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勝山 泰志 院長の独自取材記事

浦和消化器内視鏡クリニック

(さいたま市浦和区/浦和駅)

最終更新日:2021/10/12

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浦和駅の近くに開院した「浦和消化器内視鏡クリニック」を訪ねた。院長の勝山泰志先生は、胃、大腸、小腸など消化器の内視鏡検査のスペシャリスト。これまでに新東京病院をはじめ、共済病院などで研鑽を積んできた。潰瘍性大腸炎やクローン病など難病の治療経験も豊富なドクターだ。「消化器の病気は生活に支障を来すことも多く、患者さんを診ていると本当に大変だと思います。なんとか力になりたい」と患者に寄り添った診療を続けてきた。今回の取材では、同院の開院を決めた経緯や、専門の内視鏡検査についてなど、幅広く話を聞いた。

(取材日2021年4月13日)

苦痛の少ない内視鏡検査をスムーズに提供したい

開院の経緯を教えていただけますか?

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当院は、北千住にある「千住・胃と腸のクリニック」のグループ院になります。共通のコンセプトは、検査・診療・治療の流れを円滑に行うこと。これまでは、千住・胃と腸のクリニックと浦和の共済病院が連携体制をとってきましたが、共済病院により近い場所ということで、浦和にクリニックを開設することになりました。万が一、検査で病気が見つかった場合は速やかに入院できて、治療を始められます。私は以前、新東京病院に勤務していたのですが、地域のクリニックの良さは、患者さんとの距離が近いところ。診療を通して患者さんの生活が垣間見えるというか、一人ひとりの状況に即した診療ができることにやりがいを感じています。当院でも、その方にとってベストな治療を一緒に考えていきたいです。

先生のご専門について教えてください。

新東京病院では消化器の内視鏡検査や治療をメインに行っていました。その中でも潰瘍性大腸炎やクローン病の患者さんを診る機会が多かったです。内視鏡は消化器全般を行いますが、胃と大腸の他、小腸内視鏡も多く経験させていただきました。小腸内視鏡の検査は大腸よりも細く、長い内視鏡を使うので技術的に難しく、検査も2時間くらいかかることがあります。その小腸内視鏡を検査を数多く経験したことで、無駄な力を入れずにスムーズに操作する技術が身につきました。当院の内視鏡検査でも、患者さんに余計な苦痛を与えることなく、安心して受けていただけるようにしたいと考えています。

クリニックで行う内視鏡検査の特徴を教えてください。

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鎮静剤なしでもそれほど痛みはないと思いますが、おなかにカメラが入りますので、人によっては検査中に違和感を覚えることがあります。できるだけ快適に検査を受けていただきたいので、当院では鎮静剤を使って検査を行うつもりでいます。これまでに内視鏡検査でつらい経験がある方も、当院で検査を受けてイメージが変わったとしたらうれしいですね。また、胃と大腸の検査を同日に行うこともできるようにします。患者さんによっては、「体力的に大丈夫ですか?」と心配する方がいらっしゃいますが、同じ日のほうが、むしろ負担は少ないと思いますよ。検査前は食事ができなかったり下剤を飲んだりしますが、それを2回経験するよりも、一度で済むのであれば、そのほうが楽ですよね。検査自体は胃の内視鏡検査がおよそ7分、大腸内視鏡検査が15分程度なので、全体で30分程度になります。体力的にはそれほど問題はないと思います。

胃腸のことならどんな小さな悩みでも相談してほしい

どんな方に内視鏡検査を受けてもらいたいですか?

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まず大腸内視鏡の検査は、40歳を過ぎて受けたことがない方には、ぜひ一度受けていただきたいです。大腸がんはほとんど無症状で進行するため、検査をしなければ早期発見が難しいからです。健康診断で便潜血陽性となり、初めて内視鏡検査に来ましたという方も多いですが、そうなる前に受けていただきたいですね。胃カメラも定期的に受けるのが理想です。胃がんはピロリ菌感染の有無が関係していますが、保険適用でピロリ菌の検査を行うための条件の一つには、半年以内に胃の内視鏡検査を受けていることがあります。そういった意味でも、一度は内視鏡検査を受けるといいでしょう。特に、バリウムの検査より得られる情報が多いので、内視鏡で調べておくと安心だと思います。

内視鏡検査以外では、どのような相談に対応されるのですか?

胃腸の不調や、便秘、下痢といった消化器に関するご相談にも対応します。病気とは言えないけれど、生活に支障が出ているとしたらつらいですよね。胃腸の悩みは「人に話すのが恥ずかしい」と思う方も多いようですが、もし悩んでいるのであれば、小さなことでも構いませんので相談してください。力になれる部分はきっとあると思います。私が診療で大切にしていることは、検査結果や薬の効果についてきちんと説明をすること。ご自身の今の胃腸の状況や薬の効き方をご理解いただくことで、一人ひとりに合った診療をご提供できると思います。

医師としてのやりがいを感じた出来事を教えてください。

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炎症性腸疾患の男性で、現在は症状が安定し、最近、自炊を始めた方がいたんです。今のご自身の食生活について、「病気の治療のためというより、健康的な生活のために食事を大切にしています」と言っていただけて、すごくうれしかったですね。胃腸の病気は食事など日常生活が重要です。その方は病気で悩んだ時期もあったと思うのですが、症状の安定を維持しながら、より健康的に過ごせていることがわかって、やりがいを感じました。

病院との連携体制で、安心感のある診療を

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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そう思うようになったのは、中学3年生の時です。サッカー部に所属していたのですが、ケガをしていろいろ考える時間がありました。将来の職業を考え、さまざまな人の役に立てる職業として思いついたのが医療の世界でした。消化器を専門としたのは、内視鏡検査が自分に向いているなと感じたこともありますが、いろいろな患者さんを診る中で、特に消化器の病気の方の力になりたいと思ったからです。おなかが痛くなった経験って皆さんあると思いますが、食べ物に少しあたったりして下す時も、結構つらい思いをしますよね。炎症性腸疾患にかかると、会社でも1日何十回もトイレに行くなど、本当に大変な思いをすることがある。中学、高校時代に炎症性腸疾患を患っている友人がいたこともあり、なんとかそういった方の力になりたいと思いました。

プライベートの趣味を教えてください。

スポーツが好きで、最近はロードバイクに乗っています。金沢から京都までロードバイクで旅をしたこともありましたが、今は通勤で片道20km強の距離を乗っています。あと最近の楽しみといえば、保護猫と暮らし始めたことです。猫の仕草は眺めているだけで気持ちが和みますし、気まぐれな面と、たっぷり甘えてくれる面があって、そんなところがかわいいなと思っています。あとこれは職業的な見方ですが、猫のふんが身近に感じられるようになりました(笑)。猫は環境が変わると下痢をしやすいのですが、そういったところはヒトよりも敏感です。胃腸の調子には環境や生活が重要なんだなと改めて感じました。健康のバロメーターとして人間との共通性もあり、出したものを確認して猫の健康状態に気を配っています。

地域の方にメッセージをお願いします。

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当院は、共済病院と連携し、内視鏡検査をして病気が見つかったり、さらに別の検査が必要なときには、すぐに紹介して必要な処置を受けていただける体制をつくっていきます。検査は予約から診察、検査まで、できる限りスピーディーになるように努めていきたいです。設備の面では内視鏡室が計3室、診察室が2室、超音波(エコー)検査室が1室あり、地域のクリニックとして充実した体制になると思います。多くの方が来院しても、極力お待たせすることなく、迅速に対応できるよう心がけていきます。感染症への配慮から待合室はゆったりしていますし、大腸内視鏡の前処置室は個室となるようにしました。トイレも多く配備し、検査までリラックスしてお過ごしいただけると思います。どんな病気も早期発見が大切です。30代、40代と若い世代の方にも、検査への意識を持っていただけたらと思います。胃腸の悩みについてもお気軽にご相談ください。

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