健康診断は受けてからが重要
過去データとの比較で病気を防ごう
上星川ファミリークリニック
(横浜市保土ケ谷区/上星川駅)
最終更新日:2021/11/05


- 自由診療
身近な健康チェックともいえる「健康診断」だが、受けるだけで結果を放置している人も多いのではないだろうか。「上星川ファミリークリニック」の伊藤秀之院長は「健康診断で大切なのは、診断結果を読み解くこと」と話す。特に過去のデータと照らし合わせることが重要で、同じ数値でも読み取れる意味合いが変わってくるのだという。それが生活習慣病の早期発見につながることもある。「生活習慣病は自覚症状のない病気。進行すると取り返しのつかない症状を引き起こしかねません」と話す伊藤院長に、健康診断の重要性や、受診のハードルを下げるための工夫についても話を聞いた。
(取材日2021年3月11日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q健康診断はなぜ必要なのでしょうか?
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A
内科の病気には自覚症状のないものも多く、慢性疾患では気づかぬうちに症状が進行しているケースもあります。近年では生活習慣病の問題が深刻で、国を挙げて予防に取り組んでいます。高脂血症・高血圧・糖尿病を放置すると、血管や臓器に取り返しのつかない損傷を与え、命に関わりかねません。健康診断は症状のあるなしに関わらず、定期的にご自身の健康状態をチェックするために受けるものです。初期症状を見逃さないためにも、健康的な生活を送る上で欠かせないものなのです。
- Q過去の健康診断の結果を持っていってもよいのですか?
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A
はい、こちらからお願いしたいくらいです。他院で受けられたものでも構いませんので、ぜひお持ちください。健康診断の目的は「受診」ではありません。診断結果をどう読み解くかが大切で、過去のデータと見比べて数値の変動を診ることが不可欠です。過去データとの比較により、今回のデータが一層意義のあるものになります。
- Qこちらのクリニックの健康診断について教えてください。
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A
受診のハードルを下げるために、費用を抑えた料金設定をしています。ご希望があれば、超音波検査を組み合わせることも可能です。検査結果はお待たせせず、翌診療日にお渡しできます。特にお急ぎの方、当日に検査結果がほしい方には、院内の検査機器を用いての対応も可能です。患者さんの幅広いニーズにお応えできるよう、柔軟に対応しています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1電話で予約
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電話での事前予約が基本だが、当日でも空きがあれば対応可能。中性脂肪値は前々日までの食事の影響を受けるため、検査前の数日間はできるだけ暴飲暴食を控えよう。
- 2検査当日
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空腹時血糖を測る場合は、時間帯に合わせて朝食や昼食を抜いて来院。水分の摂取に制限はない。心電図を受けるには上下セパレートの服装が適しているが、院内のガウンに着替えることもできる。
- 3検査結果
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検査結果は、郵送かもしくは後日来院して医師から報告を受けるか選ぶことができる。郵送の場合は翌日発送、翌診療日の15時以降に結果が用意されている。引っ越し先など遠方への郵送も可能だ。
- 4検査結果と過去のデータをもとに医師が診断
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来院して報告を受ける場合は、以前の健康診断の結果も持参するのが望ましい。健康診断は過去データとの比較が重要。初期症状を見逃さないためにも、データは毎回保存しておこう。
- 5必要があれば精密検査にも対応
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肝臓のウイルス検査や生活習慣病の食事指導など、内科疾患に関する検査や診療は同院で受けることが可能。尿検査の異常値があった際も、精密検査に対応している。大規模病院や専門病院とのネットワークも幅広く、症状に応じて紹介も行っているという。