全国のドクター9,118人の想いを取材
クリニック・病院 160,836件の情報を掲載(2021年5月07日現在)

  1. TOP
  2. 京都府
  3. 京都市山科区
  4. 御陵駅
  5. 医療法人育心会 すとうキッズクリニック
  6. 周藤 文明 院長

周藤 文明 院長の独自取材記事

すとうキッズクリニック

(京都市山科区/御陵駅)

最終更新日:2020/06/30

20200629 194365 top

京都市山科区北花山中道町にある「すとうキッズクリニック」は、小児科・アレルギー科・循環器内科のクリニックとして、子どもはもちろん、その家族の健康維持にも貢献しているクリニックだ。院長を務める周藤文明先生は、カナダのトロント小児病院での勤務経験を持つ、情熱あふれる医師だ。運命に導かれるように帰国したのち、小児循環器治療の経験などを生かしていくために、クリニックを継承。広範囲をカバーする診療に情熱を注いでいる。今回は、2018年2月に新築移転したクリニックの中でいろいろと話を聞かせてもらった。
(取材日2020年6月12日)

徹底した感染症対策と空間分離で安心できる空間を

来院した子どもはもちろん、大人も楽しくなるようなクリニックですね。

1

ありがとうございます。来てくれた人が心地良く、そして少しでも楽しく過ごしていただけるよう、デザイナーさんを中心につくっていったクリニックです。天井は大きな空になっていて、待合室、中待合、処置スペースをつないでいます。緑の家があるキッズスペースは安心して遊んでいただけますし、授乳やおむつ換えも快適にしていただけるように専用スペースを設けています。また、予防接種や乳児検診、皮膚疾患などの受診の際には、感染症の方と隔離してお待ちいただけるように入り口から会計までスペースを分けています。院内で空間をシェアすることはありませんので、どうぞ安心してご来院ください。

感染症対策を徹底的にされているそうですね。

お子さんを連れての来院は、季節を問わずに感染症が心配なものです。お子さんが小さければ小さいほど、その気持ちは大きくなるでしょう。そこにさらに新型コロナウイルスの心配もあります。そんな保護者の方の気持ちを少しでも軽くし、受診を躊躇わなくて済むように感染症対策は徹底的に行っています。院内にアルコールスプレーを配置し、各診療時間帯の前後にはすべての椅子、デスク、カウンター、手すりなどをアルコール消毒、また診療時間中にも適宜アルコール消毒を行っていますし、ロタ・ノロ疑いの患者さんが来ればその都度、次亜塩素酸ナトリウムで消毒しています。また、院内空間は空気清浄機を使用し、クリーンな空間を保てるようにしています。

発熱のあるお子さんの受診に関してはいかがですか?

2

5日以内に37.5℃以上の発熱のある方は、まずは電話連絡にて時間調整をしてからご来院いただけるように調整しています。発熱性感染症が疑われる場合には、専用の出入口を有した特別待合室、特別室へとご案内します。「発熱していたら診てもらえないんじゃないか」とご心配されている方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。適切な診察をいたしますので、まずはお電話をいただければと思います。また、皮膚疾患、食物アレルギー、夜尿症、便秘などで、かかりつけの方は、予約時の問診記入と電話での確認で定期薬の処方が可能です。また、咳や鼻水などの風邪症状で前回の処方を希望される方も、電話でお問い合わせください。

手を抜かず、何度でも同じ説明をすることも医師の務め

診療する際、先生のモットーを教えてください。

3

「丁寧な診療」ですね。医師は1日に何人もの患者さんに会いますが、患者さんの側から見れば私は1日に会う唯一の医師であることがほとんどでしょう。そのことを忘れないように心がけています。たとえ「さっきの患者さんにしたな」という説明であっても、その日に同じ説明をするのが何回あったとしても、病気や治療法についてご理解いただけるまでしっかりと説明する。そして、症状が出ている部位だけでなく患者さんの全体像を捉えた検査・治療を行うように努めています。お一人お一人に対して手を抜かず、何度でも同じ説明をすること。これは医師の務めだと考えています。「疲れているから」「飽きてたから」なんてことはあってはいけませんからね。

説明以外にも具体的に気をつけていることはありますか?

症状が出ている部位だけでなく患者さんの全体像を診ることです。例えば中耳炎。ほとんどのお子さんが経験したことがある病気ですが、これはこまめに鼻を吸うことで事前に予防できることが多いですし、たいていの場合早期に対処すればひどくなることはありません。ですから風邪の症状で受診いただいた場合は、自覚症状がない患者さんの場合でも耳を確認しますし、鼻が出ていれば吸引します。子どもは大人が小さくなったのではなく、子どもは子ども。独自の症状や独自の特性があります。そういった部分に気をつけながら診察、治療をすることが大切だと思います。

特に力を入れている治療はありますか?

4

一つはアトピー性皮膚炎の治療ですね。多くの子どもたちの診察を通して、アトピー性皮膚炎で悩み、苦しんでいる親子がたくさんいることを実感しています。アトピー性皮膚炎は命に関わる病気ではないかもしれませんが、QOLには大きく関係しています。私は、一人でも多くの人にアトピー性皮膚炎から解放されてほしい。そこで、患者さん親子にしっかりと理解していただき、ケアを実践してもらうように努めています。薬の量、塗り方まで一から具体的にお伝えすることで、症状の改善をめざしています。アトピー性皮膚炎に悩んでいるお子さんはもちろん、大人の方の受診も大歓迎です。悩んでいる方は、ぜひ一度ご来院いただき、お話しさせていただきたいと思っています。

良い医療とともに、患者にとって良い環境も提供したい

視機能検査機を導入されているそうですね。

5

3歳児健診を担当しているのですが、1回30人ほどの子どもを診ると、1~2人の子どもを視覚機能異常の疑いで眼科に紹介することがあります。しかし、3歳児の視覚機能を検査することは難しく、眼科の先生も苦労されるそうです。小さな子どもの視覚機能に問題がある場合、早期に治療を開始することで機能回復が見込まれます。ただ検査自体ができないということで前に進めず、ご両親は不安を抱えなくてはいけない場合もあります。その不安を解消する一助となり得るテクノロジーとして導入しました。当クリニックでは、1歳、3歳、就学前の予防接種の際に視機能検査を実施しています。

とてもこまやかに、患者さんやその家族への心配りをされているのですね。

私は、カナダのトロント小児病院に8年間勤務した経験があります。そこでは世界でも先進的といわれるような治療が行われていて、世界中から優秀な医師や研究者が集まっていました。トロント小児病院では本当に貴重な経験をたくさんしましたが、一つ違和感を感じていたことがあって、医師と患者の距離感が近しくないというか、医師は雲の上の人みたいな感じで、患者さんや家族は気軽に質問できない雰囲気がありました。そこに、日本人の自分には驚きと違和感がありました。だから、自分は良い医療を提供していくのはもちろんですが、患者さんが質問できたりする環境も整えたいと思っています。

それでは最後に、皆さんへメッセージをお願いします。

20200629 6

大学を卒業以来、循環器領域の臨床や教育、研究にも長年携わってきました。多くの人に出会い、さまざまな貴重な経験をさせていただいたと自負しています。これまでに私が見たもの、学んだもの、そのすべてを生かしたホームドクターとして、この地の皆さまに還元していきたいと考えています。小児科のクリニックですが、お子さんだけでなく一緒に暮らすご家族の健康維持とご不便の解消のためにも役立ちたいと考えています。大人も子どもも関係なく、皆さんにとって安心していただけるような診療を提供いたします。学校やお仕事で忙しい方のために、日曜日の診療も行っています。ぜひ、気軽に受診してくださいね。お待ちしています。

Access