全国のドクター9,044人の想いを取材
クリニック・病院 160,867件の情報を掲載(2022年5月16日現在)

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 尼崎市
  4. 猪名寺駅
  5. かねこ内科循環器クリニック
  6. 金子 明弘 院長

金子 明弘 院長の独自取材記事

かねこ内科循環器クリニック

(尼崎市/猪名寺駅)

最終更新日:2022/02/25

196147 top

JR猪名寺駅から徒歩3分のクリニックモールにある「かねこ内科循環器クリニック」は、2020年5月に開業。無料の駐車場が完備されている。院内は真新しく、バリアフリー化されており、高齢者や疾患を抱える患者にとっても通いやすく、尼崎市や伊丹市といった地域の住民を中心に多くの患者が訪れている。院長を務めるのは、病院の総合内科や循環器内科などで多くの臨床経験を積んだ金子明弘先生。「内科疾患、循環器疾患に関する質の高い医療、患者一人ひとりの症状に寄り添うこまやかな医療を提供したい」と語る金子院長に、その思いや同院の診療について詳しく聞いた。

(取材日2021年11月1日)

患者一人ひとりに寄り添うこまやかな医療を提供したい

先生が医師をめざしたきっかけを教えてください。

1

私が医師になったのは、外科の医師だった父の背中を見て育ったからと言えるかもしれません。子どもの頃、父は伊丹市にある近畿中央病院に勤めていました。父が休日に勤務の日に、一緒に病院に連れて行ってもらった記憶があります。診療にあたる姿を間近で見たり、患者さんから感謝の気持ちを伝えていただく姿を見て、小学生の頃には私自身も医師になりたいと思うようになりました。

どういう想いがあって開業されたのでしょうか?

循環器疾患の中でも、例えば心不全はほんのちょっとしたことがきっかけで悪化しやすい病気。大きな病院ですと診察が3ヵ月に1回になるなど、患者さんの変化を細かく見ていけないと感じていました。少し状態が悪くなったときに医師が気づくことができたら、重篤な状態になることを回避できるのではと思ったんです。そこで、一人ひとりの症状に寄り添いながら、総合的な診断と無駄のない治療を行えるクリニックを開業することを決心しました。

診療内容について教えてください。

2

一般的な風邪や発熱、咳、喉の痛みなどの感染症状、咳が長期間続く、息が苦しいなどの呼吸器症状、下痢や嘔吐、腹痛などの消化器症状を幅広く受けつけています。また、高血圧症や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、痛風の原因となる高尿酸血症といった生活習慣病。そして心臓や血管に関わる循環器疾患を診ています。特に循環器疾患の中では、誰にでも起こり得る心不全の治療に力を入れており、心肺運動機能を測定したり、測定した結果に基づいて心臓リハビリテーションを行うことで、よりこまやかな診療ができるようにしています。

迅速かつ精密に心臓疾患に関する検査を実施

循環器疾患にはどんなものがあるのでしょうか?

3

心臓に十分な血流を送ることができず、胸の痛み、息苦しさが出現する狭心症、心臓に送られる血流が途絶えてしまい、胸や背中の痛み、みぞおちの痛みを来してしまう心筋梗塞、心臓の中にある逆流防止弁に異常がある心臓弁膜症、心臓の筋肉自体の病気で心臓が大きくなったり動きが悪くなったりする心筋症、めまいや動悸症状の原因となる不整脈、足の動脈が狭くなってしまい、十分な血流を送ることができず、歩くときに足が痛くて歩けなくなってしまう末梢動脈疾患、動脈硬化や生まれつきの病気で大動脈が拡張する大動脈疾患などが挙げられます。

クリニックではどのような検査を行うのでしょうか?

先進の機器を取りそろえ、検査体制を充実させています。基本的な検査としては、血液検査、尿検査のほか、心電図検査や胸部腹部エックス線検査、超音波検査が可能です。一部の血液検査では、循環器疾患の中で心不全があると上昇するNT-proBNPが即座に調べられます。また、貧血の有無を確認できる末梢血一般、炎症の有無を評価できるCRP、生活習慣病の一つである糖尿病の状態を把握するのに必要なHbA1cもすぐにご報告可能です。当院の特徴的な検査としては、動脈硬化を評価できる血圧脈波検査装置、狭心症を評価できる運動負荷心電図、心肺機能の評価ができる心肺運動負荷試験、肺機能検査、気管支喘息を診断できる呼気NO検査、禁煙の外来で評価が必要な呼気CO検査などそろえております。

超音波検査のメリットを教えてください。

20211215 4

放射線の被ばくがなく、痛みを心配する必要のない超音波検査は、患者さんに安心して受けていただける検査です。首では頸動脈を診ることで動脈硬化の程度や血管の狭窄を評価したり、甲状腺の腫れや腫瘍などを評価できます。胸では心臓の状態をリアルタイムで観察し、心臓の動きや筋肉の厚み、逆流防止弁の狭窄や逆流が描出できるほか、さまざまな心臓病の診断、重症度の評価や治療結果の判定ができます。また乳腺エコーも可能です。おなかでは肝臓、胆のう、すい臓などの消化器疾患、腎臓、膀胱などの泌尿器疾患、腹部大動脈瘤などの動脈疾患が評価できます。下肢では、下肢動脈の血流や狭窄の評価や、下肢静脈を見て、血栓症の有無や静脈瘤の精査も可能です。専門の検査技師が検査を担当し、予約した方はもちろん緊急検査にも対応可能です。当院では、先進の超音波検査機器を導入しており、心臓においては3Dエコーや目に見えない心筋の動きの評価も可能です。

こちらで行っている心臓リハビリテーションとは何ですか?

心臓リハビリテーションとは、心臓や心臓を取り巻く血管、下肢に栄養を送る血管に疾患のある方を対象とした、運動療法が中心となったプログラムです。「心臓の病気なのに運動してもいいのか?」と思う方もいらっしゃるかと思います。確かに、以前は循環器疾患のある方に運動させてはいけないとされてきました。ところが運動を控えると体全体の機能を落とし、ちょっとした動きでも心臓に負担をかけるという悪循環を起こすのです。心臓リハビリテーションは、医師の指導のもとで定期的に運動療法を行うことにより、患者さんの活動量を上げて、心機能の改善や、病気の再発の抑制をめざします。当院では専用のリハビリ室に有酸素運動を行えるバイクをそろえました。一人ひとりの状態に合わせてプログラムを組んで実施しています。リハビリ中の心電図や心拍数は診察室のモニターで常にチェックしているので、安心して受けていただければと思います。

患者の話をよく聞き、健康を生活改善からサポート

診療時に心がけていることをお聞かせください。

5

適切な診断のためには、患者さんの不安や思いに耳を傾けることが大事だと考えています。そのために、硬くなりすぎずくだけすぎないように配慮しながらコミュニケーションを取り、言いたいことを言っていただける雰囲気づくりを優先しています。加えて、生活習慣病に関しては継続した治療が必要となるため、患者さん自身の体調管理を続けやすい環境づくりも大切と考えます。そのためスマートフォンの扱いに慣れている方には、専用アプリでの管理をお勧めしています。日々の血圧や血糖値、体重、歩数などをクラウド上に記録して、情報を医師とシェアすることができます。リアルな診療はもちろん、オンライン診療にも役立っています。ちなみに当院では、測定データをアプリに転送することができる機能を搭載した血圧計の貸し出しも行っています。

院内の感染症対策について教えてください。

院内には室内の快適な温度や湿度を保ちつつ換気ができる換気設備を設置しているほか、発熱といった風邪症状の患者さんについては別室で診察を行っています。いつも来院されている方に不安を与えないよう、また風邪症状の患者さんが受診をためらわずに来院できるよう配慮しました。診療室においては椅子や机などを診療ごとにアルコール消毒。ベッドには使い捨てのシーツを使用していますし、安心して診察を受けていただきたいですね。スタッフの体調管理も出勤時には必ず検温して発熱がないことを確認してますし、風邪症状や下痢などの腸炎症状などがある場合には休んでもらって必要に応じて検査もしています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

6

当院は、医療モールの中にあります。内科以外では、眼科、整形外科、皮膚科、耳鼻咽喉科があるので安心です。どの科にかかればいいのかわからないことも多いと思います。その時には、当院にご受診いただければ、ご紹介が必要な方には責任をもってご紹介させていただきますので、お気軽にご来院ください。中でも、循環器疾患には緊急性が高い病気も含まれておりますので、気になる症状があれば早めに受診しただくことをお勧めいたします。また、心臓リハビリテーションの認知度はまだまだ低いと思うので、多くの人に知っていただければと思います。今後も真摯に一人ひとりの症状に寄り添って、「ここに来たら何とかしてもらえる」と思っていただけるクリニックにしていきたいです。

Access