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新藤 貴雄 院長の独自取材記事

足の静脈瘤クリニック横浜院

(横浜市西区/横浜駅)

最終更新日:2026/08/04

新藤貴雄院長 足の静脈瘤クリニック横浜院 main

横浜駅西口から徒歩約5分という便利な場所に2019年に「足の静脈瘤クリニック横浜院」を開院した新藤貴雄院長。下肢静脈瘤は進行すると血管がぼこぼこと膨らんだり浮き出たりするもので、基本的に命に関わる疾患ではないが、どの診療科を受診すれば良いのかと悩んだり、外見が気になって外出がおっくうになったりする人も少なくない。あまり知られていない病気であるため、新藤院長は、多くの人が気軽に受診できる環境で専門的な診療を提供したいと、この地を選んだという。そこで、そもそも下肢静脈瘤とはどんな病気なのか、どんな治療法があるのかなどクリニックの特徴とともに新藤院長に聞いた。

(取材日2026年3月3日)

下肢静脈瘤診療に特化して、受診しやすい立地で開業

まず、こちらのクリニックについてご紹介ください。

新藤貴雄院長 足の静脈瘤クリニック横浜院1

下肢静脈瘤を専門として診療を行うクリニックです。あまり知られていない病気で、どんな診療科を受診すれば良いのかがわからず、悩まれている方は少なくありません。そのため、多くの方が来やすい便利なところで専門的な診療を提供したいと考え、2019年に開院しました。横浜駅西口からすぐということで、横浜駅近辺に職場のある方や各沿線の方など、幅広い年代の患者さんが来てくださいます。最近では、患者さんがご家族やお友達、同僚の方などを紹介してくださることも多くうれしく思っています。

そもそも下肢静脈瘤とはどのような病気なのでしょうか。

静脈は体の末端から心臓に血液を戻す働きがあります。足の静脈は重力に逆らって上のほうに血液を流さなくてはならないため、血液の逆流を防ぐ逆流防止弁がついています。下肢静脈瘤はこの逆流防止弁が必要以上に開くなど弁の機能が壊れた状態となり、本来ならば心臓に戻るべき血液が逆流して下肢静脈にたまってしまう病気です。足がだるい、重苦しい、熱っぽい、むくむ、よく足がつるといった初期症状から始まり、進行すると足の血管がぼこぼこと膨れ上がったり浮き出てきたりします。さらに悪化すると皮膚のかゆみ、色素沈着、皮膚潰瘍などの皮膚のトラブルも起こります。また、足のだるさなどの自覚症状はほとんど見られず、血管がもやもやと網目状やクモの巣状に広がる場合もあります。下肢静脈瘤は命には関わらない良性の疾患ですが、自然と治ることは望めず放置しておけば徐々に進行していきます。

どんな人が発症しやすいのでしょうか。

新藤貴雄院長 足の静脈瘤クリニック横浜院2

40歳以上の女性に多く発症し、年齢とともに増加していきます。美容師や調理師、販売員のようにあまり歩かず立ち仕事の多い人、妊娠・出産経験の多い人、家族に下肢静脈瘤の既往症のある人などは発症しやすいといわれています。特に遺伝性が高いとも考えられていますので、両親やきょうだいに下肢静脈瘤を発症した人がいる場合は注意が必要です。また、男性は女性と比べると少ないですが、肥満の人はなりやすいといわれています。当院では、横浜駅近くということもあるのか、男性患者さんも珍しくなく、悩まれている男性は意外と多いのだなと感じています。

高周波治療や硬化療法。専門的な下肢静脈瘤治療に対応

こちらで行っている治療法について教えてください。

新藤貴雄院長 足の静脈瘤クリニック横浜院3

下肢静脈瘤の症状によって治療法は異なります。初期段階では保存的処置として生活習慣の改善や弾性ストッキングの着用によって進行の抑制を図ります。静脈がこぶのように膨らむ伏在型静脈瘤では血管内カテーテル治療を行います。かつては、原因となる静脈を抜き取るストリッピング手術が行われていましたが、2011年に血管内カテーテル治療が保険適用になって以降は、体に負担の少ないこの血管内カテーテル治療が主流となっています。当院では、切開をすることなく、逆流を起こしている静脈にカテーテルを挿入して高周波を当て治療する高周波治療を行っています。網目状やクモの巣状になっている中程度の下肢静脈瘤の場合は、硬化療法を行います。これは静脈に硬化剤という薬を注入し、下肢静脈瘤そのものをつぶしていくことを目的とした治療法です。これら2つの治療は日帰りで行え、短時間で終わる点が大きな特徴です。

やはり早期に治療したほうが良いのでしょうか。

下肢静脈瘤は良性疾患で、基本的には命に関わるような重大な疾患ではありません。名前が似ているので大動脈瘤や深部静脈血栓症といった重篤な疾患と同じようなイメージを持つ人も多いのですが、それらとはまったく異なり、致死的なものではありません。ただ、年齢とともに進行していきますので、ADLと呼ばれる日常生活動作、QOLと呼ばれる生活の質の低下と深く関係すると思います。浮き出た血管を見られるのが嫌で外出したくない、足が重くて歩くのがおっくうなどと言っているうちに、活動量が減って足腰の筋力が衰えてしまう恐れもあります。下肢静脈瘤の早期治療は、今後の長い人生を元気な体で過ごしていくための土台となるものではないかと考えています。

診療の際に大切にされているのは、どのようなことですか?

新藤貴雄院長 足の静脈瘤クリニック横浜院4

患者さんとよくお話しすることです。患者さんの目を見て丁寧にお話しして、患者さんにしっかり納得していただくことを一番大切にしています。症状が治療適応であれば、なぜ治療が必要かをわかりやすくお話ししています。逆に下肢静脈瘤でないと診断した場合でも患者さんを突き放すのではなく、下肢静脈瘤とはどこがどのように違うのかわかりやすく説明して納得してもらうよう努めています。患者さんは不安を抱えて来られたのですから、その不安を少しでも軽くするためにも患者さんが納得できるまで説明することが大切だと思っています。また、下肢静脈瘤の外見を気にして好きな服が着られないとか、好きな温泉に行けないなどと悩んでいる女性の方もいらっしゃいますので、どこまで対処していくか、患者さんの要望もくみ取りながら治療をしています。

患者に寄り添い一緒に治療していく、その姿勢を大切に

医師を志したきっかけを教えてください。

新藤貴雄院長 足の静脈瘤クリニック横浜院5

特に家族に医療関係者がいたわけではありません。ただ、もともと私は人と接するのが好きなのですね。それで進学の際、人と接する仕事にはどんなものがあるかいろいろ考えたのです。その中で、患者さんに寄り添いながら悪いところを治していく仕事である医師に魅力を感じました。実際、医師になってみますと苦労も多いですが、患者さんが元気になっていく姿を見ることを目標に日々診療に取り組んでいます。特に下肢静脈瘤のような疾患は、治療の結果が目に見えやすいので、やりがいを感じます。

プライベートについても少し教えてください。

休みの日は子どもや犬と一緒に過ごすことが多いですね。健康法としては早寝・早起きと、7時間睡眠、バランスの取れた食事を心がけています。

今後に向けて、どんな展望がありますか?

新藤貴雄院長 足の静脈瘤クリニック横浜院6

まず、現在の診療の質を高めていくこと。そして、常に患者さんに寄り添いながら、患者さんと一緒に治療していく、そんな姿勢で診療を続け、多くの患者さんの笑顔を見られるように、スタッフとも協力しながら、努力していきたいと考えています。幸い、当院には信頼できるスタッフがそろい、患者さんから「親身に話を聞いてもらった」「優しく接してくれたので安心できた」というような感謝の言葉をいただくことも多いんです。高周波治療や硬化療法を行う手術室でも、患者さんの緊張をほぐすためにいろいろと配慮してくれるので、心強く思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

下肢静脈瘤は緊急性はない病気ですが、外見が気になるケースもあり、そのまま放置しておくと進行していきます。その後の長い人生を元気な体で過ごし、生活の質を維持するためには、早期に治療することがとても重要だと思います。足が重苦しい、血管が浮き出てきたなどの症状のある方はもちろん、症状がなくても心配な方はぜひ一度受診していただければと思います。あまり知られていない病気であるため、どの診療科を受診すれば良いのか、自分は下肢静脈瘤なのかどうかと悩まれている方も多いようです。当院では下肢静脈瘤であるか、そうでないかというところから診療を行いますし、横浜駅から近く、神奈川県内各所からも通いやすいと思います。ぜひ気軽にご相談ください。