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苦痛に配慮した内視鏡検査で
胃がん・大腸がんの早期発見を

べっぷ内科クリニック

(糸島市/筑前前原駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

今、日本人の死因の中でも上位を占めるといわれる胃がんと大腸がん。その一方で、定期的な検査で早期発見が可能な時代となった。「胃がんはリスクとなるピロリ菌の除菌、大腸がんはポリープを切除することで、がんの発症の予防につながります」。そう語るのは、「べっぷ内科クリニック」の別府孝浩院長だ。早期発見の鍵となるのは、内視鏡検査。しかし、「きつい」「痛い」というイメージが先行し、二の足を踏んでいる人も多いだろう。だが、「今は技術も進歩し、鎮静剤で眠っている間に終えられます」というように、目覚めると、すでに検査が終わっていることに驚く患者も多いのだそう。そんな、時代の流れとともにスピーディーかつ、負担も少なく受けられるようになった胃・大腸の内視鏡検査について解説してもらった。

(取材日2021年3月30日)

胃がんや大腸がんのリスクを見つける内視鏡検査。苦痛に配慮した検査で早期発見とがんへの進展予防を

Qこちらで受けられる内視鏡検査について教えてください。
A
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▲クリニックでは胃と大腸両方の内視鏡検査を受けることができる

「痛くない」「苦しくない」内視鏡検査を提供するために、当院では適量の鎮静剤を使います。それにより、患者さんの検査前の不安やストレスの軽減を図れる上、眠っている間に検査が終わりますので、検査中の苦痛も軽減されます。通常の内視鏡検査は空気を送気しますが、当院では炭酸ガスを送気しますので、検査後のおなかの張りが少ないのも特徴。高解像度の内視鏡とモニターを導入しているので、発見しづらい病変も見えやすく、大学病院と変わらない検査が行えていると思います。検査時間は観察だけならば胃の内視鏡は5~7分、大腸の内視鏡は15分程度。内視鏡室には大型の空気清浄機を天井に埋め込むなど、感染症対策にも注力しています。

Q胃の内視鏡検査についても教えていただけますか?
A
2

▲消化器の病気や内視鏡検査のエキスパートである別府先生

食道、胃、十二指腸をくまなく観察し、炎症、ポリープ、がんなどを見つける検査です。当院では、腫瘍性の病変を見つけた場合は、通常の光での観察に加え、色素をかけての観察、さらに狭帯域光法という特殊な光での拡大観察技術を用います。その際、がんの疑いがある場合のみ生検を行うため、がんを疑うことがなければ不要な生検をする必要はありません。最近では血液をサラサラにする薬を服用されている人も多いため、生検をすると出血が止まりにくいこともあるんです。当院ではすごく細い5.4mmの口からまたは鼻からでも挿入可能な内視鏡を用意してますので、どちらからのアプローチも可能です。

Qでは、大腸内視鏡検査はどのような検査ですか?
A
3

▲負担の少ない検査に対応している

小腸の一部と大腸全体をくまなく診て、ポリープやがん、痔などを見つけることができる検査です。例えばポリープを見つけた場合、それを摘出すべきかどうかその場で診断することが可能です。当院では、胃と同様に特殊な光を用いた拡大観察を用いて、表面の構造と血管を診て腫瘍か否かの診断をいたします。そして、がんを疑う場合はピットパターン診断を実施。これは、病変に色のついた液体をかけることで表面の模様がわかり、がんである場合はどの程度深いのかの診断までできる検査です。質的診断で、内視鏡治療が可能と判断すれば、その場で治療を行います。覚醒後に治療の詳しい説明と、生活上の注意点などをお話しします。

Q胃がんとピロリ菌は非常に関係性が深いとお聞きしました。
A
4

▲ピロリ菌はさまざまな病気を引き起こす要因になるという

ピロリ菌を持っている人は持っていない人と比べて胃がんになる可能性が高いといわれています。ピロリ菌は慢性胃炎を引き起こし、そこから胃がんの発症につながるということが明らかです。ピロリ菌の感染で特に多いのは家族間。親から子どもへの感染、免疫ができていない5歳頃までに感染することが多いといわれてます。多くは感染から数十年かけて萎縮性胃炎が完成し、胃炎を背景に胃がんが発生するのです。胃がん患者のほとんどはピロリ菌に感染しており、関係はとても深いため、より若い年代でピロリ菌感染の有無を調べて、除菌しておくことが非常に重要なのです。保険診療では、除菌前に内視鏡で萎縮性胃炎や潰瘍の有無の確認が必要です。

Q定期的に検査をすることが大切なのですね。
A
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▲くつろぎの空間で前処置が受けられる

ピロリ菌陽性の方を除菌をすることで、胃がんになるリスクの低減がめざせます。しかし、除菌成功後も胃がんのリスクは一生残りますので、定期的な内視鏡検査を受けていただきたいです。ハイリスクとなるのは、萎縮性胃炎のある方、ピロリ菌陽性の方と一度胃がんになられた方。この方たちは継続的な検査が必須です。大腸に関しては、当院では大腸ポリープを切除した方は見逃しがないよう翌年に再度検査をお勧めしています。大腸は非常に屈曲があり見えづらい部分もたくさんありますし、必ずしも毎回同じように腸の中が見えるわけではありません。翌年何もなければその後は2~3年に1回の検査になります。

ドクターからのメッセージ

別府 孝浩院長

大腸に関しては、ご両親やご兄弟に大腸がんになられた方がいらっしゃる場合は無症状でも遺伝的な背景がありますので、定期的な検査をお勧めします。一方、胃がんに関してはピロリ菌感染が発症と深い関連があります。内視鏡検査が「きつい」「苦しい」と思われていたのは10年くらい前の話で、今は鎮静剤を使ったり細くてやわらかい器具を使ったりすることで、受けやすくなりました。早期に病変を発見することで、その分治療が大がかりにならずに済みますし、胃も大腸も40歳を過ぎたら定期的に検査を受けることをお勧めします。早期発見のためには定期的な内視鏡検査が重要です。ご自身、そしてご家族のためにも、ぜひ一度受けてみてください。

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