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安井 俊道 院長の独自取材記事

やすい耳鼻咽喉科

(泉佐野市/羽倉崎駅)

最終更新日:2021/10/26

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子どもたちの笑い声あふれる幼稚園の向かいにある「やすい耳鼻咽喉科」は、子どもから大人まで幅広い年齢層の患者が集まるクリニックだ。院長を務めているのは「ちゅー先生」こと安井俊道先生。小児耳鼻科から頭頸部がん、補聴器やアレルギー性鼻炎、睡眠時無呼吸症候群など豊富な診療経験を持つドクターだ。教師や僧侶としてこの地に深く関わってきた一家のもとに生まれ、小さな頃からなじみ深いこの地で開業した安井院長にとって、地域の人々は「愛すべき存在」以外の何物でもないと言う。そんな地域の人々を医療面から守っていくため、同院が掲げるモットーは「見える診療、伝える診療」。充実した設備と優しさにあふれた空間が広がる院内で、安井院長の診療へのこだわりや患者への思いについて話を聞かせてもらった。

(取材日2021年9月30日)

「見える診療、伝える診療」にこだわる

明るくて優しい雰囲気のクリニックですね。

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ありがとうございます。小さなお子さんからご高齢の方まで、幅広い年代の方に気楽に来ていただけるような空間にしたいなと、病院ならではの緊張感を感じさせない空間づくりを心がけました。ただ、私がこだわったのは待合室の広さと動線のみ。あとは中学からの同級生にお願いして作ってもらったので、クリニックができていく様子を見ながら、実は私自身もワクワクしたんですよ(笑)。院内はバリアフリーになっていますし、トイレも広く作ってありますので、車いすやベビーカーでの移動も楽にできるようになっています。細かな部分もユニバーサルデザインになっていますので、これまで病院に行くのが大変だった人にとっても、安らげるような空間になっているのではないかなと思います。

CTをはじめ、設備にもこだわりが感じられますね。

CTの導入を決めたのは、この近辺に気軽にCTを撮影できる施設が不足しているからなんです。診断を正確に行うためにCTが必要だと思っても、いざ撮影するとなると遠くの病院まで行く必要がある。それでは、時間的にも費用的にも負担が大きくなってしまいます。私が患者さんの立場なら、できればそんな面倒なことはしたくありません。患者さんのために役立つのであればと当院への導入を決めました。他にもファイバースコープや大学病院並みの静粛性の聴力検査室、乳幼児にも使用可能な耳音響反射検査、めまい検査のためのフレンツェル眼鏡も導入しています。これらはすべて、当院の診察のこだわりを実現するための設備です。

診察のこだわりとは?

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「見える診療、伝える診療」です。当院では今の患者さんの状態や検査結果を、モニターで直接お見せして説明しています。耳の中、鼻の中、喉の奥を患者さんがご自分で見ることは難しいですし、診察や治療で何をされるかわからない、何のためにするのかわからない治療は誰だって嫌だし怖い。それは大人でも子どもでも変わらないと思います。だからこそ、まずは患者さんご自身に、ご自分の目で確認していただきたいのです。「赤くなっているな」「腫れているんだな」とわかれば、治療する目的がわかりますし、「先週より良くなっているけど、ちゃんと治るまでにはもう少しかかりそうだな」と思ってもらえれば、治療を続けるモチベーションにもなると思うんです。また「ひとりひとりに向き合い、寄り添う」ということも理念としてスタッフのみんなで大事にしていることなので、これもこだわりの一つですね。

小児耳鼻科から頭頸部がん、補聴器など広く経験を積む

そのように考えるようになったきっかけはありますか?

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私自身がアレルギー性鼻炎に悩まされ、小さい頃から耳鼻科通いをしていたこともありますし、これまで多くの患者さんに接してきた中で、「自分の病状についてはっきりとわからず、不安な気持ちのまま治療を受けている人がたくさんいるんだな」と感じたことが大きいかと思います。自分が治療を受ける側だったら、いろいろ知りたくても上手に質問するのは難しいかもしれない。だったら医師である私から、患者さんに全部お見せして伝えていこう。信頼関係を築いて、何でも話せるような関係をつくっていこうと考えるようになりました。

開院まではどのような経験を積まれたのでしょう。

大学病院での研修を終了してからは、八尾市立病院で手術を中心にたくさんの症例を経験し、いろいろな治療技術を習得しました。大学院へ進学して研究に明け暮れ、博士号を取得した後大阪大学医学部付属病院で助教として勤務しました。大阪母子医療センターの耳鼻咽喉科に勤務していた時には、たくさんの子どもたちの診療を行ってきました。また、大阪府立成人病センター(現・大阪国際がんセンター)では頭頸部がんの診療に携わってきました。どちらも大阪の最後の砦といってもいいような大きな病院ですので、毎日たくさんの患者さんが来院されますし、病状が重くてどうすることもできない状況と向き合うこともありました。その経験を通して、患者さんの気持ちに寄り添うとはどういうことか、また患者さんだけでなくご家族の気持ちにどう寄り添うのかを、より深く考えるようになったと思います。

補聴器に関しても経験を積んできたそうですね。

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開院する直前まで勤めていた大手前病院では、いくつもの外来を担当しましたが、中でも補聴器・耳鳴り専門の外来には特に注力していました。日本では補聴器を耳鼻科での診察や検査をせずに購入される方が多く、うまく調整できずに「耳が聞こえなくても生きていける」と諦めている人が非常に多い印象です。しかし、耳が聞こえないと外からの刺激が少なくなるため、認知症のリスクも上がりますし、コミュニケーションをとるのもおっくうになります。今の補聴器は小さいから目立ちにくいですし、自分に合ったものを選び、聞こえるように調整していくことが可能です。まずは耳鼻咽喉科を受診し、聞こえない原因をしっかり確認してから、お一人お一人の用途に合わせて、補聴器を選んでいただきたいと思います。聞こえの良い生活で毎日がより充実した楽しいものになってほしいと願っています。ぜひご相談ください。

「ひとりひとりに向き合い、寄り添う」

その他に、注力している診療はありますか?

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スギやダニのアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法です。これは、アレルギーのお薬を常備薬にしているお子さんには特にお勧めしたいものですね。また、睡眠時無呼吸症候群に関する治療も私のライフワークです。特にお子さんの睡眠時無呼吸症候群は成長や学習の妨げにもなっていきますので、お子さんのいびきが気になるようであればご相談ください。耳や鼻、喉の症状が長く続くことは、大人はもちろん、お子さんにとってもいいことはありませんよね。当院はお子さんに対しても嘘をつかず、きちんと説明をして1人の人間として向き合いながら診療を進めていきます。耳鼻科が苦手なお子さんもぜひ連れてきていただけたらと思います。

ところで、先生の名札には「ちゅー先生」と書かれているんですね。

これは私の名前とは関係なく、あだ名なんです。病院のイメージキャラクターを考えていた時に、妻が「あだ名が『ちゅーちゃん』だからネズミにしたらいいじゃない」と言ってくれたのです。「ちゅーちゃん」は八尾市立病院でのあだ名で、残業をしていたある夜中、おなかがすいて冷蔵庫をガサゴソと探していたら「ネズミ男みたい」とベテラン看護師さんに言われまして(笑)。「ネズミ男」じゃあんまりだから「ちゅー」に変化しました。当院には、いつもどこかに「ネズミのぬいぐるみのちゅーちゃん」が隠れています。時々場所が変わるので、いつも同じ場所にはいません。来院した際には「どこにいるかな」と、注意深く探してみてくださいね。お母さん方にはお子さんに「ちゅー先生のところに行くよ」と言ってほしいものです。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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私はここを地元として生まれ育ちました。教師として住職としてこの町と暮らしてきた両親や祖父母に続き、自分自身もまたここで生活していることをとてもうれしく思っています。この町に対する愛情、この地域の皆さまへの感謝の思いは誰にも負けないほど大きなものです。だからこそ、これまでに自分自身が受け継いできたものを、この地に返していきたいと心から思っています。耳、鼻、喉の健康に関することはもちろん、いびきやめまい、嚥下に関すること、補聴器に関することなど、なんでもお気軽にご相談ください。どんな症状であっても、お一人お一人に向き合い、改善に向けて誠心誠意診療を行っていきます。

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