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有田 正典 院長の独自取材記事

三宿通り整形外科クリニック

(世田谷区/池尻大橋駅)

最終更新日:2026/03/02

有田正典院長 三宿通り整形外科クリニック main

緑豊かな世田谷公園のすぐそば、三宿通り沿いに位置する「三宿通り整形外科クリニック」を訪ねた。バリアフリー設計の2フロアからなる院内では、有田正典院長がリハビリテーションスタッフとの連携のもと、肩関節へのサイレントマニピュレーションの治療をはじめ、関節や筋肉の痛みへの対応や、機能の回復をめざす治療など、幅広く整形外科とリハビリ科の診療を行っている。自らも大学ラグビー経験者で、専門であるスポーツ整形の知識と経験を応用し、アスリートの競技復帰に力を注ぐ有田院長。インタビューでは、クリニックの特徴や院内設備のこだわりなどについて、じっくり話を聞いた。

(取材日2026年1月29日)

肩の痛みもスポーツのケガも適切な診断と治療が大切

こちらには、どのような症状の方が通われているのですか?

有田正典院長 三宿通り整形外科クリニック1

肩・腰・膝などの痛みに悩む方の他、老若男女を問わず地域のアマチュアスポーツに取り組む方たちを診療する機会も多いです。今では関東各地から患者さんが来られるようになりました。診療で重視しているのは、適切な診断と適切な治療です。例えば「肩の痛み」と一口に言っても、実際には関節炎や、軟骨がすり減ることから生じる変形性肩関節症、関節の靱帯が固くなっていたり、腱板断裂や石灰性腱炎を起こしているというケースもあるのです。そこをしっかり区別して、どのような治療を行うかを組み立てていくことが大切。また、職業やライフスタイルなどに合わせて、どんな治療法がふさわしいかを患者さんと一緒に探していくことも大事なことだと思います。

そのために工夫していることがあれば教えてください。

早い段階で適切な診断を行えるよう、MRIとエコーを導入しています。治療のベースとなる適切な診断のためにもMRIは有用です。また、エコーは診断にはもちろん、治療の際にも大いに活用しています。エコーガイド下で注射を行うことで、ミリ単位の精度で薬剤を必要な部位に届けていくことに役立ちますし、筋膜や神経に薬液を注入していくハイドロリリースにもエコーを活用します。診察中のカルテ入力を診療補助のスタッフに任せていることも工夫の一つですね。診察室でドクターが行う業務量をできるだけ少なくすることで、診断につながる理学所見をしっかり丁寧に取ること、患者さんにその内容をわかりやすく説明するといったところにエネルギーを注ぎたいと考えているんです。医師が最優先すべきは、問診や所見をしっかり取ることに集中し、どんな異常があるのか、何が原因で痛みが出てしまっているのかを見極めることですから。

治療はどのように進められるのですか?

有田正典院長 三宿通り整形外科クリニック2

必要に応じて薬の処方や注射を行い、リハビリを取り入れながら改善を図っていきます。また、勤務医時代から手がけてきたサイレントマニピュレーションを行っているのも当院の強みです。これは、リハビリを続けてもなかなか改善が見られないような肩関節の症状に対して、首から肩を支配する神経をブロック麻酔した上で行っていく治療法。治療が長期化することの多い四十肩・五十肩などにもこの治療法が適用となることが多いです。ご高齢の方ならば少しでも快適な日常生活を送れることをめざし、スポーツ選手ならば、例えば体の硬さや動きの癖といった問題も考慮して治療を進めていきます。

自身のケガをきっかけに、整形外科の道へ

芝生が敷き詰められたリハビリルームは、とても斬新ですね。

有田正典院長 三宿通り整形外科クリニック3

芝生のリハビリルームはこだわりの一つです。スポーツ選手が普段プレーしているような環境でリハビリを行えるよう、実際に競技に使用されるグレードの人工芝を採用しました。スポーツ選手がケガから競技復帰をめざすにあたり、競技場にいるような感覚で足の感触などを確かめながらリハビリを行うほうがいいと思いますしね。副次的な効果として、ふかふかで膝や腰に負担がかかりにくい他、高齢の方が転倒してもケガしにくいというメリットもあります。リハビリルームというと、ベッドとともに物理療法の機器が並んでいるイメージがあると思いますが、当院は理学療法士や作業療法士による運動器リハビリに重点を置いているため、機器類はそれほど多くありません。運動器リハビリの有用性を高めるための補助としていくつか機器を導入していますが、機器任せではなく患者さんをしっかりと診て、一人ひとりに合わせることを大切にしています。

ところで、先生はなぜ整形外科の道に進まれたのですか?

ラグビーに打ち込んでいた大学時代、遠征先の試合で左膝のケガを負いました。プレーが継続できないほどの痛みがあり、試合後すぐに病院を受診したのですが、急性期だったこともあってエックス線検査では特に異常は見つからず。東京に戻った後も痛みで練習に参加できない日が続きました。痛みが治まらない不安から、先輩に相談してMRI検査を受けたところ、半月板損傷だと判明したのです。診断がつくまでに要した2ヵ月間は、痛みと不安で心身ともにつらい時間を過ごしました。最終的にケガから2年後に手術を受けたのですが、「最初から診断がしっかりつけば、治療方針も違ったかもしれない」との思いが残っています。その時の経験から、なるべく早い段階でしっかり診断をつけて、その時点で適した治療法を提案したいと考えるようになりました。

今は医師としてスポーツ選手を支えているのですね。

有田正典院長 三宿通り整形外科クリニック4

はい。実は開業場所にここを選んだ理由の一つとして、私がかつて青山学院大学ラグビー部の選手をフォローしていたご縁もあり、キャンパスのある渋谷からアクセスしやすい場所で学生たちをサポートしていきたいという思いがありました。また現在はラグビーのチームドクターとして選手をフォローしています。「スポーツ整形」と聞くと、プロ選手やオリンピック選手などのための治療と思われる方もいるのでしょうが、そうではありません。少年野球や学校の部活、スポーツを楽しむ皆さんが対象です。多くのスポーツ選手がそうであるように、私もケガに苦しんできました。もしスポーツでケガをしてしまった場合には、しっかりと治療をして良いコンディションで復帰できるよう、スポーツ整形を得意とする私にご相談ください。

地域に安心を届けられるクリニックをめざして

リハビリスタッフも経験豊富な人材がそろっているそうですね。

有田正典院長 三宿通り整形外科クリニック5

リハビリを担当するのは、複数人の理学療法士たちと作業療法士です。可能な限り体全体の根本的な問題を解決していくことに重きを置き、その方に合わせたオーダーメイドのリハビリを行っています。医師とスタッフとの連携も綿密です。定期的にカンファレンスを開いて意見を出し合い、必要に応じて治療やリハビリ計画の見直しなどを行っています。またリハビリスタッフだけでなく、看護師や事務スタッフたちも、患者さんを笑顔でお迎えしたり、必要な資料をサッと用意してくれたりと、細かな気配りをしてくれるんですよ。スタッフ皆がそれぞれの得意分野を生かして動いてくれるおかげで、私は診療に専念できています。

診療以外で力を入れていることはありますか?

患者さんにとってスムーズな受診環境を用意することです。当院は電話・ホームページ・メッセージアプリからご予約いただけるのでお待たせすることが少ないです。急なケガで当日に来院される際は、事前に電話していただけるとスムーズにご案内できます。自動精算機も用意していますし、メッセージアプリにクレジットカードを登録していれば、会計に時間がかかりません。診察室は車いすのままで入れるようゆとりを持たせており、車いす対応のトイレも完備しています。さらに、細かい治療内容や治療の選択肢など、診察時だけでは十分に伝えきれない部分を補完する目的で動画共有サイトを活用しています。動画で治療の種類やオプションについて詳しく解説することで、最初は治療に後ろ向きだった患者さんが、動画を見た後に「治療を受けようと思います」と言ってくださるケースもありました。今後も、患者さんの理解促進や啓発のために動画の発信を続ける予定です。

最後に読者に向けて、一言メッセージをお願いします。

有田正典院長 三宿通り整形外科クリニック6

私の中のドクターのイメージは、子どもの患者さんが大人になってもかかりつけとして通い続けていて、「大きくなったね」なんて言いながら、診療を通じて患者さんとともに時間を重ねていく姿です。何か派手なことをしたいわけではなく、正しいことを丁寧にコツコツやっていくというのが当院のモットー。地域で「このクリニックがあるから安心」と思っていただけるような整形外科医院として定着し、患者さんの人生に長く寄り添い続けていきたいですね。

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