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植村 明嘉 院長の独自取材記事

うえむら眼科クリニック

(西宮市/甲子園口駅)

最終更新日:2022/03/28

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「うえむら眼科クリニック」は、日本眼科学会認定の眼科専門医である植村明嘉先生が2020年5月に開院したクリニックだ。JR神戸線の甲子園口駅から徒歩10分の甲子園口グリーンプレイスにある同クリニックは、西宮市の東端に位置し、尼崎市や宝塚市からのアクセスも良い。こだわりの設備をそろえ、日帰り白内障手術・硝子体手術・抗VEGF治療・眼瞼下垂手術など、豊富な経験に基づく専門性の高い眼科医療を提供していることが特徴。2020年3月までは名古屋市立大学医学部の教授を務めていたという植村院長は「地域の皆さまが目の病気で心配しなくて済むよう、自分の持てるすべてを使って診療にあたっている」と力強く語る。丁寧な説明と患者に寄り添う心を大切に診療している植村院長がめざす医療について、詳しく話を聞かせてもらった。

(取材日2021年10月26日)

最新の医学に基づいた最善の眼科医療を

まずは、開院前の経歴について教えてください。

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私は兵庫県伊丹市で生まれ育ち、六甲学院中学・高校を卒業した後、1990年に京都大学医学部に進学しました。1996年に医師免許を取得した後、眼科研修医として京都大学医学部附属病院に1年間、大阪の北野病院に2年間勤務しました。北野病院では、白内障手術をはじめとする多くの眼科手術に執刀させていただきました。その後、京都大学大学院博士課程に進み、糖尿病網膜症の病態解明と治療法開発をめざして、網膜血管の研究を進めました。2003年に学位を取得した後も、神戸の理化学研究所にて網膜の研究を続けました。2007年から神戸市立医療センター中央市民病院眼科副医長を務めた後、2009年からは神戸大学医学部血管生物学分野特命助教、2014年からは名古屋市立大学医学部網膜血管生物学教授として、眼科診療と基礎研究を並行して続けてきました。

開院にあたってこだわったところはありますか?

網膜血管の研究を始めて20年以上が経過し、この分野では世界の先端を走ってきたと自負しています。一方で、これまでに取り組んできた先進の医学を、より多くの方に実践していくのも自らの責務であると考え、開院を決意しました。そこでまずは、クリニックの設備を充実させることにこだわりました。基幹病院と同レベルの高度な医療を実現するため、検査・診察・手術に必要な機器は、すべて先進のものを導入しました。さらに待合室や検査室を広めに設計し、患者さんご本人だけでなく、付き添いで来られた方のご負担も軽減できるよう配慮しています。手術室の空調にもこだわり、安全性の確保を心がけています。手術を受けられる方の大半は高齢の患者さんですので、手術後に休んでいただけるリカバリールームも設置しています。

日帰り手術をはじめ、先進的な医療に積極的に取り組んでいるそうですね。

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そうですね。毎週火曜日の日帰り白内障手術では、患者さんの目の状態や生活スタイルに合わせて、近視・遠視・乱視・老眼に対応できる先進の眼内レンズを使っています。すべて健康保険の適応となる多焦点眼内レンズのほか、患者さんのご要望があれば選定療養の多焦点眼内レンズも取り扱っています。黄斑前膜など網膜の病気がある場合は、必要に応じて日帰り硝子体手術を行っています。私の専門である糖尿病網膜症や加齢黄斑変性の治療では、抗VEGF薬の硝子体注射も行っています。網膜の薬物治療については、これまで国内外の研究機関や製薬企業と多数の共同研究を行っており、患者さんの病態に応じて最適と考える治療法を選択しています。さらに、外部の先生を招いて眼瞼下垂や涙道の手術も行っています。この他、緑内障を含む幅広い目の病気の検査・治療や、眼鏡・コンタクトレンズの処方に加えて、オルソケラトロジーによる近視治療にも取り組んでいます。

不安な気持ちに寄り添う心を大切に

先生が患者さんに対して心がけていることはありますか?

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すべての患者さんに真摯に向き合い、不安な気持ちに寄り添うことが治療のスタートだと考えています。まずは患者さんに、ご自身の目の状態をしっかりとご理解いただくため、白内障や網膜の画像、眼圧のグラフや視野検査の結果などをお見せして、わかりやすい言葉を用いながら、時間をかけて詳しく説明しています。その上で、点眼治療や手術などの選択肢を提示し、患者さんのご要望をよく聞いてから、一人ひとりの生活スタイルに合わせた治療を行っています。

患者さんはどういう方が来院されますか?

小さなお子さんからご年配の方まで、幅広い年齢層の患者さんが来院されます。白内障手術を希望される方が多いのですが、網膜の病気や緑内障に加え、近視、老眼、花粉症、ドライアイ、飛蚊症など、あらゆる目の病気を診させていただいています。全身の病気と関連がある場合や、入院が必要な場合は、速やかに大学病院や基幹病院に紹介しております。

目の手術というと、不安に感じる人も多いのではないかと思うのですが。

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「できれば目の手術は受けたくない」とお考えになるのは当然です。そうした恐怖心を乗り越えて手術を決意される方は、日々の生活に支障を来すほど白内障が進んでいることが多いです。患者さんの「見やすくなりたい」というお気持ちに寄り添い、少しでも安心して手術を受けていただけるように、現在の目の状態や、手術後の見え方について詳しく説明してから、手術を受けるかどうか患者さんご自身に決めていただいています。その一方で、私自身は手術機器や技術についての最新情報を常に入手し、自己鍛錬を怠らないようにしています。

どんな目の症状でも安心して受診してほしい

先生が眼科の医師をめざしたきっかけは何だったのでしょう。

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医学部の学生時代に経験した臨床実習がきっかけです。当時の京大眼科で行われていた、洗練された手術を見て感銘を受けたんです。そして手術を受けた患者さんが感激している様子を見て、眼科は治療の結果が明確に返ってくる領域であることを実感しました。また、眼科では一人で手術を行うので、「早いうちに独り立ちできるのでは?」という思いもあり、眼科医になることを決心しました。医師になって25年がたちましたが、眼科の道に進んで本当に良かったと感じています。

心に残っている患者さんとのエピソードを教えてください。

開院後すぐに、非常に進行した白内障の患者さんがお二人、クリニックを受診されました。いずれの方も、目の前で何かが動いているのがようやくわかる程度でしたが、他の医療機関では手術を断られてしまったとのことで、当クリニックの開院を心待ちにされていたそうです。これまで私は、数多くの白内障手術を手がけてきましたが、お二人から感謝の言葉を頂いた時は、本当にうれしかったですね。ほとんどの患者さんは、白内障手術の前は不安な気持ちを抱いておられますが、手術は5分ほどで終了し、目薬による麻酔だけで痛みもほぼなく、終わってみると「こんなことならもっと早く受ければよかった」と喜んでいただけるはずです。

最後に、今後の目標と読者へのメッセージをお願いします。

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クリニックでの診療と並行しながら、現在も名古屋市立大学客員教授、愛媛大学客員教授、国立循環器病研究センター客員部長を兼任しています。こうした活動を通じて、先進の医学を地域の医療に還元したいと考えています。同時に、あらゆる目の病気に対応できるよう、診療体制をさらに充実させていきます。敷居は低く、志は高く、地域のかかりつけ医として、どんな些細な症状でも受診していただける眼科クリニックをめざします。目のことで何か困ったことがありましたら、気軽にご相談いただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

多焦点眼内レンズを用いた白内障手術(選定療養)/通常の白内障手術費用に加えて、片眼17万円〜(税込)
オルソケラトロジー治療/初年度16万5000円、2年目以降2万2000円(税込)

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