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瘤状に膨れた血管、こむら返り
足の悩みは下肢静脈瘤専門医院へ

神戸静脈瘤クリニック

(神戸市中央区/三宮・花時計前駅)

最終更新日:2022/01/04

神戸静脈瘤クリニック 瘤状に膨れた血管、こむら返り 足の悩みは下肢静脈瘤専門医院へ 神戸静脈瘤クリニック 瘤状に膨れた血管、こむら返り 足の悩みは下肢静脈瘤専門医院へ
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ふくらはぎの血管がボコボコと膨れ上がっている、血管がクモの巣状に広がって見える……など、足の見た目に悩む人も多いのではないだろうか。これは「下肢静脈瘤」の症状の一つで、高齢女性を中心に多く発症するといわれる疾患だ。直接命に影響しないが、専門外のクリニックにかかると適切な治療が受けられず重症化するケースも少なくないという。外見上の問題だけでなく、こむら返りや足の重だるさなどのほか、進行すると色素沈着や皮膚潰瘍などもでき、治療が複雑になるという同疾患。下肢静脈瘤の専門クリニックとして日帰り手術にも対応している「神戸静脈瘤クリニック」の吉村衛院長に、下肢静脈瘤の症状、日帰り手術をはじめとする治療法や予防方法について詳しく解説してもらった。

(取材日2019年12月9日)

血管の隆起やこむら返りを起こす下肢静脈瘤は、専門の医療機関で受診を

Q下肢静脈瘤とは、どのような疾患・症状ですか?
A
神戸静脈瘤クリニック 治療前に問診票に記入する

▲治療前に問診票に記入する

心臓から血液を送り出す動脈に対し、末端から心臓に血液を戻す静脈という血管があります。足の静脈は常に重力に逆らって上向きに血液を送り出すため、逆流を防ぐために逆流防止弁があるのですが、下肢静脈瘤の人はこの弁が壊れ、静脈に血液がたまりやすくなってしまうんです。その結果、静脈がボコボコとこぶのように膨れ上がる、クモの巣状や網目状にもやもやと見えるといった外見上の症状のほか、就寝中に足がつる、足がだるい、足が重苦しい、といった体感症状が出てきます。命に影響はないものの自然治癒はせず、放置すれば徐々に悪化して皮膚のかゆみや色素沈着、やけどのような皮膚潰瘍を発症するなど皮膚トラブルも起きかねない疾患です。

Qどのような方が発症するのでしょうか。
A
神戸静脈瘤クリニック 気になる症状があれば気軽に相談してほしいと話す院長

▲気になる症状があれば気軽に相談してほしいと話す院長

一般的に50代、60代以降の女性に多いといわれておりますが、男女問わず美容師さんや調理師さんなどの立ち仕事かつ移動距離が少ない職業の方、妊娠・出産を経験された方、体重の多い方も下肢静脈瘤になりやすいので注意が必要ですね。また、遺伝的要素が強いのでご家族に下肢静脈瘤を患った方がいる場合は、早めの受診をお勧めします。症状として、血管がボコボコと膨れ上がっている、クモの巣状に静脈が広がっているのが見える、湿疹や色素沈着などがある、といった外見が気になる場合はもちろん、足が重苦しい、就寝中に足がつって目が覚めるなどの不快な症状がある場合も、下肢静脈瘤専門クリニックを受診していただきたいですね。

Qどのような治療法がありますか?
A
神戸静脈瘤クリニック 症状に合わせてさまざまな治療法を提案。手術後は日帰りできる

▲症状に合わせてさまざまな治療法を提案。手術後は日帰りできる

大きく3つに分け、「保存的療法」「硬化療法」「血管内治療」があります。軽症の場合には、根本的治療ではありませんが、生活習慣の改善や、弾性ストッキングを着用して静脈瘤を圧迫し進行抑制を図る保存的療法を行います。静脈瘤がクモの巣状や網目状に広がっている場合には、静脈に薬剤を直接注射した後、弾性ストッキングなどで圧迫して静脈瘤を退化させて消失を図る硬化療法。太い血管がボコボコと膨らんでいる場合には、静脈内に高周波を当て、その熱で静脈瘤をふさぐことを目的とした血管内治療となります。硬化療法も血管内治療も日帰り手術で、痛みも少なく、治療したその日から普段どおりの生活が送れるのが大きなメリットです。

Q処置にかかる時間や費用を教えてください。
A
神戸静脈瘤クリニック 注射のみであれば5分~10分ほどで施術してもらえる

▲注射のみであれば5分~10分ほどで施術してもらえる

硬化療法の場合は、静脈炎の注射のみになりますので通常5~10分ほど。高周波を当てる血管内治療の場合は片足30分ほど、両足でも40~50分ほどで終わります。いずれも術前に準備していただくことはなく、術後すぐ歩いてみて問題なければすぐに帰宅できる日帰り手術です。費用については保険適用ですし、条件を満たしている生命保険に加入されていたら保険請求ができるので、経済的にも優しいかと思います。服装が軽装になる夏場は受診される患者さんが多く、冬場は比較的少なめの傾向があります。当院の場合は初診から処置までの日数がおおよそ1~3週間程度とお考えください。

Q予防方法、日常生活で気をつけることなどはありますか?
A
神戸静脈瘤クリニック 長期的な目線で一人ひとりに合った治療法を見極めている

▲長期的な目線で一人ひとりに合った治療法を見極めている

足の血行を促進するために、第二の心臓とも言われるふくらはぎの筋肉を動かすことが大切です。日頃からよく歩くということを意識するほか、足首を回すなど簡単な運動もいいですね。足がむくみやすい方や立ち仕事の多い方は、圧の強いストッキングを着用して血行を促進することも予防に役立ちます。どこか血管が膨らんでいたり、クモの巣状に広がっているのを発見した場合はもちろんですが、見た目の症状がなくても足に重だるさを感じたり、こむら返りが増えたなどの症状がある場合も、早めに下肢静脈瘤専門のクリニックを受診するようにしてください。

ドクターからのメッセージ

吉村 衛院長

専門外の科を受診し、「様子を見ましょう」などと言われ、そのまま放置して症状が悪化してしまったというケースも多く見られます。下肢静脈瘤は、医師も含め医療関係者の中でも認識や知識の差がある疾患だと感じており、まずは専門的な知識を持つ医療機関を受診されることが重要ではないかと考えています。実は私も初期の下肢静脈瘤を患っており、同じ疾患を持つ患者さんを助けたいと思ったのが開院のきっかけです。疾患の現状から治療法、予後までをしっかりと説明し、患者さんが納得された上で適切な治療を提供しています。少しでも気になることがあったらお気軽にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

弾性ストッキング(保存療法の場合)/5500円(税込)~

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