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平均より背が低いと思ったら
いつから始める? 低身長治療

東京神田整形外科クリニック

(千代田区/神田駅)

最終更新日:2020/11/10

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  • 自由診療

男女ともに「身長が低い」と悩んでいる中学生、高校生は多いだろう。そもそも低身長とは、同性・同年齢の子どもの標準身長統計と比較して定義されるものだ。このうち成長ホルモン分泌不全性低身長症やターナー症候群など病気が原因とされるのは低身長児全体でも少なく、その他多くは体質的なものと考えられ、父親か母親が低身長といった家族性低身長や、原因がよくわからない特発性低身長が含まれる。こうした「病気とはいえない、低身長の悩み」も含めた相談に応えているのが「東京神田整形外科クリニック」田邊雄院長だ。「思春期を迎える前、遅くとも中学生の頃には相談してほしい」と語る田邊院長に生活指導から成長ホルモン治療までを行う先生に治療方法や副作用まで幅広く話を聞いた。(取材日2020年9月15日)

思春期を迎える前に始めたい低身長へのアプローチ。食事指導や運動指導を併用し行う成長ホルモン補充療法も

Q小児の低身長とはどういったものなのですか。
A
1

▲同医院では小児低身長に対する啓発や動画配信にも力を入れている

いわゆる低身長には特定の原因によって起こるものと、病気とは考えにくい体質的なものがあります。成長ホルモン分泌不全性低身長症など病気が原因と考えられるのは低身長児全体の10パーセント以下とされ、残りは家族性低身長、原因がよくわからない特発性低身長など体質的なものと考えられています。つまり多くの場合、身長が低いことは病気ではないのです。その一方で、身長を伸ばしたいというのは、限りなく本能に近い人間の要求なのではないかと思います。当院では、現在のお子さんとご両親の身長から、最終身長が何cmぐらいになるかを予測し、医療的介入によってどのぐらいまで伸びを促していけるかを判断しています。

Q受診するタイミングや、適した年齢を教えてください。
A
2

▲小学生になると最終身長が予測できるという

男子の場合5歳から16歳ぐらい、女子は4歳から15歳ぐらいまでが適した年齢ですが、できれば男子は12歳ぐらいまで、女子は11歳ぐらいまで、小学生のうちに受診するのが理想です。小学生ぐらいになると、最終身長が予測できますから確認することをお勧めします。ただし個人差もあり、お子さん自身が悩むのは思春期を迎えてからのことが多いので、当院では、男女とも18歳まで受けつけています。また目標となる身長は、本人の価値観や取り組んでいるスポーツ、身長制限がある職種に就きたい場合などによって異なりますので、予測された最終身長が目標に対して満足できる身長かどうか確認していただきたいですね。

Q実際の診療の流れについて教えてください。
A
3

▲身長を効率よく伸ばすためには、質の高い睡眠も大切

まずエックス線撮影で成長の程度を判断する骨年齢を確認し、血液検査で身長を伸ばそうという働きや、思春期の進み方、栄養状態などを確認します。ご両親の身長もお聞きして総合的に予想される身長を判定します。その上で、必要に応じて成長ホルモン補充療法に食事栄養指導、生活指導を併用し、経過を追っていきます。栄養と運動、睡眠も大切なポイントで、成長ホルモン補充療法の成果にも栄養状態などがかなり関係してくると考えられます。適度な運動は適切な食欲や睡眠につながり、成長ホルモン分泌も促しますし、睡眠は成長ホルモン分泌を促すとともに健やかな成長には欠かせない要素。身長を効率よく伸ばすためには質の高い睡眠も重要です。

Q通院の期間、頻度、費用を教えてください。
A
4

▲負担にならず通院できるよう配慮している

成長ホルモン補充療法は1年から2年間続けることが必要ですが、始めてから患者さんが18歳ぐらいになり、最終身長に達するまでフォローアップしていくのが理想です。開始した当初は、通院頻度は1ヵ月に1回ぐらいで、治療が順調に進むと3ヵ月に1回ぐらいの間隔になります。学校生活や習い事、受験などで忙しい時期ですから、通院がお子さんやご家族の負担にならないようにできるだけ配慮しています。そのため、当院には、海外や遠方から通院される患者さんも少なくありません。自費診療となり、栄養指導を行うための血液検査は1回1万5000円、成長ホルモン補充療法は、1ヵ月7万円からで体重によります。

Q成長ホルモン補充療法に副作用はありますか?
A
5

▲思春期開始前までに治療を開始することが大切

子どもの成長は、乳児期と思春期に急激な伸びがみられ、身長を伸ばす上で成長ホルモンが大切な役割を果たしています。成長ホルモン補充療法は、基本的に体の中に不足しているホルモンを補うためのものですから、副作用はほとんどないと考えています。ただし1型糖尿病を含む糖尿病の場合、小児がんなどの悪性腫瘍、腎臓や心臓の病気などのお子さんは、成長ホルモンによる治療は禁止または慎重に行う必要があります。また、例えば18歳以上の場合など、成長ホルモンを投与しても結果が伴わないと思われる方には投与すべきではないと考えています。結果という点では、思春期開始前までに治療を開始することが大切です。

ドクターからのメッセージ

田邊 雄院長

私は「低身長」というだけではなく「目標のために身長を伸ばしたい」との悩みにも応えていきたいと考えています。小児低身長へのアプローチは、以前の矯正歯科治療に似ていると感じます。最近では健康意識が高まり、歯並びに問題があれば小さい頃から治療を受ける人が増えましたよね。同様に、いずれ低身長への医療的介入ももっと身近になるのではないかと考えています。病気ではなくても、本人にとって悩みや将来への支障となっているのであれば、医療的介入は必要だと思います。「身長先生」として、身長についての情報を動画チャンネルで配信し、最終身長予測も行っていますのでぜひご覧ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

食事栄養指導のための血液検査1万5000円 成長ホルモン補充療法7万円〜

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