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平澤精一 院長の独自取材記事

マイシティクリニック

(新宿区/新宿駅)

最終更新日:2019/10/17

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東京を代表する大都市新宿。昼夜なく賑わい、幾多の人々が闊歩するこの街で20年超の診療を行ってきたクリニックがある。新宿駅東口から徒歩1分、モア4番街にある「マイシティクリニック」だ。2012年に移転し、待合室も院内もまだ新しい。白を基調として明るく洗練されたデザインが、外の喧噪を忘れさせてくれる。診療科目は幅広く、一般内科から泌尿器科まで。また土地柄、性感染症で訪れる患者も多いと聞くが、ナンバー制度を採用しており、個人情報も漏れることがないので、デリケートな症状でも通いやすいのはありがたい。院長である平澤精一先生は泌尿器科を専門としてこられ、早期より男性更年期障害の治療に取り組んできたという。また、漢方を用いた予防医療はじめ、ニンニク注射、プラセンタ、なども積極的に行っており、エイジングケアも相談できる。クリニックのことや、男性更年期障害、そして予防医学など、平澤院長にお話をじっくり伺った。
(取材日2013年9月28日)

患者さんのニーズに応え、研鑽を積んだ診療の軌跡

新宿駅前で、22年目を迎えられましたが、開院の経緯をお聞かせください。

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きっかけは、以前に勤務していた河北総合病院でのことです。そこで手術を担当した、患者さんから紹介いただきました。不動産関係の方で、新宿にあるクリニックの継承者を探しているが、やってもらいたいと。今は移転して、この場所になったのですが、当初は新宿東口の駅ビル内でした。開業に関して強くは考えていなくて、最初は戸惑いました。でも、自分が求める医療を提供できる場をつくりたいという気持ちもあって、医師となって10年目を迎えた時期でもありましたから、最終的にお引き受けしたというわけです。

クリニックの歩みを振り返ってみて、なにかご感想はありますか?

徐々に、かかりつけにしてくださる患者さんが増え、皆さんに知っていただけようになりました。前々から、地域医療に貢献していきたいという思いが強くありましたので、ありがたいことです。私が開業する前に入っていたクリニックが美容外科で、当初は女性の方の割合が多かったのですが、今はだいたい半々。新宿という土地柄、年齢層も職業も幅広く、また、私が専門としてきた泌尿器科をはじめ、内科、性感染症内科、性感染症外科など、幅広い診療科目を設けているので、例えば腹痛から性同一性障害まで、症状も多彩です。どちらかといえば、自分の得意科目をというよりも、患者さんのニーズに合わせて研鑽を積んできたという実感がありますね。

診療科目の中で特に力を注いでいるのが、男性更年期外来と伺いました。

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この言葉自体、日本で使われるようになって、まだ20年に満たないですから、聞き慣れないでしょう。「男性にもあるんですか?」 と驚かれる方もいらっしゃいます。私が男性更年期障害の研究と治療に取り組んだのは、私自身のためでもあります。皆、年を取り、更年期を迎えればリスクも高まりますし、対処できるようにと考えたのがきっかけです。

男性機能にも脅威をもたらす男性更年期障害

男性更年期障害というのは、どういった症状なのでしょうか?

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うつ傾向や神経質、不眠ですとか、めまい、ほてりなど。この症状は女性の更年期にも見られますが、男性の場合、性欲の低下、EDもあります。じつは男性更年期障害という言葉は、広く認知されていた女性の更年期障害に、近しい症状ということで名付けられました。つまり、ホルモンの低下が寄与しているものだろうということです。なので、最初は男性更年期障害=男性ホルモン低下症という扱いでした。ところが、発症しているすべての男性の方が、あてはまるわけではありません。診断には国際的に認められている問診票を使用するのですが、更年期障害の患者さんの中には男性ホルモンが低下してない方もいらっしゃいます。そこで、ホルモン低下症を伴っている男性更年期障害をLOH(ロウ)症候群(加齢男性性線機能低下症)と定義し、そうでないケースを男性更年期障害としています。この双方の症状で顕著なのが、元気がなくなること。つまり、当人にとっては原因不明のうつ傾向です。

近しい症状として鬱病をイメージしますが、同一系統の病気なのでしょうか?

いいえ、別のものとして考えていただければと思います。まず、LOH症候群であれば男性ホルモンの低下、それ以外の男性更年期障害であれば、自律神経失調症などに近い病気となります。そして鬱病ですね。なので、まず原因がなんであるのかを特定することが大切です。まず、男性更年期障害問診票とホルモン検査からLOH症候群の有無が分かりますし、鬱病の場合も、問診票がありますから、判別は容易に行えます。症状を特定するだけでも大切なことです。働き盛りの方がある時、急に出社する気力もなくなってしまう。精神科や心療内科で薬を処方してもらっても、一向に改善しないという方は現にいらっしゃるわけです。そういった漠然とした状態にきっちりと治療の方向性を与えるだけでも、ご本人にとって、とても安心なことだと思います。当院での治療はLOH症候群がメインとなりますが、精神科、心療内科の先生とも連携していますので、症状に応じてご紹介しています。

LOH症候群治療に数々の実績をお持ちだと伺いました。

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治療をはじめた当初ころは情報もほとんどなく、まさに額に汗、手探りの毎日です。とにかく、患者さんのお話を傾聴して対策を立てていきました。現在は数多くの患者さんの症状に対応できるようになって、本当に私もうれしいですね。治療はホルモン補充治療を行いますが、保険内で受けることができます。また、適用外とはなりますが塗り薬もあります。また、海外においてはパッチ薬や内服薬が認可され使用されています。なので、今後、治療も進化していくと考えています。LOH症候群の周知と、患者さんの選択肢を広げていくというのが当面の課題ですね。

病気も、未病も、健康へ導く。全人的医療を提供できるクリニックとして

漢方やサプリメントを用いた予防医学にも取り組まれているそうですね。

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健康診断では全く問題がないのに、なんだか体調がおかしいと感じられる方もいるのですが、東洋医学ではこういった状態を健康と病気の中間、未病といいます。このような状態を健康に戻すのが目的です。私が漢方を学んだのは、もともと、風邪をこじらせやすかったのですが、漢方を摂取するようになってからの実体験、そして以前から全人的な医療をしたいという考えがあったからです。西洋医学というのは非常に優れた学問ですが、専門的になりがちな傾向もあると感じていました。また、病気ではない状態に対してはアプローチが難しいわけです。そこで、西洋医学と東洋医学をミックスさせれば、一層、患者さんの健康に寄与できるのではと考えたのがはじまりですね。また、世に普及しているサプリメントに疑問がありました。本当に体内へその栄養素がとどいているのかということです。薬だと厳格に成分含有量が定められていますが、サプリメントは成分表記されていたとしても、健康食品扱いですので、その通りではなくてもいいわけです。また、自分に適したサプリメントを摂取できているのかという問題もあります。そこで、当院では不足している栄養素を解析し、一人ひとりに適したサプリメントについてのアドバイスも行っています。解析というのは通常の健診データから分かりますよ。

とても幅広い視野をお持ちの先生だと感じました。医師を目指されたのはどのようなことからですか?

一言でいってしまえば、野口英世の伝記の影響ですね。小学校2年生のことですが、とても感動したんですよ。あと、野口先生の本名は精作で私の名前は精一ですから、名前が一文字違い。子どものころでしたから、そういったことも、うれしくて(笑)。それで高校生時代も特に迷うこともなく、日本医科大学に進路を決めています。また、私の出身は富山県なのですが、祖父が配置薬業をしていて両親共に薬剤師でしたから、医療が身近だったというのもあるかもしれませんね。

最後に今後の展望をお願いします。

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男性更年期障害治療や予防医学に力を入れてきたのは、根幹にエイジングケアの重要性を感じていたからということがあります。現在の日本は世界でも類を見ない超高齢化社会。若者の減少で、これからも労働人口の問題は深刻となるでしょう。そこで、仕事をリタイアした高齢者の方でも、もう一度仕事に就いていただけるような医療サポートが必要になるだろうと思い、エイジングケアに着目してきました。ですので、治療はもちろんですが、健康で活気あふれる生活へのお手伝いができるクリニックとして今後も邁進していきたいと思います。また、現在、新宿医師会で副会長として活動をしていますが、地域レベルで全人的な医療を提供できる体制を、いろいろな科の先生と連携しながら、整えていければと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ニンニク注射/2,160円~、プラセンタ注射/1,944円~(全て税込)

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