長島 由佳 院長の独自取材記事
おひさまクリニック
(浦安市/新浦安駅)
最終更新日:2025/12/29
新浦安の大型ショッピングモール内にある「おひさまクリニック」は、子どもから高齢者まで、家族そろって相談できるクリニックだ。2025年10月に長島由佳先生が院長に就任して新体制となったが、同院の「地域の皆さんに健康と安心を届ける」という理念は変わらない。膠原病やリウマチ、呼吸器疾患をそれぞれ専門とする医師による内科にくわえ泌尿器科にも対応し、各種健康診断や生活習慣病の管理にも注力。また長島院長が専門とする小児科では、内分泌疾患の相談や食物負荷試験にも対応している。東葛飾地域で生まれ育ち、地元への貢献をめざして医師になったという長島院長に話を聞いた。
(取材日2025年12月1日)
子どもから高齢者まで対応する地域のホームドクター
2025年10月に先生が院長になられて、診療内容はこれまでと変わったのでしょうか?

お子さんからご高齢の方まで、幅広い世代の診療を担っている点は以前から変わらず、さまざまな悩みに対応できる体制を整えており、膠原病やリウマチ、呼吸器疾患をそれぞれ専門とする医師による内科にくわえて泌尿器科も診療しています。また私は小児科を診ていますし、小児のアレルギー診療を専門とする前院長の花谷あき先生も週に1日担当しています。各種健康診断や生活習慣病の管理にも力を入れ、年齢を問わず診療を行えるのは当院の強みの一つですね。受診予約も可能ですし、予約のない方にもできる限り対応しています。商業施設内の駐車場を無料でご利用いただけますので、お困りの際はいつでもいらしてください。
幅広い世代がかかれるクリニックなのですね。
各分野の専門的な診療で、幅広い世代をフォローできていると思います。内科で小児を診たり、小児科で大人を診たりするクリニックもありますが、その点、当院では内科医と小児科医がそろっているため、それぞれの専門性を生かして診療できています。同日にご家族そろって受診された場合でも、各世代に最適な診療を提供できる体制が整っていることは、地域の皆さまにとって大きな安心につながるのではないでしょうか。インフルエンザなど家庭内感染が懸念される場面でも、世代を問わず一貫してホームドクターとして対応できる点は当院の強みです。また在宅医療を中心に携わる「ひまわりクリニック」や、居宅介護支援事業所「ひだまり新浦安」とも、グループとして緊密に連携。訪問診療から外来に移行した患者さんを当院が引き継いだり、逆に訪問診療が必要な患者さんを紹介したりと、ご高齢の方の診療にも柔軟に対応しています。
スタッフの方々の対応も明るく、居心地の良い雰囲気を感じました。

当院のスタッフは、とても気配りができる人ばかり。丁寧で優しい対応をしてくれるので、患者さんが嫌な思いをすることは、まずないと思います。転居されて来る方が多い地域ですので、転居のタイミングで抜けてしまった予防接種のスケジュール管理をしてくれることもあります。患者さんとの良い関係性やスムーズな受診環境は、スタッフたちの人柄や活躍によって支えられているのだと感じますね。朝と夕方のミーティングでは、予定の確認や問題点、気づいたことを意見交換するなど、スタッフ全員が一つのチームとして取り組んでいます。
内分泌疾患や食物負荷試験など、幅広い小児科診療
先生の専門分野である小児の内分泌疾患について教えてください。

本当にさまざまな症状や病気があるのですが、身長や思春期に関するご相談が多いです。特に胸のふくらみや生理に関するお悩みは女の子やその家族にとってデリケートな問題ですので、女性医師であれば相談してみようかなと思っていただけたらうれしいです。当院では問診や血液検査などで丁寧に症状を見極めて、より詳しい検査や治療の必要があると判断したら、近隣の医療機関におつなぎします。クリニック内でできることには限りがありますが、病気や治療の必要性について専門的な観点からお伝えすることが可能です。
こちらの小児科では、そのほかにどのような症状を診てもらえるのですか?
お熱・咳・肌荒れ・発疹など、お子さんの症状でお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。小児科を受診される患者さんは、具合が悪くなったときはもちろん、予防接種や健康診断のためにいらっしゃる方も多いのですが、例えばアレルギーなどの慢性疾患では症状が目立たないときの管理も必要です。「今日明日で困っているわけではないけれど、気になることがある」という患者さんやご家族も少なくありません。この少し気になっていたことを気軽に聞ける雰囲気を大切にしたいと考えています。医療機関を受診すること自体がストレスだとは思いますが、少しでも安心して帰ってもらいたいですね。
アレルギー診療についても詳しく教えてください。

私やほかの小児科の医師もアレルギー全般を診られますし、食物負荷試験など、より専門性の高い検査や治療についてはアレルギーを専門とする花谷先生が対応します。緊急時に対応をお願いする近隣の大学病院との連携も強化しています。また、スギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法も取り入れています。原則として5歳以上から行えるため、鼻が詰まって集中力が欠けてしまったり、寝不足で授業に身が入らなかったり、学校生活での不便を抱えているお子さんにも有用な治療です。家族歴も多いアレルギー疾患ですから、きょうだい、お母さん、お父さんと、一緒に治療を検討するご家族もいらっしゃいます。
変化する社会の中で、変わらぬ安心を届けられる場所に
先生はなぜ医師をめざし、小児科を専門に選ばれたのですか?

子どもの頃、近所に小児科も内科も診てくださる先生がいて、私も家族も同級生たちもそちらのクリニックにお世話になっていました。地域の頼れる存在だったんですね。それだけに「もし先生がいなくなってしまったら、誰が病気を治せるんだろう……」という不安も幼心にあり、「そうだ、私も先生のように『お医者さん』になってみんなの病気を治そう」と決意したのが、医師をめざしたきっかけです。そうして医師になり、生まれ育った千葉県の医療に貢献できていることをうれしく思います。小児科を専門分野に選んだのは、母校である慶應義塾大学の小児科の先生の講義が素晴らしかったから。知識の浅い学生の心を捉えるわかりやすい説明は、小児科診療の現場でも大いに見習うべきところがあります。
その経験を、診療の場でどのように生かされていますか?
患者さんやご家族としっかりと向き合い、その立場になって考え、コミュニケーションを取るように心がけています。親御さんは不安でいっぱいでしょうし、まずは病気や治療に対してご理解いただくことが大切です。また多くの場合、小児科の患者さんはいずれ小児科を卒業していきます。スムーズに成人医療に移行するために、子どもの患者さんにも、できるだけご自身の病気や飲んでいる薬について知っていてほしいと思っています。もちろん、患者さんやご家族にわかりやすく説明するためには、私自身が知識を深めなくてはなりません。研鑽を怠らず、新たな情報にも目を向けるようにしています。
お忙しい日々の中、どのようにリフレッシュされていますか?

私の癒やしは一緒に暮らす犬、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルという犬種でとてもかわいいんですよ。仕事を終えて帰宅して、この子が迎えてくれると一日の疲れも吹き飛びます。休日は一緒に散歩をしたり、家族旅行を楽しんでいるのですが、那須方面にはペットフレンドリーな施設が多くワンちゃんとの旅行には最適です。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
私が院長となり体制は変わりましたが、当院の「地域の皆さんに健康と安心を届ける」という理念は変わりません。ショッピングモール内にある通いやすいクリニックとして、これからも医療の窓口の役割を担っていきたいです。近年では情勢が日々変化し、真偽の不明な医療情報もあふれていて、患者さんやご家族が迷ってしまうことも多いでしょう。そんなときに誰もが「ちょっと聞いてみよう」というスタンスで受診できる、親しみやすいクリニックであり続けたいと思っています。お困り事などがあれば、気軽にご相談ください。

