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安冨 義親 院長の独自取材記事

本郷安富クリニック

(常滑市/榎戸駅)

最終更新日:2021/10/12

安冨義親院長 本郷安富クリニック main

2020年10月に開業した「本郷安富クリニック」は、内科部門と美容部門を構える。内科全般の経験を積んだ安冨義親院長が内科部門を担当し、形成外科や美容皮膚科を専門とする院長の父で理事長である安冨義哲先生が美容部門を担当。クリニック開業後、院長の妻が本院の安富医院を引き継ぎ、長く診てきた患者の診療を継続、多くの患者の診療に応じている。内科部門は急な体調不良だけでなく、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、喘息、喫煙習慣や睡眠時無呼吸症候群といった相談に応じるなど、守備範囲の広さが特徴。「体調面に関する相談に満遍なく応えられる、身近な医療を提供していきたい」と語る院長。プライベートでは2児の父として子育てにも奮闘する安冨院長に、開業のきっかけや診療の心がけなどを聞いた。

(取材日2020年11月19日)

健康に関する相談窓口となり、適した医療へつなげる

クリニックの特徴と対応する診療について教えてください。

安冨義親院長 本郷安富クリニック1

当院は体の内面と外面、内科から外科までを広く深く診れることが特徴のクリニックです。診療科目も幅広く、内科部門は私が担当し、身近な疾患、健康面に関するお悩み全般に対して対応できる体制を整えています。外科疾患、整形外科、皮膚科、美容皮膚科、形成外科は父である副院長が対応しています。骨をみるレントゲンや肺年齢を測定するスパイロメーターを備えるほか、おなかや心臓を見ることができるエコーを設置しました。一部の血液検査は当日に説明できます。けがから生活習慣病・急病までさまざまな疾患に対して対応できるように設備を充実させています。美容部門については、しみやしわ、ほくろなどに応じるほか、脱毛などにも対応しています。美容系の治療となると、自費となるのを思い浮かべるかもしれませんが、大きなほくろの切除術やニキビの治療など、対応可能な診療については保険適応で応じています。

どんな時に来院を検討すればいいでしょうか?

例えば長引く咳・痰は喘息やタバコによる慢性閉塞性肺疾患の症状の場合があります。名前で身構えてしまうかもしれませんが、早めに治療することで症状の改善が望めます。未治療のまま放置すると生活の制限につながってしまうかもしれません。糖尿病やコレステロールの異常などの生活習慣病にも力を入れています。生活習慣病は自覚症状が出にくいため、検診で異常を指摘された方は必ず相談していただきたいです。こちらも早期に治療することで合併症を予防することができます。糖尿病に関しては飲み薬での治療だけでなく注射での治療も当院でできます。いろいろなことに力を入れていますが、ちょっと調子が悪いかも、と思ったら気軽に来てください。お話だけでも大丈夫ですよ。

今はどのような方が来院されるのですか?

安冨義親院長 本郷安富クリニック2

美容部門は当院の前身である安富医院の時から受診されている患者さんが大半です。対して内科は新規の患者さんが多い印象で、開業した10月はちょうど喘息の症状が出やすくなる時期だったのもあり、喘息や咳症状の相談がありました。あとは糖尿病や高血圧といった生活習慣病の相談も多いです。また当院では、子どもだけでなく、大人向けのワクチンも取りそろえているので、予防接種での受診もあります。ワクチンの接種は特に力を入れている分野になりますので、ぜひ相談してくださいね。

ワクチンに力を入れているのですね。

私は予防が最大の治療だと考えています。昔はワクチンというと子どもが主にするイメージがあったかと思いますが、今は大人向けのワクチンもかなり増えました。インフルエンザのような病気はもちろん、帯状疱疹や、肺炎のワクチンも用意しています。帯状疱疹は発症すると神経の痛みなどの治療が難しい後遺症が残る時もあり、ワクチンによる予防が大事です。また肺炎球菌のワクチンも種類があり、患者さんによっては別の種類が良い時もありますのでぜひ相談してください。当院では患者さんの年齢、持病、今までかかった病気などを聞き、その方に必要なワクチンをアドバイスもさせていただいています。ワクチンは自費のものもありますが、自分だけでなく家族を守るため、病気の予防へ役立てるため、ぜひ相談してください。

相手とじっくり向き合い、悩みに耳を傾けるのが信条

内科全般の診療に応じるのは、なかなか大変そうにも感じます。

安冨義親院長 本郷安富クリニック3

常滑市でどんな医療をやっていきたいかを考えた際、頭に浮かんだのが「総合的に診る」ということでした。例えば、喘息を患っている人が、糖尿病や高血圧の治療もあるとなると、疾患ごとに異なる医療機関を受診するとなると大変ですよね。一つの場所で医療が完結したら患者さんにとって便利でしょうし、何より開業医は一人ひとりの患者さんとのお付き合いが長くなります。だからこそ総合的な医療(プライマリケア)を提供していきたいと考えました。専門的な検査や治療が必要とわかったら、地域の専門クリニックや常滑市民病院や半田市立半田病院、西知多総合病院などへご紹介しています。ここで何でも解決できるわけではないですが、まずは体調などに関する相談窓口となり、適切な医療へつなげる橋渡し役を担っていけたらと思います。

診療時、患者さんと接する上でどのようなことを心がけていますか?

まずは話を聞くことが第一ですね。患者さんが何に困ったり悩んだりしているのかをきちんと受け止める姿勢が、内科の診察では特に欠かせないですから。もともと内科の道に進んだのも、患者さんの悩みに耳を傾けながら、どの病気に当てはまるのかを探っていくプロセスに惹かれたのがきっかけの一つなんです。時間に限りはあるものの、できる限りじっくりお話が聞けるようにと心がけていますね。困っていることは何かを聞きだしつつ、困り事が複数ある場合にはどれから解決していくかを考えながら、治療計画を組み立てています。また、喘息や生活習慣病など、慢性疾患の治療は継続が肝心。どうして治療を継続していかないといけないのか、治療の必要性も十分にお話しするようにしています。患者さんとの会話や診察に集中しているのもあって、検査はもっぱらスタッフさんにお願いしていますね。

スタッフさんが診療をサポートされているのですね。

安冨義親院長 本郷安富クリニック4

スタッフの大多数は、安富医院で長年働いてきた方なんです。当院開業に伴って、安富医院は診療時間を短縮するなど体制を縮小したため、代わってこちらに来ていただくこととしました。私から特に何かをお願いしているわけではないのですが、皆さん明るく経験豊富で、状況に応じて臨機応変に対応してくださっていて、頼りになります。

めざすのは、“保健室”のようなクリニック

診療に際して、美容部門と連携するケースもあるのでしょうか?

安冨義親院長 本郷安富クリニック5

頻繁にというわけではありませんが、例えば診療時に皮膚トラブルの所見があった場合などには、理事長に診察をお願いすることもありますよ。アレルギー持ちなど、内科疾患から皮膚トラブルが起こるものもありますからね。父は皮膚科はもちろん外科系の診療経験も豊富なので、ケガの治療なども相談しています。

このクリニックをどんな場所にしていきたいとお考えですか?

「病院にかかる」というより、学校の保健室のように、ちょっと体調に不安を感じたらまずは足を運んでみようかなと思ってもらえる場所にしていきたいです。医療に対するハードルを下げていけば、不安を解消する一歩を気軽に踏み出せるでしょうから。健康診断の結果も見過ごさず、要再検査となったり気になる所見があったりすればまずはご相談いただけると早めに介入でき、比較的負担の少ない治療で改善が見込める可能性もあります。診察を経て、その先のお付き合いがどうなるかは患者さんによってそれぞれですが、長く付き合っていけるところと思ってもらえたらうれしいです。

読者へのメッセージをお願いします。

安冨義親院長 本郷安富クリニック6

私自身、一つの分野を突き詰めていくより、“広く深く”学ぶのが性に合っていて、だから内科でもいろいろな現場で経験を積めることに面白さを感じてきました。地域に根差した医療を提供していく上でも、“広く深く”捉える姿勢は重要だと思います。加えて当院では内科だけでなく、皮膚科や外科の領域にも対応できる体制です。私と理事長も、それぞれがこれまでに培ってきた技術や経験を生かせる場を新たに持てたことにうれしさを感じています。体の内側に関することだけでなく、見た目や美しさといった部分に対してもアプローチできるのは当院の強み。体も気持ちも生き生きとして生活できるよう、地域の皆さんのお役に立っていきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

医療脱毛/6600円~、しみの除去/5500円~、しわのケア/1万6500円~、インフルエンザ予防接種/4400円、肺炎球菌予防接種/7700円~、帯状疱疹予防接種/7700円~

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