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がんを予防し、健康寿命をのばす
胃と大腸の内視鏡検査

あまがさき森内科・内視鏡クリニック

(尼崎市/尼崎駅)

最終更新日:2022/05/30

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  • 保険診療

今や「がんは予防できる時代」といわれる。がんの成り立ちの究明や内視鏡などの技術革新によって、がんは怖いものではなくなりつつあるというのだ。しかし、日本人の死亡原因の1位はがんのままである。その原因の一つには、検査の受診率の低さが挙げられている。「内視鏡検査は痛くて、つらそう」「なんだか恥ずかしい」といった理由で受診をためらう人も多い。そんな現状を打破すべく、内視鏡検査のハードルを下げることで地域の予防できるがんをなくそうと奮闘するのは「あまがさき森内科・内視鏡クリニック」の森義治院長。「地域の予防できるがんをゼロにしたい」という森院長に、先進の胃がんと大腸がんの内視鏡検査について教えてもらった。

(取材日2020年12月9日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qどのような人が内視鏡検査を受けるべきでしょうか。
A

一般的に「胃カメラ」と呼ばれる胃内視鏡検査は食道、胃、十二指腸の状態を確認することができる検査です。これらの臓器の不調として挙げられるものには、胃痛や食欲不振、胸焼け、飲み込みにくい、空腹時の痛みなどがありますから、食事に関連した症状がある人は、内視鏡検査を受けてみることが必要です。また、便秘や下痢、血便などの症状がある場合には大腸内視鏡検査が必要です。しかし、胃がんや大腸がんなどは初期症状がないことも多いため、気になる症状がなくても、健康診断で引っかかった時や、胃なら20歳を過ぎたら、大腸なら40歳くらいを目安に一度検査することをお勧めします。

Qこちらでは胃、大腸どちらも受診可能ですか?
A

はい。どちらの検査にも対応しています。胃内視鏡はカメラが挿入されている時間はおよそ5~10分、大腸内視鏡は3~5分で挿入し、その後ゆっくりとスコープを引き抜きながら、全体で15分~30分くらいで終わります。どちらも決して楽な検査というわけではありませんが、鎮静剤を使ってうとうとしている間に検査を終了するようにしています。特に当院ではこれまで培ってきた技術を生かして、できるだけ短時間の検査に努めていますので、想像していたよりも楽だったと感じていただけるのではないでしょうか。また、大腸ポリープがあった場合、2センチまでのものはその場で切除するようにしています。

Qこちらのクリニックで受ける内視鏡検査の特徴を教えてください。
A

例えば、内視鏡で詳しく診るためには胃や大腸に空気を送り、しわを伸ばして観察する必要があります。この空気がいつまでもおなかに残って苦しいと訴える患者さんは多いのですが、当院では体に吸収される炭酸ガスを採用し、おなかの張りによる負担を軽減させています。また、内視鏡は画像が明るく鮮明で、かつ細径のものを使っています。特殊な光で病変を観察できるシステムも備わっており、初期の病変の発見にも有用です。このほか、胃と大腸を同時に検査することも可能ですし、女性医師による検査日も設けています。下剤を飲まない大腸カメラや土日の検査にも対応し、患者さんの負担や苦手意識を少しでも和らげるよう取り組んでいます。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診票に記入し、医師の診察を受ける

内服薬、既往歴、手術歴などについて問診票に記入。健康診断結果があれば一緒に提出しよう。また、抗血栓薬、糖尿病の薬を飲んでいる場合は合併症の心配があるため必ず伝える必要がある。その他の既往症の内服薬も検査前後の服用は必ず事前に医師に確認が必要だ。胃内視鏡検査は鼻からの検査と口からの検査があり、それぞれの検査方法のメリット・デメリットが説明されるので、それをもとに医師と検査プランを立て、検査日を決定。

2前日から当日の検査前準備

前日は21時までに消化のいい食事や市販の検査食で軽めに済ませ、当日の朝は絶食。胃の検査のみであれば、そのまま予約の30分前に来院。大腸検査では、前日の就寝前に錠剤タイプの下剤を飲み、当日は液体の下剤を飲む必要がある。一般的には2リットルの下剤を2時間かけて飲むため、院内で飲む場合は予約時間の3時間前、自宅で飲む場合は30分前に来院を。同院は味や量が異なる複数の下剤があり、自分に合った種類を選べる。

3内視鏡検査を受ける

ストレッチャーに横たわったらそのまま検査室へ。患者の痛みや不安に配慮し、点滴から鎮静剤を投与される。うとうととした状態になったら、検査を開始。挿入の難易度は個人差が大きいため、医師は瞬時に状態を判断しながらスコープを挿入していく。大腸の検査で大腸ポリープを発見した場合、2センチまでのものはその場で切除している。

4検査後はリカバリー室でゆっくり休憩

検査が終わったら、寝ている状態のままストレッチャーごとリカバリー室へ移動。鎮静剤が抜けるまで30分から1時間ほど休む。個々の体に合わせた鎮静剤を使っているので、起きてからふらつくことはあまりないそうだが、当日に車の運転などはできないので注意。下剤の影響や、涼しい手術室にいたことで体が冷えてしまう患者が多いため、同院では温かい毛布やドリンクを用意。ちょっとした心遣いを大切にしているそうだ。

5検査結果の報告

起き上がれるようになったら、着替えて診察室へ。画像などを確認しながら検査結果の説明を受ける。鮮明な画像なので、詳しくない人でも理解しやすいそうだ。まだうとうとしていて意識がはっきりしていない人のためには、状態についてわかる内視鏡レポートも用意しているとのこと。検査中に大腸ポリープなど切除した場合は、10日~2週間後に病理検査の結果が出るので、再度来院する必要がある。

ドクターからのメッセージ

森 義治院長

大腸内視鏡検査でポリープがなければ、その後の検査は2、3年に1回。胃内視鏡検査でも、胃の中の状態が良く、ピロリ菌もいなければ、その後は毎年検査する必要はありません。内視鏡検査を受けてがん発症リスクを知ることは、予防することにつながります。できるだけ早期に検査していただきたいですね。苦手に感じる人は多いでしょうが、患者さんの負担を少しでも減らすため、当院ではさまざまな選択肢を用意しています。「恥ずかしいので女性医師がいい」「下剤を飲むのが苦しい」など、希望や過去のつらい経験も含めてお話しください。ニーズに応え、「これなら受けられる」と思っていただける検査を提供していきたいと思います。

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