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肌トラブルやアレルギーを予防するための
赤ちゃんのスキンケア

さの赤ちゃんこどもクリニック

(大阪市天王寺区/谷町六丁目駅)

最終更新日:2020/10/26

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  • 保険診療

生まれたばかりの赤ちゃんのために、母親と父親ができることの一つが、毎日のスキンケア。赤ちゃんの肌はデリケートで乾燥しやすいだけでなく、さまざまな肌トラブルを引き起こす可能性もあるという。生後間もない頃からスキンケアをすることで、湿疹などの皮膚疾患だけでなく、アレルギーの予防にもつながるといわれているそうだ。「さの赤ちゃんこどもクリニック」では、佐野博之院長によるスキンケア指導や、アレルギー疾患の有無を調べるための検査などを実施。「子育てにおける悩みや不安を払拭し、必要な対応を知ってもらいたい」と話す佐野院長に、スキンケアの方法やアレルギーとの関連性などについて、詳しい話を聞いた。(取材日2020年10月1日)

肌トラブルやアレルギーへの対処方法をきちんと知ることが大切。気になる症状があれば医師に相談を

Q赤ちゃんのスキンケアとは、何のことでしょうか?
A
1

▲ハンドブックを用いてわかりやすく説明する

一般的に、赤ちゃんの肌を清潔にすることや保湿、そして刺激から肌を守ることを一括して「赤ちゃんのスキンケア」と呼んでいます。生まれて間もない赤ちゃんの肌は皮脂が多い状態ですが、生後1ヵ月たつと皮脂の分泌が少なくなり、乾燥してバリア機能が低下してしまいます。すると、皮膚疾患やアレルギーを発症する可能性も。そのため、スキンケアによって良好な肌の状態を保つことが大切です。特に重要なのは入浴です。入浴時は赤ちゃんの体を清潔な状態に保つほか、入浴後は乾燥を防ぐために、1日2回は保湿剤を使って肌に潤いを与えていただきたいですね。外に出る機会が増えてきたら、汗や紫外線といった刺激から肌を守ることも不可欠です。

Qいつから始めると良いですか?
A
2

▲赤ちゃん一人ひとりに合ったスキンケアのアドバイス

皮脂が少なくなってくる生後1ヵ月を目安に、意識してスキンケアに取り組んでいただければと思います。保湿によってバリア機能を維持しなければならない理由の一つに、生後間もない赤ちゃんの肌は、人間が本来備えている保湿成分が成人と比べて少ないことが挙げられます。スキンケアをしたからといって、皮膚疾患やアレルギー疾患を完全に防げると言い切れるわけではありませんが、放っておくと乾燥がひどくなって湿疹ができやすくなってしまいます。当院では、入浴時に使うせっけんの種類から使用するタオルの素材、洗い方など、保護者の方へのアドバイスを行っています。また保湿に関しては、保湿剤の種類や塗り方も丁寧に説明しています。

Qスキンケアとアレルギーは関連していると聞きました。
A
3

▲肌のケアを早くから始めることでアレルギー予防にもつながるそう

スキンケアをきちんと行っているかどうかは、将来のアレルギーの発症に関わるともいわれているほど、双方は密に関連しています。肌のバリア機能が低下すると、アレルゲンと呼ばれるアレルギーのもととなる物質が体内に入りやすくなります。アレルゲンは、ダニや花粉といった吸入性のものから、牛乳や小麦などの食物性のものまで、さまざまです。口から体内に入るよりも前に、これらのアレルゲン物質が皮膚を介して体内に入ってしまうと、アレルギーになりやすいといわれています。そのため、赤ちゃんの頃からスキンケアをきちんと行い、肌のバリア機能を保つことで、アレルギー予防につながると考えられています。

Q肌荒れや湿疹には、どのように対処すれば良いですか?
A
4

▲母親の不安に寄り添い丁寧な診察を心がける

毎日のスキンケアをきちんと行っていたとしても、肌荒れや湿疹といった肌トラブルは起こるものです。さらに、スキンケアを継続するだけでは、症状の改善につながらない場合もあります。肌荒れや湿疹の程度にもよりますが、まずは小児科や皮膚科といった専門のクリニックを受診していただき、炎症を抑えるための塗り薬の処方を受けてもらえればと思います。医師の指示のもと、毎日きちんと継続して塗り薬を使い、症状の改善や肌のバリア機能の回復をめざしましょう。肌の状態が良くなってから、またいつものスキンケアを再開していただきたいと思います。

Q日常生活において注意できることはありますか?
A
5

▲些細なことでも気になったら気軽に相談してほしいと語る院長

湿疹などの肌トラブルのほか、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、喘息に関しても、日頃からスキンケアを習慣にしていただくことが非常に大切です。基本的に清潔な状態を保ち、1日2回は保湿することに加え、汗や紫外線から肌を守っていただければと思います。また、食物アレルギーを心配したり、赤ちゃんに肌トラブルがあったりすると、離乳食の開始を躊躇してしまう親御さんもいるのではないでしょうか。当院では、アレルギー検査やアレルギー負荷テストを実施しているので、お子さんがどのようなアレルギーを持っているのか、どれくらい注意が必要なのかを知っていただければと思います。

ドクターからのメッセージ

佐野 博之院長

「アレルギーマーチ」という言葉があるように、例えば食物アレルギーを発症すると、喘息やアトピー性皮膚炎を発症しやすくなるなど、アレルギー疾患は連鎖する傾向があるといわれています。赤ちゃんの頃からスキンケアを行うことが、アレルギー疾患を予防する手段の一つになり得るため、親御さんには知識として知っていただきたいと思っています。また、アレルギーを発症しても悲観するのではなく、まずは検査を通してアレルギーの程度を把握することが大切です。不要な心配を払拭し、必要な注意につなげていただくためにも、気になることや不安に思うことがあれば、一度ご相談ください。

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