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佐野 博之 院長の独自取材記事

さの赤ちゃんこどもクリニック

(大阪市天王寺区/谷町六丁目駅)

最終更新日:2021/10/12

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大阪メトロ谷町線の谷町六丁目駅から徒歩約5分の場所にある「さの赤ちゃんこどもクリニック」は、2020年8月開業。木目の床に白い壁、優しい色合いのソファーが配置された院内は、まるでカフェのような雰囲気だ。「育児などの悩み相談をしに気軽に立ち寄ってほしい」と語るのは、佐野博之院長。新生児集中治療室で長年治療にあたった新生児医療のエキスパートだ。その佐野先生がこの地に同クリニックを開業し、患者や家族の話を聞くことから解決策の模索をし、寄り添っていく診療を大切にしているのだそう。子どもの成長、発達に関わる繊細な悩みに寄り添いながら診療する佐野先生に、開業に至る経緯や力を入れている診療について詳しく話を聞いた。

(取材日2021年9月18日)

子どもに関する困り事はなんでも診るスタンスで診療

院内は日差しが注いで明るい雰囲気ですね。施設や内装などでこだわった点はありますか?

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大阪市内の病院で小児科医として勤務経験があることもあり、市内でお子さんが多い地域で開業したいと、この場所を選びました。大通り沿いですし、交通の便も良く、来ていただきやすい場所だと思いました。子育ての相談など、病気ではなくても気軽に来てもらえるように、お子さんも家族も落ち着けるように、内装は明るくかわいらしい雰囲気をめざしてつくっていきました。

新生児医療に長年携われた後に開業されました。経緯を教えてください。

NICUという新生児集中治療室で20年以上働いていました。管理職に就いてから後輩の指導や経営的なことに関わる時間が長くなり、患者さんと接する時間が減っていきました。後輩に教える中で、患者さんと話をすることの重要性をあらためて感じるようになり、「しっかり話を聞いて、個々の悩みを解決したい」とクリニックを開業することを決意しました。小児科部長となって以降は、患者さんが家に戻られてから出てくる「家族の悩み」を直接聞く機会が少なくなっていました。そこで、日々の些細な困り事、発熱などの急な症状への心配、アレルギーや便秘、夜尿などの悩みに対応したくなったのです。後進を育てることも大切なことですが、自分自身でやってみたいという思いが強く芽生えました。

幅広い症状に対応されていますが、どのような患者さんが多く来られていますか?

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発熱や咳、アレルギー疾患、耳の痛み、目やに、軽いケガや腫れなどさまざまで、予防接種のスケジューリングもしています。親御さんはよく「こんなことで診察を受けていいのか」「小児科を受診していいのか」と悩まれるんですが、何か調子が悪ければ、不安に思うなら気軽に相談していただきたいです。まず小児科で診療し、診断で必要と考えれば適切な病院や別の診療科に紹介しています。お子さんの症状に関する困り事ならまずはなんでも診るスタンスをとっています。出産直後は特にいろんな心配事が出てくると思いますが、そんなちょっとした悩み事を気軽にご相談いただけるように、「生まれてすぐの赤ちゃんでも小児科で診ますよ」という思いを込めて「赤ちゃんこどもクリニック」という名前にしました。何歳まで診てもらえるのかとよく質問されるのですがが、中学生、高校生でも気になることがあれば来院いただきたいです。

スキンケアや頭の形、発達の悩みにも寄り添い対応

赤ちゃんのスキンケアにも力を入れているそうですね。

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赤ちゃんの肌は敏感なのでケアが必要です。生後早期からスキンケアをすることで、食物アレルギーなどの予防にもつながると考えられています。発疹が出てから来院される方は多いのですが、症状が出る前や軽い症状の段階から皮膚を清潔に保ち、保湿を行うことが大切ですので、赤ちゃんの相談専用の時間帯、または乳児健診の時間帯や、予防接種で来院された時などに、石鹸の選び方や肌の洗い方、保湿方法までハンドブックを渡して説明し、アドバイスしています。症状が出た後に「ケアすればよかった」と思わないように、早い段階から、それこそ出産前、妊婦の方々にも、赤ちゃんのスキンケアの重要性は知っておいていただきたいです。

県外から訪れる人もいると伺いました。どのような目的の人が多いですか?

赤ちゃんの頭の形を気にされて、矯正の必要があるか相談にいらっしゃる方が多いです。向き癖などによる頭のゆがみや、絶壁を気にされて来院される方もいらっしゃいます。将来、頭の形が丸に近づくのか心配されている方には、自由診療となりますが、矯正ヘルメットをご紹介しています。必ず矯正が必要というわけではありませんが、お母さんの心配は強いです。不安の解消につながるように説明しています。

こちらで行っている「発達相談」について詳しく教えてください。

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育児や発達に関する困り事について、発達の相談専用の時間帯を設けています。月に2回公認心理師が来ていまして、カウンセリングや相談によって、お子さんの特性や困り事の原因を探っていきます。発達障害を気にされる方が多く、時には、周りから検査するよう強く勧められて診察に訪れる方もいます。必要であれば心理師による検査を行いますが、病名をつけることが解決につながるとは限りません。お子さんと家族の不安を減らし、日常生活で困らず、安心して成長・発達していける環境を考えていくことが、発達相談の目的です。実は、私の子どもには知的障害と発達障害があり、教科書どおりの知識では通用しない現実を何度も経験してきました。それぞれのお子さんやご家族の状況に合わせた、具体的な対応やアドバイスが必要であると実感し、家族全員に寄り添った対応ができればと考えています。

ちょっとした症状から子育ての悩みまで気軽に相談を

小児科の医師をめざしたきっかけを教えてください。

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高校2年か3年の時です。将来を考えた時、医師は人の不安を解消できて、直接「ありがとう」と言われるやりがいのある仕事だと考え、めざすことにしました。子どもの頃によく病院に通っていたので、先生への感謝もありましたね。小児科を選んだのは、体の一部分ではなく全身を診たかったからです。例えば内科だと臓器の専門に分かれますよね。一部の専門家ではなく、全身が診られる医師になりたいと思いました。卒業後は、新生児の集中治療に携わりましたが、退院後に育児の悩みを持つお母さんが多いことが気になり、直接話を聞いて一緒に解決策を探りたいと考え、開業に至りました。

お忙しいとは思いますが、休日はどのように過ごしていますか?

学生の頃からテーマパークが好きなんです。お気に入りのテーマパークならマップがなくても園内を回れるくらい詳しいですし、ショーは全部見ますよ。キャラクターグッズやぬいぐるみも集めていて、キッズスペースや待合室に置いているものは、開業にあたり準備したもので、私のお気に入りのものが多く並んでいるんです。自宅にもたくさんあります。最近はなかなか行けないのですが、また行きたいですね。

今後はどのように診療を続けていきたいですか?

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お子さんやご家族ときちんとお話をするようにしているので、予約いただいたのに、お待たせしてしまうこともあります。現在は私のほかに、女性医師と、アレルギーを専門とする医師で診療にあたっていますが、診療体制を整え、悩まれている方々の不安や心配を早く取り除いてあげられるようにしたいです。私は、それぞれのお子さんや家庭に合った対応を一緒に考え、悩みを解決して帰っていただくことをめざして開業しました。ちょっとした症状から子育てに関する悩みまで、気になることは些細なことでもご相談ください。人によって心配の内容も度合いも異なります。「赤ちゃんこどもクリニック」という名前ですが、小学生、中学生、高校生も気軽にお越しくださるとうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

頭蓋形状矯正/46万円
おたふくかぜワクチン/4500円
インフルエンザワクチン/2500円~3500円
血液型検査/2500円(他の検査と同時で1000円)

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