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豊富な専門知識で不安を解消へ
患者の聴力を支える補聴器の外来

やすい耳鼻咽喉科

(泉佐野市/羽倉崎駅)

最終更新日:2021/11/02

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  • 保険診療

高齢化が進み、加齢によって出現するさまざまな症状に悩む人が増えてきた日本。骨粗しょう症やフレイルなどが多くいわれるが、難聴によって生活の張りをなくしている人も少なくないだろう。しかし老眼になれば眼鏡をかけるにもかかわらず、聞こえにくくなっても補聴器を使用する人はそう多くないといわれる。そのような現状を踏まえ、「やすい耳鼻咽喉科」の安井俊道院長は「補聴器を眼鏡のように気軽に使っていただきたいです。病院で補聴器についての検査や診療ができることを耳鼻咽喉科医が伝えきれていないことが大きな問題だと考えています」と話す。そこで、補聴器相談を得意とする安井院長に同院の補聴器の外来について、また補聴器使用までの道のりについて、詳しく教えてもらった。

(取材日2021年10月6日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q日本の補聴器に関する現状をどのようにお考えですか?
A

日本では補聴器の普及があまり進んでおらず、残念だと感じています。欧米はコミュニケーションを重視する文化であり、年齢を重ね耳が聞こえにくくなると「当たり前のこと」として補聴器を利用する方が多いです。しかし、日本では「年を取ったようで嫌だ」とつけたがらない方のほうが多い。もちろん文化の違いもあるでしょうが、それよりも、補聴器の正しい選び方や使い方が浸透していないのが問題ではないかなと思います。日本では医師の診察を受けずに購入する方も多く、調整や検査が不十分な場合もあります。補聴器には、使えるようになるまで乗り越えるべきポイントがあります。ぜひ、皆さんに補聴器の外来の存在を知ってもらいたいです。

Q補聴器本体や検査に関する費用は高額なのでしょうか?
A

検査や診察は保険診療です。まずは一般診療として改善できる耳の病気がないか確認します。その後、聴力検査や言葉の聞き取り検査を行い、補聴器が必要か検討し、お試し期間を十分に取ります。補聴器本体の価格は機能によってさまざまです。病院の補聴器の外来は補聴器の販売が目的ではありませんので、負担の軽いものからお試しいただきますし、さまざまなメーカーのものを試すことができますので、相談しながら選んでいきましょう。補聴器を購入する場合は、一定の条件を満たせば医療費控除の対象になります。そこらへんも含めご説明しますので、まずは補聴器の外来にご相談いただければと思います。

Qこちらの補聴器の外来の特徴を教えてください。
A

当院はクリニックでは珍しく、大きな総合病院レベルの補聴器適合検査室があります。充実した施設に加えて私も、補聴器相談・補聴器適合判定を得意としています。装用開始前の適切な検査、装用時の指導、お試し期間中のきめ細かい調整を行った上で、しっかりとお試し期間を設けて、普通に買っただけではなかなかなじみにくい補聴器を「しっかり聞こえる便利な道具」として使っていただけるように導いていきます。自分に合った補聴器は、外部からの情報を取り入れるのに役立ち、「高齢者のように見える」どころか「若々しく行動的でいる」ために役立つものと言えるでしょう。明るく楽しい毎日のためにも、補聴器を有効活用してもらいたいですね。

検診・治療START!ステップで紹介します

1耳の診察

まずは、聞こえにくい原因を調べるため検査を行う。内視鏡やCTを利用して、治療の必要な病気が潜んでいないか隅々までチェックする。同院では「見える診療」を大切にしているため、モニター越しに自分の耳の状態を確認しながらの診察となる。問題がなければ聴力検査を行い、補聴器が必要かどうか判断する。

2言葉の聞き取り検査

聴力検査の次に、言葉の聞き取り検査を行う。検査は補聴器適合検査の基準を満たす聴力検査室で行われる。音として聞こえていても、言葉として認識できるレベルに聞こえていなければ、日常生活に不自由が多くなってしまうのだそう。正確な補聴器のフィッティングのためにも、聞こえづらい音は積極的に伝えよう。

3初回の補聴器装用

どのような補聴器が適しているか、好みや聞こえの程度に合わせて相談しながら補聴器の装着を試していく。補聴器を装着すると、これまで聞こえにくかった音が急に耳に入ってくるため、しばらくは「うるさい」と感じる場合も多い。初回の装着時には、聞こえに関することや、今後の注意点、しばらく感じる「うるささ」への対処方法などを丁寧に説明しているそうだ。

43ヵ月間のフィッティング期間

気に入った補聴器が決まったら、2〜3ヵ月の長期間、貸し出し試用期間が設けられる。日常生活で実際に使用しながら補聴器の調整を専門とするスタッフが調整を繰り返し、日常生活に違和感がないレベルにしていくとのこと。困ったことや希望は、なんでも気軽に相談しよう。

5メンテナンスのための定期的な通院

試用期間が終わり、納得いくものが見つかったら補聴器業者から購入する。条件によっては医療費控除の対象となるため、忘れずに手続きしよう。その後は3ヵ月から半年に1度通院し、定期的にメンテナンスを受ければ、補聴器を気持ち良く使用していくことができるだろう。

ドクターからのメッセージ

安井 俊道院長

日本では補聴器は「高齢者が使うもの」だと思われがちですが、私は補聴器を「老けてしまわないために使うもの」だと考えています。聞こえない状態が続くと、人と話すことが面倒になり、考えが自分の内側に向かう傾向にあります。笑うことも減り、外出することさえおっくうになるかもしれません。聞こえない生活は、刺激がない生活をつくり出してしまうのです。補聴器は慣れるまで不安なこともあるかもしれません。しかし、きちんと調整して使用すれば、生活の質を上げ、毎日に彩りを取り戻してくれることも望めます。聞こえにくいなと思ったら、ぜひ一度補聴器の外来を受診し、補聴器導入へ向けて動き出していただけたらと思います。

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