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水野 裕文 院長の独自取材記事

ちあきあじさい歯科

(一宮市/石仏駅)

最終更新日:2021/10/12

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一宮市千秋町にある「ちあきあじさい歯科」。名鉄犬山線の石仏駅東口を出て、畑が点在するのどかな道を10分ほど歩くと、アジサイの花をあしらった看板が見えてくる。予防歯科を軸に一般歯科、小児歯科、インプラント治療、歯周病治療などを行う、2020年12月に開業したばかりのクリニックだ。クリニック名に込められた意味は、家族の健康。「アジサイの花は土壌によって色が変わります。それぞれの家族の土壌に合わせたテーラーメイドの予防歯科プログラムを提案するのがコンセプトです」と水野裕文院長が話してくれた。時折、冗談も交えながら、どうしたら虫歯や歯周病を防げるのかを論理的に説明する水野院長に、さまざまな話を聞いた。

(取材日2021年1月14日)

こだわりの設備を導入し、衛生管理を徹底した歯科医院

昨年12月、新型コロナウイルス感染症流行のさなかでの開業となりましたね。

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もともと衛生管理には注力したいと思っていましたが、コロナ禍がきっかけで当初の予算よりも衛生設備の額が増えました。滅菌器は、基準の厳しいヨーロッパ製にこだわり、ドイツ製のシステムでそろえています。滅菌は患者さんを守ることももちろんですが、スタッフを守ることにもつながるということを、あるセミナーに参加して再認識しましたね。使用済み機器を薬液に漬けて洗う場合、飛び散った飛沫は大きな感染源になります。当院のシステムは、飛沫が飛ばないよう密閉機器の中で薬液洗浄後、高温、高圧で滅菌するものです。コロナ禍でエアロゾルがフィーチャーされるようになりましたが、滅菌器だけでなく、口腔外バキュームなどもコロナ禍で流通がストップする以前に仕入れることができました。クリーンな環境で、患者さんにも安心して治療を受けていただけると自信を持っています。

院内設備へのこだわりは他にもありますか?

グローブや紙コップなど使い捨てできるものは、すべて使い捨て製品を使用しています。南北にある窓を開ければ、風通しも良いので、換気も定期的に行っています。当院は、予防歯科に力を入れており、小さいお子さんから高齢者まで家族ぐるみで通っていただきたいと考えていますので、どんな年代の方にも優しい設計を心がけました。バリアフリー設計はもちろん、キッズスペースやおむつ交換台の設置、親子で入ることができる多機能診療室など、さまざまな工夫をしています。

予防歯科に力を入れているのですね。待合室でも予防に関する動画が流れていました。

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待合室のモニターでは、歯科の論文に基づいた新しい情報やどうして予防が必要なのかを、わかりやすく解説した動画を流しています。難しい話ではなく、例えば「お子さんのおやつはお菓子よりチーズがお勧め」など。その医学的根拠も含めて理解し、すぐに実践できるような内容になっているので、患者さんは意外とじっくり見ていらっしゃいますよ。この動画は、私がエビデンスに基づいてつくったもので、40本のストックがありますから、見飽きることはないと思っています(笑)。論文を基にした知識や最新の情報を、ぜひ患者さんに知ってもらいたいですね。

独自の予防歯科プログラムで、長く歯を残せるように

先生の予防歯科に対する考えをお聞かせください。

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年を重ねれば歯はすべてなくなり、総入れ歯になるというイメージを持っている方も多いと思います。では、仮に虫歯や歯周病にならず、歯が擦り切れるまで使い切るとしたら、歯は何年持つと思いますか? 私が論文を基に行った計算では、歯は200年持つと考えられます。実際、遺跡などの頭蓋骨には歯も残っていますので、本来、歯は残るものなのです。では、どうして高齢者の歯が少ないのかというと、原因のほとんどは虫歯、歯周病にあります。虫歯も歯周病も口内の常在菌による感染症ですが、日々食べ物を口にしていれば、感染のリスクはなくなりません。それならば「常在菌が過剰に繁殖しないよう、コントロールをしよう」というのが、当院の基本的な考え方です。「腸活」という言葉が浸透してきていますが、お口もそれと同じと思っていただくとわかりやすいでしょう。菌をゼロにするのではなく、ご自身が持つ菌と上手に付き合っていくというイメージです。

具体的にはどんな取り組みをされているのですか?

予防歯科プログラムというかたちで、まずは患者さんに菌との付き合い方を理解していただきます。そして、一人ひとりの体質や傾向に合わせたオーダーメイドのプログラムによって虫歯リスクを減らせるように導いていきます。では、正しい知識を持って、常在菌と上手にお付き合いができている人は実際、どうなのか。歯科医院に定期的に通って、虫歯や歯周病をきちんとコントロールしている人を30年間観察したところ、新たな虫歯の発症や歯周病の進行がなかったという論文もあります。もちろん、これは自宅での歯磨きができていることが前提ですので、当院でも、独自の歯磨きの仕方をご提案します。定期的なメンテナンスを受け、歯磨きを習慣化して、自らの健康と向き合えば、本来、歯は長持ちするもののはず。そこで、健康や患者さんの体質、生活習慣まで踏み込んだアプローチをするというのが、当院の予防歯科プログラムです。

生活習慣に踏み込んだ予防となると、患者さんの理解を得にくいのでは?

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確かにすぐには理解しづらいようですが、コロナ禍で目に見えないウイルスとの付き合い方が周知されたことで、口の中の菌の存在も認識しやすくなったと思っています。これまでの歯科診療というと、悪くなった部分だけを治療する対症療法が中心でした。患者さんのほうも悪いところを治したら通院は終わりと思っている方も多いと思います。歯科の研究は進んでいますし、日々、新しい論文も出ています。治療する側は当然ですが、治療を受ける側も、従来の考え方のままでいるのではなく、知識を更新していく必要があります。唾液の質やお口の常在菌の数などからは、虫歯や歯周病になりやすい口内環境かどうかがわかります。そういった科学的な裏づけをもとに、効率良く菌をコントロールしていく方法をお伝えすることが予防においては大切なこと。ただ定期的に掃除やメンテナンスをするだけでは十分でないと考えているのです。

医科歯科連携の経験を経て、予防歯科への大切さを実感

開業前はどのような経験をされたのですか?

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がん患者の多い大学病院の口腔外科で研修していた時代には、救急医療も経験しましたし、命に関わる入院患者さんの診療も多く、貴重な経験でしたね。重症急性膵炎の患者さんを医科の研修医と一緒に担当していたのですが、患者さんの退院前に「身体的には問題ないはずのに、患者さんがご飯を食べない」と研修医が悩んでいました。患者さんの口を見ると、私にはすぐに理由がわかりました。その患者さんは治療中に痩せてしまい、入れ歯が合わず、食事ができなかったのです。医師との連携が多かったので、医学的な知識もつき、岡山大学大学院の予防歯科学分野に進学してからは糖尿病内科の医師と組み、予防歯科と全身との関係の研究もしましたね。

医科歯科連携の経験が予防につながったのですね。

岡山大学病院では、咽頭がんや口腔がんの入院患者の口腔のケアをしていました。そこである舌がんの患者さんを担当した際、丁寧に口の中を診ていたことで、再発を早期に発見できたという貴重な経験もありました。また、大学・大学院時代は論文の執筆にも力を入れていたため、論文を読み解く、書くという経験も、患者さんへの説明には大いに役立っていると実感しています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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子どもだけ治療を受けて、お母さんは「私の治療はいいです」と言われることがよくあります。忙しいからだと思いますが、家族の食事を作るのは主にお母さんというご家庭が多いのですから、家族の健康の要はお母さんともいえるでしょう。子どもを健康にしたいのであれば、まずはお母さん自身の歯を健康にすることが先です。子どものためにも、自分の歯や体を大切にしていただきたいですね。子どもへの虫歯菌の感染は、約5割がお母さん、3割がお父さんからというデータもあります。アジサイには家族の健康という花言葉もあり、それぞれの家族に合わせた歯の健康プログラムを提案するというのが当院のコンセプト。家族みんなが健康になれるよう、きめ細かくサポートさせていただきます。ぜひ早い時期から家族ぐるみで歯の予防に取り組んでください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

審美歯科/セラミックインレー4万5000円~、ジルコニアインレー4万5000円~
     ゴールドインレー4万円~、セラミッククラウン10万円~
     ジルコニアクラウン10万円~、ホワイトニング1万5000円(片顎)~
     ジルコニアセラミッククラウン15万円~
インプラント治療/1本約40万円~
予防プログラム/1人6600円~
家族で受ける場合は1人4400円~

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