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荻野 直己 院長の独自取材記事

ベニバナファミリークリニック

(桶川市/桶川駅)

最終更新日:2020/01/24

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JR高崎線桶川駅から1kmほど、大型ショッピングモールにもほど近い「ベニバナファミリークリニック」を訪ねた。エントランスを抜けると右手に小児科用、左手に内科用に別々の待合室が設けられ、小児科側にはロフトつきのキッズスペースもあるなど、異世代の患者同士が互いに居心地良く過ごせるような空間が整う。荻野直己院長は、「専門分野にとらわれず何でも診られるドクターでありたい」と、大学病院の消化器外科で培った幅広い経験を生かし、内科全般、外科、皮膚科、小児科まで地域の患者のさまざまな相談に対応。エネルギッシュな話しぶりが印象的な荻野先生に、クリニックの特徴や診療時に心がけていること、「何でも診る」というポリシーの原点でもある外科医局時代のエピソードなど、じっくりと聞いた。
(取材日2019年12月16日)

かかりつけ医として「何でも診る」が基本スタンス

開業から4ヵ月、どんなご相談の患者さんが多く来られていますか?

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0歳児から90代の方まで本当に幅広い世代の患者さんが来られています。最初は小児科と皮膚科のご相談が中心でしたが、私の専門である消化器系の疾患や内視鏡検査、また「健診で高血圧を指摘された」といったご相談を入口に、内科の患者さんもかなり増えてきて、生活習慣病に関連する食事指導なども行っています。私は埼玉医科大学の出身で、勤務医時代も含めてここまで育ててもらったことに対する恩返しの意味もあり、開業するなら埼玉県内でと決め、1年近くかけて候補地を探しました。当院の目の前には北本市につながる新しい道路ができ、近隣の新築住宅には若いファミリーがどんどん入ってきています。この街の「これから育っていく」雰囲気がとても気に入っているんですよ。

クリニックの特徴を教えてください。

地域のかかりつけ医として「何でも診る」というのが、僕の基本スタンスです。何か不調があったらまずここに来て、原因を探り、回復に向けたおおよその道筋がつけられるようにしたいという思いから、当院では大学病院で導入しているのと同水準の16列マルチスライスCTを完備しています。CTがあれば、腹部だけでなく、肺、脳、骨などさまざまな部位の異常に対し、精密な検査が可能になりますからね。消化器の検査として有用な内視鏡と併せてCTを活用し、見落としのない診療をめざしています。そして、日曜に診療していることも特徴の一つ。日曜にしか病院に行けない、子どもの受診に付き添いたくても平日は時間が取れないといったニーズが思っていた以上に多く、日曜が一番混み合っているかもしれませんね。

患者さんと接する上でどんなことを心がけていますか?

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こういう症状だったらこの検査をして、こんな診断をして、この薬を出すと、教科書にはスタンダードな治療法が書いてありますが、患者さんがクリニックに来て何を求めているかは、全員異なります。痛みを訴えている患者さんを例に挙げると、ある方は「すぐに痛みを取ってほしい」、ある方は「原因がわかれば痛み止めはいらない」、またある方は「大きな病院に紹介してほしいからとりあえずここに来た」というように、10人いれば10とおりのご希望があります。そうした患者さん一人ひとりの思いを初診時にできる限りくみ取って、ご希望に応じた解決を図るということを常に意識していますね。

医局時代に培われた度胸と対応力が自身の糧に

先生が医師を志したきっかけは?

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父が地元の石川県金沢市で開業医をしていましたから、当然自分も医師になるものだと思って育ちました。父も元外科の医師ですから、子どもの頃のイメージでは「忙しくてほとんど家にいない人」(笑)。僕が中学2年の頃に父は胃腸科クリニックを開業しましたが、反抗期だったこともあって当時はまともに父と口もきかず、父のクリニックを見に行くようなこともありませんでした。僕が同じ開業医になった今、父は地元のクリニックを閉めて、フリーな立場であちこちの病院に出向いて内視鏡検査を行っています。実は当院にも月に2度ほど来て、検査を手伝ってくれているんです。地元から離れた埼玉で父と一緒に仕事をする機会があるとは、何とも感慨深いです。

消化器外科を専門に選ばれたのはなぜですか?

僕が在籍していた埼玉医大の消化器外科は、「専門に関わらず何でも診なさい」という方針の医局。どんな合併症があろうと、専門外の疾患をもっていようと、まずは一度診察して先のことはその後で検討するというやり方で、ベッドがないとか、今手術中だとか、どんな理由であれ患者さんを断ることは一切許されませんでした。でも、将来の開業を思ったとき、実際にはいろいろなお悩みの患者さんが来られます。その時に患者さんに対して「僕の専門外なので、よそに行ってください」とはできるだけ言いたくない。医師になった時からそういう将来像があったので、埼玉医大の消化器外科の方針は自分にとって何よりのトレーニングになると思って入局しました。ですから、医局時代の経験で何か特定の手術がうまくなるといったことよりもむしろ、何でも診るための「度胸」と「対応力」が養われたという自負があります。

クリニックでは、上部と下部双方の内視鏡検査を行っていますね。

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下部内視鏡(大腸内視鏡)に対してはまだ抵抗感が多少あるようですが、上部内視鏡(胃内視鏡)は胃の不調を調べる基本的な検査としてだいぶハードルも下がり、積極的に受ける方が増えてきていると感じます。当院では上部内視鏡は経鼻で行っていますが、どうしても鼻から入らず経口で行う場合であっても、経鼻用の径の細い内視鏡を使用します。以前は経鼻用カメラの画質の粗さがネックになっていましたが、現在は性能が進化して経口用のカメラにも劣らない画質となってきているので、安心して受けていただきたいですね。当院では朝と昼休みに上部と下部で一日あたり各一件の予約枠で対応していますが、今後はさらに枠を増やすことも検討したいと思っています。

患者に応じた食事指導で生活習慣病の予防・改善を図る

先生はクリニックのブログでも積極的に情報発信されていますね。

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最近はホームページを持っているクリニックは多いと思いますが、ユーザーの方からすると、病院を探すときや新規開院のときに見ることはあっても、その後見ることはほとんどないでしょう。一方、ブログが頻繁に更新されていたら、何となく継続的に読むようになることってありますよね。地域の若いお母さんたちがブログを読むうちに、何か心配事があったときに「あのクリニックに相談に行ってみようかな」と考えるきっかけになればいいかなと、クリニックのブログを始めました。私自身の日常や、流行の疾患などについても飽きずに気軽に読めるようなテイストで、ネタが尽きない限り続けていきたいと思っています。人によっては医師ってちょっと遠い存在のように感じている方もいると思うので、ブログを通じてもっと身近な存在として、親しみを持っていただけたらうれしいですね。

生活習慣病の予防や改善のために、食事指導にも注力されているそうですね。

糖尿病の治療は、投薬に加えて食事や運動など患者さん自身の生活習慣に深く関わるものですから一筋縄ではいきませんが、当院では毎日の食事から米やパン、麺などの糖質を省くといった糖質制限によって、血糖値をコントロールしていく方法も取っています。食事こそが体を形作る基本。糖尿病にとどまらず、高血圧、高脂血症も、糖質制限で内臓脂肪を減らしていくことによって、予防や改善が見込めると考えています。患者さんの生活スタイルも考慮に入れた食事指導を行っていますので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。

最後に、今後の展望と読者に向けたメッセージをお願いします。

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僕はもともと子どもが大好きで、医局を選ぶときにも外科と小児科で最後まで迷ったほどです。外科医局でのトレーニングに加えて、出向先の病院で受けた小児科専門のトレーニングが開業後の診療にも幅広く生かされています。患者さんが困ったとき、まずここに来て診察を受け、万が一大きな病院への紹介が必要なケースであっても、必要な手術や治療を終えたらその後の経過観察はまた当院に戻ってきていただけるような、安心感の高いクリニックでありたい。地域の患者さんがここに頼りたいと思える存在になることをめざして、日々の診療を積み重ねていきたいと思っていますので、どんな不調であっても気軽に足を運んでみてください。

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