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森 義治 院長の独自取材記事

あまがさき森内科・内視鏡クリニック

(尼崎市/尼崎駅)

最終更新日:2021/01/15

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阪神尼崎駅から徒歩3分の場所に「あまがさき森内科・内視鏡クリニック」はある。院長の森義治先生は大病院で研鑽を積み、2020年に35歳で同院を開業した。活気のある商店街に位置し、前面道路に人通りも多いという同院は、専門性の高い胃腸の内視鏡検査や診療を提供しながら、小さな困りごとにも対応する「よろず相談所」のようなクリニックをめざしているという。さらにがん予防の啓発にも注力する森院長は、地域で講演会を行い正しい情報を発信するなど、患者の受診の機会につながる活動も積極的に行っている。「目標は、予防可能ながんをゼロにして、地域の皆さまの健康を守ること」と熱意を見せる森院長に、診察のこだわりやクリニックの目標などを聞いた。
(取材日2020年9月18日)

専門的な検査や治療を提供し、がん予防を推進する

先生のご経歴をお聞かせいただけますか?

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母が薬剤師で、子どもの頃から医療に興味がありました。高校生の頃、改めて職業について考えたとき、医師とは「誇りを持てる専門職であり、治療によって患者さまが元気になり、感謝の言葉をいただける仕事」ということが自分に合っていると思い、香川大学の医学部に入学しました。卒業後はさまざまな症例を経験したいという思いがあり、京都大学大学院医学研究科・消化器内科学に入局しました。その後医師としての基礎をしっかりと叩き込みたいと思い、三次救急も取り扱っている滋賀県の大津赤十字病院に進みました。とても忙しい環境でしたが非常に良い経験になりましたね。そちらで初期・後期の5年間の研修を経て、今度は専門性を高めたい、と思うようになりました。難治がんの膵がん・胆管がんを自身の専門分野にしようと思い、関西で多数の症例数を誇る田附興風会医学研究所 北野病院で研鑽を積んだ後、2020年の7月にこのクリニックを開業しました。

がんの予防に力を入れているそうですね。

そうですね。北野病院に勤めていた頃に、地域のクリニックと協力し、膵がんの早期発見を目標とする「早期膵がんプロジェクト」を行っていました。その時に検診の大切さと啓蒙の重要性を痛感し、自分が開業したら、がん予防に徹することのできるクリニックにしたい、と強く思うようになったんです。例えば大腸がんは、良性疾患の段階で除去することが予防策になる病気なんです。胃がんもピロリ菌の除去を行うことが、予防策になります。このように、僕の専門領域で予防に徹することによって、地域の皆さんの力となり、ひいては健康寿命を伸ばしていくことができれば、と思っています。

専門性の高い診療を提供されつつ、地域のかかりつけ医としてのアットホームな雰囲気も感じます。

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当院の前は人通りも多く、「前を通ったから、特に悪いところはないけれど、健康の相談に来ました」という方もいらっしゃいます。患者さまに「ふらっと立ち寄ることのできるクリニック」と思ってもらえることは、まさに病気の予防につながるので、とてもうれしいですね。診察室以外でも患者さまとの関わりを持ちたいと思い、地域の施設で講演会も行っていて、定期的に開催しようと考えています。たとえ講演会にいらっしゃることができなくても、何かの折に「こういう活動をしている医師がいるんだな」と話題にしてもらうことで、受診の機会につながれば良いな、と思っているんです。目標は大きく持つようにしていて、地域のかかりつけ医として「地域の患者さまの予防できるがんをゼロにしたい」と本気で考えています。

患者の負担を減らすため、検査設備もこだわって導入

この土地にクリニックを開業したきっかけを教えてください。

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地域に根差した医療を行いたいという思いがあり、ご縁があってこちらに開業しました。商店街には活気にあふれていて、人情味もあり、個人的にも好きな雰囲気ですね。僕は医師になって11年目ですが、開業するには早いかな、とも思いました。しかし今後の進路を考えたとき、研究に向かうよりも、人と接することがしたい、と思ったんです。また、自分には「予防できるがんをなくしたい」という大きな夢があったので、それを達成するためには、若さゆえのパワフルさや勢いが必要だと思ったことも、開業を決意したきっかけです。

患者さんはどのような方が多いのでしょうか。

胃腸関係のトラブルを抱えた方が多くいらっしゃいます。男女比率で言えば、女性と男性の割合が6:4くらいでしょうか。胃内視鏡検査に関しては、来院していただいたその日に検査を行うことも可能ですし、土日も診療を行っていますので、忙しい働き世代の方もいらっしゃっています。お若い世代の方は、胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査を同日に受けたいという方が多いですね。女性が大腸内視鏡検査を受ける際に、男性医師だとハードルが高いと感じる方がいらっしゃいますので、女性医師にも月一度、検査を担当してもらっています。そこに合わせていらっしゃる女性の患者さまもいますね。内視鏡検査をメインとしてはいますが、検診での肝臓の数値異常など、一般の消化器内科に関する相談も多いです。

設備面でこだわっていることを教えてください。

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内視鏡検査はつらいもの、とお考えの方が多いかと思います。しかし当院で採用している胃内視鏡はとても細いもので、鼻と口の両方から検査をすることができます。また当院での胃・大腸内視鏡検査は、眠ったような状態で検査を行うことが可能です。大腸内視鏡検査では下剤の服用がつらいという方のために、胃内視鏡検査を先に行って直接下剤を注入する“下剤を飲まない大腸内視鏡検査”を行うこともできます。血液検査は最短で15分弱で結果が出る機器を導入しています。その理由としては、つらい症状を抱えて病院に来ているのに、採血の結果を聞くためにまた病院に足を運ぶのは、患者さまにとって負担になると思うからです。それに検査結果が早く出ることで、適切なお薬の処方ができ、素早く治療に取りかかることができます。内視鏡、超音波検査、血液検査など、良い設備を取り入れることで患者さまの負担を減らしたいと考えています。

患者が気負わず来院できる環境づくりにも注力

診療面ではどんなことを心がけていますか?

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患者さまとの距離感の取り方ですね。困っていることがある患者さまに対して、自分ができることを最大限に提供したい、という思いがあります。診察のとき、主訴以外にも患者さまをよく見ることもそうですね。例えば今、手洗い・うがいを頻繁に行うことで、手が荒れている方がとても多いですので、その手荒れも薬で治療できますよ、とお伝えすることもあります。ご本人が気づいていなくても、患者さまにとって良いと思ったことはできるだけ提案していきたいです。スタッフには事務・看護師ともに常にプロフェッショナルな対応を心がけ、例えば待ち時間が生じてしまったときの声がけや、紹介先の病院への道案内など、小さなことでも患者さまへの気遣いに徹してもらえるようお願いしています。幸いスタッフにとても恵まれ、みんな患者さま第一主義で動いてくれています。

開業されたばかりでお忙しい日々だとは思いますが、どのように息抜きされているのでしょうか。

旅行が大好きなので、1年に1回はどこかに行きたいな、と考えています。四季を感じられるような場所が好きで、よく足を運んでいました。今は感染症の流行があり、旅行に行くことができないので、とても残念です。でも、2人の子どもがいるので、子どもの成長を見るのがとても楽しいですね。まだ小さい子たちなのですが、趣味は子どもの観察とも言えます(笑)。子どもたちと接することが、今一番ほっとするひとときになっています。

読者の方へのメッセージをお願いします。

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検査を受けた方がいいとわかっているが、「痛そう」「大変そう」「恥ずかしい」という理由で検査を受けられていない方は多いと思います。そういう人にこそ検査を受けてもらえるように環境や設備を充実させています。また、講演会を行うことでより多くの方に予防できるがんがあることを知ってもらい、自分の健康に興味を持ってもらえればと考えています。大きな目標は地域の皆さんの予防できるがんをなくすことですが、同時に少しでも気になることがあれば、「あそこに行けば解決の道筋を立てられる」と感じてもらえるようなクリニックをめざしています。小さなことでも困っていらっしゃることがあれば、何でもお手伝いしたいと思っていますので、ぜひお気軽に来院していただけたらうれしいです。

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