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安藤 策郎 院長の独自取材記事

落合駅前クリニック

(新宿区/落合駅)

最終更新日:2020/04/01

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東京メトロ東西線・落合駅そばの「落合駅前クリニック」は内科以外にも小児科、皮膚科、アレルギー科、外科を標榜し、近隣住民を中心とする地域の患者のさまざまな悩みに応えている。安藤策郎(さくろう)院長は「何でもすぐに診る地域のかかりつけ医」をテーマに掲げ、患者個々の生活背景や思いをくみ取りながら治療をアレンジしていくことを心がけている。さまざまな病気の画像診断を行ってきた放射線科出身で、その後内科経験を積んだ医師であり、広い医療知識を持っていることも強みの1つだ。料理が好きで、休みの日には妻や子どもへの食事も作るそう。診療への思いや取り組み、プライベートについても聞いた。
(取材日2019年11月10日)

患者一人ひとりに合ったこまやかな医療を行いたい

まずは現在の患者層についてお聞かせください。

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近くにお住まいの方が中心ですね。周辺には住宅街が広がっているので、年齢層は広い方だと思います。お子さんを連れたお母さんに会社員の方、お年寄りの方。近くにホテル業界に勤めたい人やトリマーになりたい人のための専門学校があり、また早稲田大学のある高田馬場からも一駅なので、学生さんもいらっしゃいますね。主訴としては風邪や腹痛、生活習慣病などの身近な病気や症状を中心に、ニキビやアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患、擦り傷や切り傷、やけどなどの患者さんもいらっしゃいます。

そんな中、先生はどんなクリニックをめざして診療を続けてきたのでしょうか?

何でもすぐに診る、地域のかかりつけ医でありたいと考えています。患者さんの健康に関するゲートキーパーとしていろんなお悩みを診て、重い病気などで高度な医療を受ける必要のある場合はふさわしい医療機関を紹介する。そんなプライマリケアを行うクリニックでありたいです。「すぐに」という点も意識していて、平日の他に日曜日も診療しています。私も共働きですからわかりますが、仕事などで子どもを平日に連れて来るのが難しいご家族がいらっしゃいますから、日曜日には予約なしで予防接種や健康診査を行っています。日曜日にも開いているのは会社勤めの方の利便性も考慮した上でのことですね。

では、具体的に診療時にはどんなことを心がけていらっしゃいますか?

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心がけているのは、患者さんのお話をよく聞いて、正確に診断して治すこと。こう言ってしまえば教科書的ですが、開業医として重要なのはそれらに加えて、一人ひとりの生活背景や思いをくみ取ってあげることです。仕事で忙しい、金銭的にさほど余裕がない、きついけれど翌日はどうしても仕事をしないといけない。そういった個々の事情を考慮しながら治療をアレンジしていくことが大切。例えば風邪の治療では、耐性菌を増やさないために抗生剤の使用を控えたり、免疫による回復を促すために解熱剤を使わなかったりするのが医療的に正しいとする考えもあります。しかし、どうしても症状を早期に抑えたい時もあるでしょう。そんな時に、医療的なラインを守りながらもその方に合ったきめ細かな医療を行いたいのです。

患者からの「ありがとう」がうれしい

先生は放射線科の出身だと聞きました。開業医としての診療に生きていることはありますか?

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私は千葉大学を1990年に卒業後、千葉大学医学部附属病院やその関連病院の放射線科に勤務しました。一般の人にとって放射線科は他科に比べてなじみが薄いかもしれませんね。どんな仕事をしていたかと言うと、レントゲンやCT、MRIで撮影した画像を読み取り、病気の有無や想定される病気の種類を考えて主治医に伝えることが1つ。がんの患者さんに放射線治療を行うことの2つが主です。私が勤務していた当時はその病院の全ての科の患者さんの画像を見ていましたから、当然、さまざまな病気に詳しくないと当たりをつけられません。幅広い病気について学んだことが現在の診断にも生きています。

そもそも、先生はなぜ医師を志したのでしょう。

家族や親族に医師はいませんでした。父は会社員かつ転勤族で、子どもの頃は愛知県に生まれたのを皮切りに、神奈川県や長野県、そして東京都と各地を転々としました。父は会社員として立派に勤め上げたと思いますが、苦労は多かったようです。「手に職をつけるといいよ」と私は勧められ、「手に職」と考える中で浮かんだのが医師だったのです。人の役に立てるからいいのではないかと。実際にやってみるとやはりそうで、患者さんから「ありがとう」と言われた時はとてもうれしい。開業したら開業医としての喜びがあり、例えばお年寄りの集まりなどで当院が話題に上って患者さんが来院される時などはありがたく思いますね。

放射線科の医師としてキャリアを重ねていく中、どうして開業の道を選ばれたのですか?

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私は数学や物理が好きでした。医学という漠然した世界の中でロジカルに診断できる分野であることが魅力的で放射線科を選んだわけですが、ものすごい現実に直面しました。確かに私が画像を読み取ることで救われる患者さんがいると感じられるのはやりがいの1つだったのですが、同時に放射線治療を行う場合は、重症のがん患者さんと日々接することになります。中にはあと何ヵ月生きられるかわからない方もいらっしゃいます。生と死が接しているという現実です。そんな日々を過ごしていた中、医師になって3、4年目頃でしょうか。開業した友人がクリニックの診療を手伝ってほしいと言ってきたんですね。

今後も自分の目の届く範囲でこまやかな診療を

アルバイト先のクリニックで感じることがあったと?

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そうです。クリニックには比較的に軽い病気や症状の人が多いというのもありますが、元気になって笑顔で帰っていかれる患者さんの姿を見ることができたのです。こんな世界もあるのかと驚きました。放射線科では放射線治療を行う患者さん以外に接することが少なくて、治療以外だと画像という物と対峙する時間が長いわけですから、クリニックでさまざまな人と出会えるのも新鮮だったのです。当時は関連病院で内科の当直を行っていましたが、将来的に開業する方法もあるなと考え、後にその友人のクリニックの常勤医になりました。5年ほど内科診療を専門的に行った上で開業したわけです。

お忙しい日々の中、休日はどんなふうに過ごされていますか?

隔週で近くの東京山手メディカルセンターで胃の内視鏡検査を行っています。私は以前、メディカルセンターに勤務していた内視鏡検査で知られる、ある医師に師事して経験を積みました。こちらのクリニックでは行っていませんが、当院の患者さんに対してメディカルセンターで検査をすることもあります。後は、自宅で料理をしたりお酒を飲んだりしてごろごろしていますね(笑)。料理は以前から好きで、今は妻も働いていて中学生と小学生の子どもがいますから、休みの日には私が食事を作る日もあります。好きな物を好きなように作って好きなように食べる。そして飲む。これがいいんです。フライパンを使って簡単に魚の干物を作る方法を料理のレシピサイトに投稿し、検索順位1位をとったこともあるのがささやかな自慢です。何かと凝り性なんでしょうね。

最後に、改めて今後の展望をお聞かせください。

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開業医の中でトップになろう。そんな志を抱いてこちらのクリニックを開きました。クリニックは病院に比べて人手と機器が少ないのでどうしてもできることに限りはあります。しかしながらその中でベストを尽くそうと診療を続けてきました。開業して何年もたちますが、満足することはなくて、いつも自分なりに向上心を持ちながら診療できているかと思います。開業医の中には人を増やして分院展開を図るなどして規模を拡大していく人もいますが、私は自分のやりたいことを気軽にできるよう、今後も自分の目の届く範囲できめ細かな診療を行っていきたいと考えています。何か気になることあればお気軽にご相談くださいね。

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