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痛みや腫れを極力抑えていく
親知らずの抜歯

かなまち志田歯科

(葛飾区/京成金町駅)

最終更新日:2020/07/14

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奥歯の何げない痛みや腫れ、違和感があって初めて気がつくことも多い「親知らず」の存在。ただでさえ歯ブラシが届きにくい上、人によっては横向きに生えたり、部分的に歯肉に埋まっていたりと、不規則な生え方をすることでより細菌感染のリスクが高まり、周囲の健康な歯に悪影響を及ぼしかねないため、一般には「親知らず=抜歯するもの」といった考え方が定着している。口腔外科を専門に、開業以前からこれまで親知らずの抜歯を数多く手がけてきた「かなまち志田歯科」の志田祐次郎院長に、「親知らずは必ず抜歯すべき?」といった素朴な疑問を含め、親知らずに起因するトラブル事例や抜歯の手法、抜歯後の生活での注意点などについて詳しく聞いた。 (取材日2020年7月1日)

手前にある健康な歯を守るために必要なのであれば、タイミングを選んでできるだけ早く抜歯を

Qそもそも親知らずは必ず抜くべきものなのでしょうか?
A
1

▲無理をせず、体調が万全なタイミングで抜歯の選択を

親知らずは正規の歯の本数に含まれ、過剰なものではありません。江戸時代頃までは日本人も総じて顎が大きく、親知らずも奥歯のうちの1つとして当たり前に機能していました。しかし現代人は顎が小さく、一番奥にある親知らずが歯列の中に納まりきらなくなった結果、横向きに生えるなどしてセルフケアが難しくなり、トラブルを起こしやすい傾向にあります。日々のブラッシングなどご自身で十分に管理できるようなら、抜く必要はありません。ただし、ケアが不十分で虫歯になると、手前の歯を虫歯にしてしまうリスクが高くなります。腫れがあったり違和感が続くようなら、手前にある健康な歯を守るためにも早めに抜歯することをお勧めします。

Q抜歯すべきタイミングについて教えてください。
A
2

▲親知らずの抜歯を得意とする志田院長

親知らずは上下左右計4本ですが、退化傾向にあり、生えてこないケースもあります。生えるタイミングとしては20歳前後。そして20代後半から30代にかけて、虫歯や歯周病など親知らずに起因する何らかのトラブルが多くなります。抜歯は骨のしなやかさを利用し、骨を圧迫してテコの原理で歯を少しずつ揺らしながら外に取り出すようなイメージで行っていきます。若ければ若いほど歯の根っこと歯槽骨の間でクッションの役割を果たす歯根膜も厚く、骨もしなやかですから、患者さんご自身の体にも負担をかけることなく短時間で抜歯することができます。後回しにせず、体調が万全なタイミングで行うのがよいでしょう。

Q抜歯を数多く手がける中で、気をつけていることはありますか?
A
3

▲できる限り患者に負担の少ない方法で行う

私は口腔外科が専門ということもあり、開業後の今も毎日のように抜歯を手がけていますが、なるべく腫れさせることなく、抜歯中から抜歯後にわたっても、患者さんの体にかかる負担を最小限にとどめることを意識しています。当院の場合、親知らずの抜歯は麻酔を使用した上で、「ヘーベル」という棒状の器具1本だけで抜くこともありますが、やむを得ず歯ぐきの切開剥離を伴う場合であっても、傷口をできるだけ小さくし、周囲の骨を削らない、対象歯を細かく分割した上で取り除くなど、可能な限り低侵襲の術式で行っています。

Q抜歯する医療機関はどのように選んだらいいでしょうか?
A
4

▲テコの原理を利用し抜歯する

大規模な病院のほうが安心だと感じられる方は、それも1つの価値観ですから、選択肢の1つに入れてもいいと思います。ただし、歯は抜いたら終わりという安易なものではありません。抜歯後の痛みの感じ方や腫れの出具合には個人差があり、場合によっては消炎のために追加で痛み止めを処方したり、患部を洗浄したり、噛み合わせの調整が必要になるケースもあります。アフターフォローで引き続き通院する可能性も考慮に入れると、ご自身が通いやすいエリアの中で、抜歯のテクニックや経験が豊富な歯科医師のいるクリニックを見つけておくと、より安心です。

Q抜歯後の日常生活で、注意することはありますか?
A
5

▲抜歯後の痛みは我慢せず、相談を

抜歯当日は飲酒、激しい運動、長風呂など血流が良くなる行為は控えるようにお願いしています。血流障害を引き起こす喫煙については、傷口にかさぶたができるくらいまでは当面の間控えていただくのがベストでしょう。それ以外は、食事面でも特にこれと言った制限は必要ありません。抜歯後は翌日が痛みのピーク、翌々日が腫れのピークというのが、1つの目安になると思います。痛みの感じ方は人それぞれですから、ご自身がつらいと感じる時には我慢しすぎず、随時歯科医師にご相談ください。患部を洗浄することで痛みが落ち着くこともあります。

ドクターからのメッセージ

志田 祐次郎院長

女性の妊娠性歯肉炎も、親知らずのトラブルに起因するケースがとても多くなっています。薬を使うこともあり、妊娠期全般にわたって抜歯はお勧めできませんから、そうした意味でも親知らずが気になるようなら早めに抜歯しておいたほうが安心だと思います。既往症をお持ちで常用薬がある方も、あらかじめご相談いただければ、全身症状を念頭に入れた処置をさせていただきます。痛みや腫れは、一時的におさまってもまた繰り返します。抜歯に対する恐怖感からなかなか決心がつかないと思いますが、当院では口腔内を診察した上で十分な現状説明のもと、初診時でも抜歯可能です。口腔全体の健康を守るためにも、ご自身で後悔のない選択をしてください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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