気になる赤ちゃんの口臭、口呼吸など
口腔機能の発達をサポート
リムデンタルクリニック行徳駅前
(市川市/行徳駅)
最終更新日:2022/08/26
- 保険診療
子どもの「食べる・話す・呼吸する」をチェックし、正しい発育を促す口腔機能育成が近年注目されている。「乳幼児期の口腔機能の発達が、その後の歯並びや健康状態に影響すると考えられています」と話すのは、「リムデンタルクリニック行徳駅前」の栗林理夢院長。小児の口腔機能育成に詳しいスタッフと協力し、子どもの口腔機能の発育サポートや管理に注力している。同院の口腔機能育成担当として活躍するのは、管理栄養士の畑中美佳さんと、歯科衛生士の栗林さおりさん。ともに「0歳からのアプローチが大切です」と話す。口腔機能の育成サポートや健康管理だけでなく、子育ての悩みにも向き合う3人に、子どもの生活習慣や食習慣が将来に与える影響について話を聞いた。
(取材日2021年3月12日)
目次
「食べる・話す・呼吸する」をチェック。口腔機能の発達をサポートし、子どもを健康な状態に導くクリニック
- Qクリニックで行っている口腔機能の育成について教えてください。
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A
【栗林さん】哺乳、摂食、嚥下(飲み込み)、呼吸など、お口の状態から子どもの発育をチェックし、健康な状態に導くために、当院では子どもたちの口腔機能の育成に力を入れています。チェックポイントは大きく分けて3つあります。食べ物をうまく飲み込めているか、舌が正しい位置にあるか、口呼吸になってしまっていないか。食べる・話す・呼吸する、ということです。これらは幼児期だけではなく生涯にわたって歯並びや健康状態に影響するため、虫歯・歯周病予防に続く、歯科での第3の予防と呼ばれているんです。また「口腔機能発達不全症」の診療は、2018年から保険適用となりました。
- Q赤ちゃんの口臭を気にされている方も多いのだとか。
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A
【畑中さん】砂糖の多い食事が主な原因といわれます。砂糖が口腔内の菌の餌になり、また、汚れが残りやすく口臭が生じてしまうのです。砂糖の多い食べ物は、歯に非常に付着しやすく、まだ慣れていない仕上げ磨きでは取ることが難しいです。赤ちゃんが口にしている食べ物に砂糖が多く含まれていないか、管理栄養士の観点からアドバイスさせていただきます。「赤ちゃん用だから大丈夫」と思っていても、意外と砂糖が含まれていることもあるんですよ。お口の中に砂糖を残さないような歯磨きの方法もお伝えします。
- Q生活習慣や食習慣が将来的に影響してくるのですね。
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A
【栗林さん】そのとおりです。抱っこの仕方や寝かせ方も発育に影響するんですよ。その際のお母さんと赤ちゃんの姿勢も重要ですね。また母乳を飲む時と、食事を取る時の舌の動きは違います。この移行段階で舌や口の周りの筋肉の使い方が整っていないと、その後の歯並びにも悪影響を与える可能性があります。「食べる」「飲み込む」という機能は乳幼時期に急激な発達期を迎え、ゆるやかに成長していき、老化とともに衰えます。お口は第一の消化器官とも呼ばれています。きちんと噛めないと消化が悪くなり、嚥下機能が衰えると誤嚥性肺炎を引き起こします。乳幼時期に舌や口の周りの筋肉をしっかりと発達させることがとても大切です。
- Qこちらのクリニックの取り組みについて教えてください。
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A
【栗林院長】当院には小児の口腔機能育成について学んだ管理栄養士と歯科衛生士が常駐しており、お子さんの成長後の歯並びや口腔機能を見据え、0歳からのアプローチをサポートしています。例えば、食事の取り方やおもちゃの使い方、呼吸や筋肉の状態などをチェックし、必要に応じて適切なアドバイスをするほか、歯や口腔内に問題が見られた場合は、歯科医師と連携して適切なケアを行います。2人とも子育て中の親としての実体験も踏まえながら、皆さんのお悩みに応えています。
- Q子どもは何歳から歯科医院に通うのがいいのでしょうか?
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A
【栗林院長】生まれた時からご来院いただくのがよいですね。さらに言えばお母さんのおなかの中にいる時からだとより良いでしょう。赤ちゃんが生まれたら気をつけてほしいことなどを事前にお伝えします。これから始まるお子さんのヘルスプロモーションの第一段階と思ってください。0歳から発育をチェックすることのメリットは、問題点にいち早く気づけること。早いうちほどさまざまな方法を提案できますし、親御さんの悩みが解決すれば子育てももっと楽しくなるでしょう。今後は妊婦さんの歯科検診にも力を入れ、赤ちゃんを迎えるお母さん方に積極的に情報発信をしていきたいと思っています。赤ちゃんが生まれたらぜひ一緒にいらしてくださいね。
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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。