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赤ちゃんの頭の形のゆがみに
ヘルメットを使った頭蓋形状矯正

さの赤ちゃんこどもクリニック

(大阪市天王寺区/谷町六丁目駅)

最終更新日:2020/10/26

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  • 自由診療

寝かせ方や向き癖によって、赤ちゃんの後頭部が平たい、いわゆる「絶壁頭」になったり、左右非対称になったりすることをいう頭蓋変形。病気ではなく自然に治るといわれているが、「成長に影響してしまうのでは……」「見た目が気になる」など、不安な気持ちを抱えている保護者は少なくないという。そんな保護者たちの相談に乗っているのは、「さの赤ちゃんこどもクリニック」の佐野博之院長だ。同院では、赤ちゃんの頭の形に応じて作製した専用のヘルメットを着用することで、絶壁や左右非対称の頭の形にアプローチしていく頭蓋形状矯正を実施している。今回は、対象となる赤ちゃんや矯正を開始するタイミング、矯正までの流れなどについて、佐野院長に詳しい話を聞いた。 (取材日2020年10月1日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qどのような赤ちゃんが対象になりますか?
A

後頭部の絶壁のほか、頭の形が左右非対称の赤ちゃんが対象になります。赤ちゃんの首が据わるまでの目安は生後3~4ヵ月といわれていて、それまでは左右どちらかにばかり頭を向ける傾向があります。これは向き癖と呼ばれ、寝ている時も右か左どちらかを向いていることがほとんどです。生まれたばかりの赤ちゃんの頭はやわらかく、向き癖によって絶壁になったり、頭の形が斜めになったりすることがあります。ほとんどの場合は自然に解消していくため、必ずしも矯正をしなければならないわけではありません。しかし、親御さんの中には赤ちゃんの頭の形を気にされる方もいらっしゃいますから、希望に応じて矯正を行うことが可能です。

Q矯正を希望する場合、何歳までに開始すればよいですか?
A

一般的には、生後3ヵ月から6ヵ月の間に矯正を開始するのが望ましいとされています。というのも、生まれてきた赤ちゃんの頭の形が安定するのは、だいたい1歳から1歳半の間だといわれているからです。頭蓋形状矯正は、頭の形を無理やり動かして整えるのではなく、発育期にある頭に矯正ヘルメットを装着し、成長の力を利用して、丸い形にしていくというものです。矯正ヘルメットは、これ以上大きくなってほしくない部分は頭にフィットするようにして、斜めや絶壁になっている部分に余裕を持たせて作製しています。そのため、頭の形が安定する1歳までに開始することをお勧めしています。

Q矯正を行う期間や注意点について教えてください。
A

頭蓋形状矯正を始める年齢にもよりますが、矯正ヘルメットの装着期間はだいたい半年前後です。早い段階で開始することで、短い期間で済むケースもあります。初めのうちは、親御さんの目が届きやすい日中だけ装着するなどして、赤ちゃんにヘルメットを着ける生活に慣れてもらいます。そこから1~2週間かけて徐々に装着時間を長くしていき、最終的には1日23時間ヘルメットを装着して、寝る時も外さないようにします。お風呂の時間はヘルメットを外していただいて構いません。就寝時は寝返りなどで体勢が変わるため、息がしにくくなっていないか、苦しそうにしていないかなどに注意していただければと思います。

検診・治療START!ステップで紹介します

1診察

頭の骨が変形してしまう別の病気の可能性がないかも含めて、赤ちゃんの頭の形を確認してもらう。この時に、お母さんが普段気になっていることや、不安に思っていることも医師に相談しよう。

2頭の形を3Dスキャナーで計測

頭の形や傾き、大きさを立体的に把握するために、3Dスキャナーで計測。スキャンが難しい場合はスマートフォンアプリによる写真撮影も可能だが、写真だと平面でしか状態を把握できないため、3Dスキャナーのほうが望ましいという。ヘルメットを作製してくれるメーカーの訪問日が決まっているため、初診の場合は頭蓋形状矯正を専門に行う時間枠に受診することで、スムーズに計測してもらえるそうだ。

3医師による説明

3Dスキャナーによる計測で得たデータをもとに、赤ちゃんの頭の状態と、ヘルメットを使った矯正について説明を受ける。その後に矯正を開始するかどうかを決めていくが、病気ではなく、必ず矯正をしなければならないわけではないため、3Dスキャナーによる撮影だけでも可能だという。

4矯正ヘルメットの作製・装着

頭蓋形状矯正を始めるのであれば、赤ちゃんの頭の状態に合ったヘルメットを作製してもらい、完成してから装着を開始。初めは親の目が届きやすい昼間だけの装着も可能だが、1~2週間かけて徐々にヘルメットを着ける時間を増やしていく。最終的には、入浴時を除いて1日23時間の装着ができるようにする。着用時は、ヘルメット横にあるバンドをきっちり締めて、定位置に固定されるよう注意する。

5定期受診

月に1度通院し、ヘルメット内側についている低反発クッションを交換する。頭の形が成長するにつれて、ヘルメットを固定するバンドが締まらなくなってくるからだそう。クッションは硬さと薄さがそれぞれ2種類あり、必要に応じて交換するかどうかも医師が判断してくれる。

ドクターからのメッセージ

佐野 博之院長

どの赤ちゃんにも向き癖はあり、それによって頭の形が斜めになったり、絶壁になったりすることがあります。親御さんからすると、成長への影響や見た目が気になってしまうかもしれませんが、将来の大きな病気につながるわけではないので心配ありません。とはいえ、赤ちゃんの頭の形のことで悩んでいる保護者の方は多くいらっしゃいます。不安な気持ちを取り除くための選択肢の一つとして、頭蓋形状矯正があると知っていただきたいと私は思っています。赤ちゃんの頭の形や発達について気になることがあれば、まずは相談だけでも構いませんから、気軽に当院にお越しください。

20201015 dr

自由診療費用の目安

自由診療とは

頭蓋形状矯正/44万円(税込み)

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