勤務医時代に感じてきたので、地域の方が安心して通えるような環境、設備を整えました。また、骨粗しょう症が原因で起こる骨折は寝たきりになってしまうリスクが高いことも実感してきました。人生100年時代。骨折を予防し、重症化する前に患者さんを診て、健康寿命を延ばしたい。一日でも長く元気に日常生活を送ってもらえるようにお手伝いをしていきたいと考えています。

どのような患者さんがいらっしゃっていますか?

開業して2年半たちますが40~80代の方が多いです。お子さんやスポーツをされる方も多く、幅広い年代の方が来院されます。男女比では女性が約7割です。来院理由も肩凝り、腰痛・膝痛、骨折など幅広いですね。お子さんはスポーツ外傷が多いです。当院では、60代以上で骨粗しょう症のリスクの高い方に骨密度検査を行っていますが、当てはまる方はかなり多いと感じています。

先生が日々の診療で大切にされていることは何ですか?

小川修院長 おがわ整形外科クリニック4

患者さんのほうをしっかり向いてお話しすることです。どんなに忙しい時でも、相談しやすい雰囲気、言葉遣い、表情に気を配りながら、お話にしっかり耳を傾ける。私だけでなくスタッフ全員が心がけていることです。診察では、痛いところ、不具合のあるところについて、しっかり聴く、見る、触る。診察の基本ですが、常に意識しないといけないことだと思っています。

「聴く、見る、触る」の基本を大切に

他にどのような工夫をされていますでしょうか。

小川修院長 おがわ整形外科クリニック5

待ち時間をできるだけ少なくするよう努めています。事前の問診や、2つの診察室の活用。再診の方のリハビリは着替えの時間、動線などを工夫しながら、急かすことなくスムーズに流れるよう配慮しています。待合室に疾患や症状に関する掲示物を貼ったり、本や冊子を置き、見ていただけるようにしています。エックス線検査などの待ち時間に、治療に役立つ冊子をお渡しすることも。今後は順番予約制の導入や、スタッフの増員で業務を効率化し、さらに来院しやすい環境にしていきたいと考えています。

先生が整形外科の医師をめざしたきっかけはなんだったのでしょうか?

サッカー少年で、小学校の時にお世話になった整形外科のクリニックの先生が良い先生で憧れたのがきっかけですね。サッカーは大学まで続けたので、ケガや骨折で整形外科には何度も通いました。医学部に入学後も、整形外科の医師をめざすという思いは強かったです。初期研修でいろいろな科を回った時、消化器内科や循環器内科は患者さんもとても多いし格好いいなと思ったこともありました。しかし整形外科の先生がとても良い方でしたし、先輩も誘ってくださり、雰囲気も自分に合うと感じ、初心を貫きました。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

小川修院長 おがわ整形外科クリニック6

例えば、首や腰が痛くて通院された方が落ち着き、また時がたってどこか不具合があった時に当院のことを思い出してもらえるような。そんなふうに地域の方々に慕っていただけるクリニックをめざしていきたいです。近くに整形外科ができてうれしいという声を聞くと、私たちもうれしいですし、大きなやりがいを感じます。そうした方に安心して長く通ってもらうために、日々努力していきたいです。読者の方へは、ちょっとした不具合でも、気になるところがあったら気軽にお越しくださいとお伝えしたいですね。例えば、関節リウマチは女性に多い病気ですが、初期症状で最も多いのが手指や足の関節の痛みです。軽度であっても何ヵ月も続く場合はご相談ください。

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