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佐野 博之 院長の独自取材記事

さの赤ちゃんこどもクリニック

(大阪市天王寺区/谷町六丁目駅)

最終更新日:2020/10/13

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大阪メトロ谷町線の谷町六丁目駅から徒歩約5分の場所にある「さの赤ちゃんこどもクリニック」は、2020年8月開業したクリニック。木目の床に白い壁、優しい色合いのソファーが配置された院内は、まるでカフェのような雰囲気。「育児などの悩み相談をしに気軽に立ち寄ってほしい」と語るのは、佐野博之院長。新生児集中治療室で長年治療にあたった新生児医療のエキスパートだ。その佐野先生がこの地に同クリニックを開業し、患者や家族の話を聞くことから解決策の模索をし、寄り添っていく診療を大切にしているのだそう。子どもの成長、発達に関わる繊細な悩みに寄り添いながら診療する佐野先生に、開業に至る経緯や力を入れている診療について詳しく話を聞いた。
(取材日2020年9月8日)

子どもの成長とともに「子育ての悩み」も解消したい

院内は日差しが注いで明るい雰囲気ですね。開業にあたって施設や内装などでこだわった点はありますか? 

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この地域に縁があるわけではないのですが、子どもが多い地区に新しくビルが建つと聞き、この場所を選びました。大通り沿いですし、交通の便も良く、来てもらいやすい場所だと思いました。子育ての相談など、病気ではなくても気軽に来てもらえるように、お子さんも家族も落ち着けるように、内装は明るくかわいらしい雰囲気をめざして作っていきました。キッズスペースのぬいぐるみやキャラクターグッズは、開業にあたり準備したものなんですよ。数種類のキャラクターがいますが、私のお気に入りのものが多く並んでいるんです。

新生児医療に長年携われた後に開業されたそうですね。経緯を教えてください。

NICUという新生児集中治療室で20年以上働いていました。管理職に就いてから後輩の指導や経営的なことに関わる時間が長くなり、患者さんと接する時間が減っていきました。後輩に教える中で、患者さんと話をすることの重要性を改めて感じるようになり、「しっかり話を聞いて、個々の悩みを解決したい」とクリニックを開業することを決意しました。小児科部長となって以降は、患者さんが家に戻られてから出てくる「家族の悩み」を直接聞く機会が少なくなっていました。そこで、日々の些細な困り事、発熱などの急な症状への心配、アレルギーや便秘、夜尿などの悩みに対応したくなったのです。後進を育てることも大切なことですが、自分自身でやってみたいという思いが強く芽生えました。

クリニック名を「赤ちゃんこどもクリニック」にされた理由を教えてください。

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出産した産科に小児科があればそちらへ行く方が多いと思いますが、出産後のちょっとした悩み事を気軽にご相談いただけるように、「赤ちゃんでも小児科で診ますよ」という思いを込めてクリニック名を決めました。予防接種のスケジューリングもしています。「何歳まで診てもらえますか」とよく質問されますが、小学生、中学生も来ていただきたいですね。成長とともに気になることがあれば何でもご相談ください。また、月に2回公認心理師が来ていますので、カウンセリングも対応しています。発達に関する相談には、カウンセリングや検査を行い、心理師と相談しながらお子さんの特性や困り事の原因を探るようにしています。

診断にこだわらずあらゆる角度から発達の悩みを考える

こちらで行っている「発達相談」について詳しく教えてください。

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育児や発達に関することで困ったことがあれば何でも相談に来ていただきたいという思いで、発達の相談専用の時間帯を設けています。特に、発達障害を気にされる方が多いのですが、まずは困り事の原因やお子さんの特性を把握することが大事だと考えています。時には、周りから検査するよう強く勧められて診察に訪れる方もいます。病名をつけることが困り事の解決につながるとは限りません。必要であれば心理師による検査を行いますが、その際もお子さんの行動などを注視して特性をつかむようにしています。本当に気にすべきことなのか、どう対応していけばいいのかをご家族に説明し、不安を減らしていくことをめざします。お子さんも家族も困らずに成長・発達していけるような環境を考えていくことが、発達相談の目的です。

不安を払拭できるような診療を大切にしているのですね。

お子さんとご家族が日常の中で困らずに、安心して成長・発達していけるような環境を考えていくことが、発達相談の目的です。実は、私の子どもには知的障害と発達障害があり、教科書どおりの知識では通用しない現実をこれまでに何度も経験してきました。それぞれのお子さんやご家族の状況に合わせた、具体的な対応やアドバイスが必要であると実感し、家族全員に寄り添った対応ができればと考えています。

気にされている人が多いという赤ちゃんのスキンケアにも力を入れているそうですね。

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赤ちゃんの肌は敏感なのでケアが必要です。生後早期からスキンケアをすることで、アレルギーの予防につながるとも考えられています。症状が出る前や軽い症状でも気軽に来ていただけるように、赤ちゃんの相談専用の時間帯、または乳児健診の時間帯に、スキンケアのアドバイスを行っています。最近は産科でも指導されていますので、スキンケアについてご存じの方が多いですが、当院でもハンドブックを渡して説明をしています。予防接種に来た方にもスキンケアについてお話ししていますよ。症状が出た後に「ケアすればよかった」と思わないように、早くから伝えたいと思っています。

県外から訪れる人もいるそうですね。どのような目的の人が多いですか?

赤ちゃんの頭の形を気にされて、矯正の必要があるか相談にいらっしゃる方が多いです。向き癖などによる頭のゆがみや、絶壁を気にされて来院される方もいらっしゃいます。将来、頭の形が丸に近づくのか心配されている方には、自由診療となりますが、矯正ヘルメットをご紹介しています。必ず矯正が必要というわけではありませんが、お母さんの心配は強いです。不安の解消につながるように説明しています。

個々の環境に合った解決策を模索し提案する

小児科の医師をめざしたきっかけを教えてください。

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高校2年か3年の時です。将来どのような仕事をしようかと考えた時に、医師は人の不安を解消できて、直接「ありがとう」と言われるやりがいのある仕事だと思いめざすようになりました。子どもの頃によく病院に通っていたので、先生への感謝もありましたね。小児科を選んだのは、体の一部分ではなく全身を診たかったからです。例えば、内科を学ぼうとすると、臓器の専門に分かれるんです。一部の専門家ではなく、全身が診られる医師になりたいと思いました。そして小児科の中でも、成長、発達していく様子を最初から見守ることができる「新生児」を専門に学びました。実際に新生児の集中治療に携わりましたが、退院後に育児の悩みを持つお母さんが多いことが気になるようになり、直接話を聞いて一緒に解決策を探りたいと思って、開業に至ったわけです。

お忙しいとは思いますが、休日はどのように過ごしていますか?

年に1、2回ですが、ロードバイクで仲間のドクターと遠方に行ったりします。車や電車で淡路島や琵琶湖まで行き、ロードバイクで半周するんです。1周ではなく半周です(笑)。きっかけは、体型が気になるようになって、ロードバイクで片道20Kmの通勤をすれば、かなりの運動になると思ったことですね。通勤に使用したのは数年だけでしたが……。あとは、テーマパークが好きです。マップがなくても園内を回れるくらい詳しいですよ。ショーは全部見ます。また行きたいですね。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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「赤ちゃんこどもクリニック」という名前ですが、小学生、中学生の方でもお気軽にお越しください。一般的な風邪の症状、ちょっとした鼻水、発達や子育ての悩みなど、気になることは些細なことでもご相談ください。人によって心配事もその度合いも異なります。それぞれのお子さんや家庭に合った対応を一緒に考えていきたいですね。悩みを解決してから帰ってもらうことを願い、開業しましたからね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

頭蓋形状矯正/44万円(税込み)
おたふくかぜワクチン/3500円
インフルエンザワクチン/2500円~3500円
血液型検査/2500円(他の検査と同時で1000円)

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