過剰な汗とそのにおいに悩む人に
“切らない”日帰りの多汗症治療

わき汗のにおいを抑えることもめざす、“切らない”マイクロ波照射による多汗症治療

Qわきがの原因について教えてください。

A

▲白を基調とした広々とした空間

人間には、全身に分布している「エクリン腺」と、脇や乳輪、陰部など部分的に存在する「アポクリン腺」と呼ばれる、汗を分泌する汗腺が2種類存在しています。このアポクリン腺から分泌される汗が、わきがの独特で不快なにおいの原因なのです。なぜにおう人とにおわない人がいるのか正確な理由はわからないものの、遺伝的なものや人種の差が関係しているとされ、生まれつきの「体質」と言えると思います。そして、わきがの人には多汗症を併発している人が多いですが、わきがは汗が原因でにおいが出やすくなります。そのようなケースでは、多汗症を治療すること、そして汗腺に対してしっかりと作用する治療を受けることが重要となります。

Qどんな治療法がありますか？

A

▲患者に寄り添った丁寧な診察を心がける

以前は局所麻酔や全身麻酔による、脇のアポクリン汗腺を根こそぎ取り除く目的の手術が一般的で、メスで切るので傷が残ったり、皮膚を縫い合わせるため抜糸や経過観察などで何度も通院したりする必要があるものでした。しかし、当院では局所麻酔・日帰りで行える、マイクロ波照射による多汗症治療をご提供しています。当クリニックのケースだと、院内滞在時間は受診・施術・会計などすべて含めて2～3時間ほどで、皮膚を切らないため術後に何らかの異常を感じることがなければ後日の通院も不要なのがメリットです。自由診療となりますが、当院では患者さんの経済的負担をなるべく減らせるように費用にも配慮しています。

Qマイクロ波照射治療の痛みや傷について教えてください。

A

▲先端機器を導入し、精度の高い治療を追求

局所麻酔をして行うため、マイクロ波照射中の痛みはほとんどないと言っていいでしょう。治療後は痛みと腫れが見られますが、当日から翌日くらいまでがピークです。ご自宅で服用する抗生剤や痛み止め薬などを処方しますので、「耐えられない痛み」を感じる方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。皮膚を切ることのない治療ですから、特にトラブルなどが発生しない限り傷も残りにくく、痛みと腫れが引いたら、通院の必要はなく治療は終了です。治療前後で見た目の変化が少ないこともメリットの一つですね。当日は車の運転は控えていただくほか、術後一週間ほどは力仕事や激しい運動などは避けていただく必要があります。

Qアフターフォローについてはいかがでしょうか。

A

▲マイクロ波メスによる低侵襲な手術に対応

永続的な作用を見込んだ傷の少ない治療ですが、世の中にあるすべての治療に「絶対」「安全」はなく、「再発なし」「トラブルゼロ」とも言えません。大阪・心斎橋が本院の当グループは、大阪・梅田の当クリニックのほかに東京・名古屋・福岡などに分院があり、多くの症例とごくまれに起こり得るトラブル対応の経験をもとに、アフターフォロー体制を構築しています。さらに本院は年末年始を除き無休で診療していますから、万が一、当院を受診後に土日・祝休日に術後トラブルなどが発生しても、オンライン診療などを活用して患者さんのフォローが可能です。本院・分院の全医師が、皮膚科の医師として専門性とプライドを持って治療にあたっています。

Qどんな人が治療を受けていますか？

A

▲幅広い患者の悩みに対応する

治療となると金銭面なども含めてさまざまなハードルがありますが、幅広い世代の方にご来院いただいております。先ほど申し上げたとおり遺伝的な関係もあって、保護者の方がお子さんのにおいに気がつき、お連れいただくこともあります。患者さんが増える時期は、汗をかきやすいシーズンである春から夏。しかし脇を露出することがほとんどない冬だからこそ、腫れが気にならないだろうと治療を受ける方も。マイクロ波照射による多汗症治療は、ご希望に応じて初診日でもその場で受けていただけます。当院では乳輪や陰部のにおいへの対応や、その他の術式といった選択肢も複数用意しています。まずはお気軽にご相談いただけたらと思います。