全国のドクター8,924人の想いを取材
クリニック・病院 160,830件の情報を掲載(2021年6月21日現在)

  1. TOP
  2. 埼玉県
  3. ふじみ野市
  4. 上福岡駅
  5. 叶澤メディカルクリニック
  6. 生活習慣病の予防・治療に欠かせない血圧のコントロールについて

生活習慣病の予防・治療に欠かせない
血圧のコントロールについて

叶澤メディカルクリニック

(ふじみ野市/上福岡駅)

最終更新日:2021/04/14

Top Top
  • 保険診療

健康寿命の延伸、生活習慣病の予防・治療には血圧の管理が欠かせない。しかし、高血圧の診療・研究・教育に長年携わってきた「叶澤メディカルクリニック」の叶澤孝一院長は、「現在、日本の高血圧患者4300万人のうち、約4分の3は血圧をコントロールできていない状態です」と話す。自覚症状が少ないうちは「まだ大丈夫だろう」と思いがちで、治療に消極的な人が多い高血圧治療の難しさが、この数字に表れていると言ってもいいだろう。そこで今回は、血圧管理の重要性や生活習慣病との関係など、叶澤院長に話を聞いた。(取材日2021年3月29日)

血圧コントロールは将来の重病を予防することにもつながる

Q高血圧がご専門ですが、こちらの診療の特徴を教えてください。
A
1

▲正確な数値を測るための工夫とパンフレットを用いた丁寧な説明

高血圧の診療には精度の高い血圧の測定と検査が欠かせません。しかし、血圧は測定するタイミングや場所、患者さんの心理状態により数値が変動するため、正確な数値を測るのは難しいのです。そこで当院では、診療室の外に血圧測定室を設け、複数回測定頂いています。海外の最近の研究では、患者さんが1人静かな環境下で自動血圧計により複数回測定する方法がとられており、当院ではそれに倣いました。さらに、適切な家庭での血圧測定を指導することもとても重要で、家庭血圧と併せて高血圧の適格な診断をいたします。また、血液検査の結果を迅速に算出する機器を導入し、正確な診断と治療に努めています。

Q生活習慣病の基本は血圧のコントロールということでしょうか?
A
2

▲些細なことから専門的な相談まで個別に指導を受けることができる

高血圧は脳卒中や心臓病、腎臓病などを発症するリスクとなります。血管病の大元と言っていいでしょう。一例を挙げると、現在の日本では、重度の腎不全で透析になる方の原因の42%が糖尿病性腎臓病ですが、ある程度進行すると、その悪化に血糖コントロールより血圧のコントロールのほうが重要になるほどです。高血圧は最も有病率の高い生活習慣病で、さまざまな脳心血管病や慢性腎臓病の入り口になっています。ひとたび脳心血管病を発症したり、腎不全になれば医療費がかかるのはもちろん、患者さんご自身や患者さんのご家族への負担も大きくなりますので、回避するには血圧のコントロールは避けて通れません。

Q腎臓の病気は生活習慣病とのつながりがあるのでしょうか?
A
3

▲複数のトイレを完備

現在は、慢性腎臓病も生活習慣病の一つと言われるようになり、多くの健康診断でも尿検査に加え、腎機能が追加されるようになりました。先ほどもお伝えしましたように、腎臓病は高血圧や糖尿病などとも深い関係がありますので、特にいずれかの生活習慣病を患っている人は、腎臓にも気をつけていただけたらと思います。また、健診で尿異常や腎機能低下を指摘された人は、一度腎臓専門医の受診をお勧めいたします。長生きできる時代ですから、なんとか腎臓の機能を守れるように力を尽くすことも、生活習慣病の治療に携わる医師の役割だと思っています。

Q腎臓の病気について教えてください。
A
4

▲院内掲示等から身近な医療の知識を得ることができる

腎臓はこぶし大程度の小さな臓器ですが、心臓から出る5分の1もの血液が流れ、1分間に約100mlもの血液をろ過していますので、血管の病気や血液に異常な物質が増える病気では、腎臓は影響を受けやすいのです。また、全身の血管の状態のバロメーターにもなります。一言で腎臓病と言っても原因疾患は多岐にわたりますが、腎機能の悪化には共通のメカニズムがあり、血圧の適切なコントロールは重要といえます。慢性腎炎、慢性腎不全など、腎臓病は自覚症状がほとんど出ないため、軽く見ている方が実に多いですが、10年、20年先を見据えて気になったら腎臓専門家を受診してください。将来の可能性を知ることで健康長寿につながるでしょう。

Q患者さんに気をつけてほしいことはありますか?
A
5

▲日々の予防意識が大切な生活習慣病。気になったら気軽に受診を

生活習慣病では、発症や進行を予防する意識が大切です。特に若い方や、病気の診断を受けていない方にも健康への意識を高めてもらえたらと思います。血圧は、120/80mmHgを超えて高くなるほど脳心血管病や慢性腎臓病などのリスク、死亡リスクが高くなりますし、糖尿病は、診断された時点で膵臓の機能は約50%、慢性腎臓病は、診断された時点で腎臓の機能が約60%にまで落ちていることもあります。また、すでに治療中の方については、病気に対する正しい理解と評価、そして基本となる生活習慣の重要性をお伝えしたいと考えています。どんなに優れた薬も、食事や運動といった適切な生活習慣の上に、効果を最大限に発揮できるからです。

ドクターからのメッセージ

叶澤 孝一院長

生活習慣病の治療の第一歩は、正しい評価をし、そして患者さんご自身が病気についてしっかり理解することです。病気について知り、食事や運動など日常生活も整えた上で、治療を進めるのがベストです。当院では、高血圧や腎臓病、消化器病を専門とする医師が患者さん一人ひとりの検査結果などを鑑みて、適切な治療法をご提案させていただきます。

Access