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脚のむくみやだるさも改善へ
低負担の下肢静脈瘤の日帰り手術

うのさわクリニック

(流山市/運河駅)

最終更新日:2022/11/28

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  • 保険診療

下肢静脈瘤は脚の血管の膨らみだけでなく、だるさやむくみといった不快感、肌の色の変化なども症状として現れる病気だ。脚の静脈にある弁が壊れて血液が逆流、あるいは下肢に滞留することで生じ、人間が二足歩行をする以上避けられない病気ともいわれる。命に関わりはしないが自然に治ることもないため、不快な諸症状から解放されるには、医師のもと適切な治療を受けることが大切だという。「下肢静脈瘤の手術は日帰りでもできるようになり、患者さんへの負担もだいぶ軽くなりました」と話すのは、「うのさわクリニック」の宇野澤聡院長。血管外科の専門家であり、開業後も下肢静脈瘤の手術に力を注いできた院長に、この病気の特徴や日帰り手術について詳しく話を聞いた。

(取材日2022年6月25日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q下肢静脈瘤とはどんな病気なのでしょう。
A

静脈内の弁が壊れることで血液が逆流して脚の血管にたまり、その部分が膨らんでしまう病気です。経産婦の方や、立ちっぱなしで移動をしない仕事の方がなりやすいほか、加齢ともに発症する方が増える病気でもあります。また遺伝の要素もあるといわれており、ご両親が下肢静脈瘤をお持ちならば子どもも発症しやすい傾向にあります。見た目が変化する以外にも、脚のだるさやむくみ、痛み、夜間のこむら返りなどが生じることも。もっとひどくなると、血液の成分が染み出して肌が変色したり、皮膚が硬化したりすることもあります。男性は長いズボンを履くことが多いからか、女性と比べると、ひどくなってから来院する方が多い印象を受けますね。

Q下肢静脈瘤の手術はどのような人に推奨されますか?
A

下肢静脈瘤は自然治癒することはないものの、命に関わるような病気ではありません。そのため手術を行うべきかどうかはご本人にどのような自覚症状があり、どれほど困っているかなどを基準に総合的に判断されます。現時点では自覚症状が軽微なものでも、いずれ進行して脚の皮膚が硬くなってくる方や、あまり困っていないつもりでも手術を受けてみたら違いに気づいたという方もいらっしゃいます。ですから気になる症状がある方は、一度医師に相談の上、検査を受けるようにしてください。不快な脚の症状の解消を図ることはQOLの向上にもつながりますし、日帰り手術は体への負担も軽いので、基本的には翌日から仕事に復帰してもらえるでしょう。

Q日帰り手術の方法についても教えてください。
A

主な手法として挙げられるのは「レーザー治療」と「グルー治療」の2つですね。どちらも血管の中にカテーテルを挿入するという点では同様ですが、レーザー治療では逆流している静脈の部位を焼きふさぐのに対して、グルー治療は接着剤で逆流部分の血管を閉じるという点で異なります。またレーザー治療を適応した場合、術後1日は包帯をし、その後も締めつける力の強い「弾性ストッキング」を1ヵ月ほど着用してもらう必要があります。グルー治療を行った場合は、包帯も弾性ストッキングによる圧迫も不要です。当日からでもお風呂に入れますよ。ただし接着剤でアレルギーを起こす場合があるので、かゆみなどが出たらすぐに医師にご相談ください。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診。術前の状態を写真記録

まずは、問診。看護師に脚の状態を確認してもらう。血管が目立つ、脚がだるかったりむくんでいたりするなどの気になる症状があるか、症状があるならばいつ頃からなのか、といった点もその際に伝えておこう。症状の確認を終えたら、現在の脚の状態が写真で撮影される。

2超音波検査で脚の血管をチェック

医師が超音波(エコー)検査で、脚の血管の様子をより詳細にチェックして、手術適応となるかを検討。同院では手術を行う場合、どの方法がいいか、また術後の流れなどについても患者と適宜話し合うという。レーザー治療を行うと決まったら、手術後に装着する弾性ストッキングのサイズの採寸も併せて実施。

3術前検査を受ける

一般的な腎機能や肝機能を調べる血液検査や心電図検査を行い、手術を実施するにあたって支障となるような病気がないかを調べる。糖尿病のある人の場合は、数値が落ち着いてから手術実施となることも。その後、仕事をはじめ患者の予定と擦り合わせて、手術の日取りが決定される。

4脚に局所麻酔を施し、手術を開始

脚に局所麻酔をし、点滴から鎮静剤を投与される。そのため、手術は眠っている間に終了するという。手術の所要時間は片脚なら20分ほど。両脚なら40分ほどとなる。レーザー治療を行った場合、術後は包帯と弾性ストッキングを装着。レーザー使用の有無にかかわらず、歩いて帰宅が可能とのことだ。

5術後の経過観察のため通院

レーザー治療を行った場合は術後3日以内に、グルー治療を行った場合は1週間以内に受診して、経過の確認を受ける。その後1ヵ月後に再度受診し、問題がなければ治療は終了。グルー治療の後、まれに腫れやかゆみが起こることがあるが、抗アレルギー剤や解熱鎮痛剤で対処可能だという。

ドクターからのメッセージ

宇野澤 聡院長

下肢静脈瘤による脚のだるさやむくみ、痛みなどの不快な症状は、QOLに影響を及ぼすものです。それらの症状を軽減し、生活を楽に送れるようにする一助となるのが手術という選択肢。以前まで入院が必要だったこの手術は、現在は低負担の日帰り手術で対応が可能になり、基本的に翌日には仕事に復帰してもらえます。当院は「地域の患者さんの相談窓口」であることをめざしていますので、「本当に下肢静脈瘤かな?」という段階で受診してくださっても大丈夫です。負担の少ない検査で状態を精査し、必要なら、より専門的な医療機関におつなぎすることもできます。皆さんのニーズをくみ取って対応させていただきますので、ぜひ気軽にご来院ください。

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