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荒井 麻実 院長の独自取材記事

まみレディースクリニック

(長久手市/杁ヶ池公園駅)

最終更新日:2019/12/18

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名古屋市近郊の住みやすい町として発展し続けている愛知県長久手市。「まみレディースクリニック」は閑静な住宅街の中を走る、けやき道路沿いに2019年5月に開院した。院長の荒井麻実先生はいくつかの病院で産婦人科診療や救急医療の研鑽を積んできたベテラン医師。地元である長久手市で、地域の女性の健やかな暮らしに貢献したいと開業を決意。女性がライフステージごとに直面する、さまざまな悩みや不調に対応していきたいと語る。気さくで朗らかな荒井先生に、産婦人科の医師をめざしたきっかけや、いろいろな女性特有の症状とその治療方法について聞いた。
(取材日2019年12月2日)

出産、子育ての経験を生かし、女性の悩みに寄り添う

とてもデザイン性の高いクリニックですね。設計や内装にリクエストしたことはありますか。

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白で統一すると清潔感はありますが、温かみが足りないように思ったので「真っ白にはしないでほしい」とお願いしました。白を基調に、明るい色の調度品や観葉植物のグリーンを取り入れて、やわらかい雰囲気に仕上げてもらえたので満足しています。控えめなアロマのスチームをたいたり、診察室でのやりとりが待合室に聞こえないマスキング効果のあるBGMを流したりして、安心して受診してもらえるようにしています。

この場所に開業されたのは、ご縁があってのことでしょうか。

ここは私の地元で、現在の住まいも近いですし、斜め向かいには主人が院長をしている眼科クリニックがあるんです。よく知ったエリアに土地が見つかりました。住宅街であり大学など教育機関が多い地域でもあるので、地域の幅広い年代の女性の健康を応援できればと考えていましたが、思いのほか、市外の遠方からも来院される方もいらっしゃいます。お勤め先に近いのかも知れませんが、もしかしたら不妊や避妊の相談をしたい方はお知り合いがいそうな地元のクリニックに通いづらいのかなとも思います。それぞれのデリケートな悩みに応えていきたいですね。

開業を決意されたきっかけや、これまでのキャリアを伺いたいです。

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名古屋大学医学部を卒業後、岡崎市民病院での研修を経て、名古屋大学医学部附属病院、津島市民病院、名古屋医療センターなどに勤務してきました。産婦人科は当直が多いですし、休日や昼夜を問わず呼び出しがあります。忙しい生活を20年続けてきましたが、一人ひとりの患者さんとじっくり向き合いたいと考えて開業しました。また、私自身がこれまでに子宮内膜症の手術を受けたり、出産や子育てをしてきたので、そんな経験を生かして患者さんに寄り添うことができればと思います。

医師を志した理由や産婦人科を専門にされたいきさつをお聞かせください。

親族に医師が多いので自然と同じ道をめざすようになりました。専門を産婦人科にしたのは、医学部2年生のときの出来事がきっかけです。妹が「おなかが痛い」と言うので、習ったばかりの触診をしたところ「これは緊急手術が必要なケースだ」とわかり、婦人科へ連れていきました。子宮内膜症の一つで、卵巣チョコレート嚢胞破裂という症状でした。婦人科の先生に褒められましたが、私が医学生だと知って、専門的なところまで説明してくださったお話が難しくて当時の私には理解できませんでした。もっと勉強しなければと思いました。そんなことがあって産婦人科に決めたんです。

つらい更年期障害は我慢しないで受診を

スタッフの皆さまの対応がすてきですね。

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ありがとうございます。看護師も受付を担当してくれている人も、笑顔が素晴らしいですし、受け答えも丁寧です。患者さんが不安そうだったり、具合が良くなさそうな時は、すぐに気づいて声をかけてくれます。こまやかな気遣いのできる人たちばかりで頼りにしています。偶然ですが、全員、婦人科に勤務するのは初めての人たちなんです。それだけに勉強したいという意欲が高くて、ありがたいですね。皆さん主婦で、ほとんどが子育て中のお母さんです。私自身が産休を取るのもはばかられるような忙しい職場環境の中で出産し、子育てをしてきましたので、スタッフにはできるだけ家庭を大事にしてもらえるように勤務体系にも配慮しています。

更年期の診療についてお話を聞かせてください。

閉経を挟んで前後5年間で女性ホルモンが減少するために、体と心にさまざまな症状を引き起こすのが更年期障害です。採血して女性ホルモンの検査を行い、更年期の状態であれば程度に合わせて治療法を考えます。私は積極的に薬を処方するほうなんです。女性ホルモンの不足が原因なら、服用して補えばいい。つらいのを我慢することはない、という考え方です。ただ、年齢的にも症状を診ても当てはまらない方が「更年期障害では?」という思い込みで来院されるケースが増えている印象です。更年期障害の症状が幅広いので、そう思い込んでしまうのかも知れませんが、体調不良の原因が他にあるなら専門科を受診しなければいけません。こうなる背景には、女性にとってストレスの多い社会があるのかもしれないですね。

妊娠したい人、避妊したい人、どちらの相談にも対応いただけるのでしょうか?

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不妊の相談については「人工授精には抵抗がある」という方の初期の不妊治療のみ対応しています。6ヵ月間で結果が出なければ不妊治療を専門にしている医療機関に紹介しています。また、避妊の方法にはピルのほか、経産婦さんであれば子宮内に入れる避妊器具などの選択肢があります。避妊に失敗したという方には、アフターピルを処方します。生みたくないタイミングで妊娠して困るのは女性自身です。中絶可能な期間を過ぎてしまい、途方に暮れる女性をたくさん診てきました。自分の体について正しい知識を持ち、流されずに避妊について考えてほしいと思います。

重い生理痛の悩み、受験生は早めに相談を

生理痛に悩む方は多いのではないでしょうか。

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まず子宮や卵巣に異常がないかどうかを調べた上で、少しでもストレスが少ない状態で過ごせる方法を考えていきます。生理痛の原因の一つに子宮内膜症があります。先ほどお話ししたように、私自身もよく知っている病気ですので、しっかり取り組んでいきたいです。閉経まで付き合っていく病気ではありますが、女性ホルモンをコントロールするピルを服用して、つらい月経の症状を改善させていく方法もありますので相談していただきたいです。ただし、ピルは体に合うまでに一定の期間を要します。ですから受験生で重い生理痛に悩んでいる人は試験の直前ではなく早めに、できれば受験の前年から受診してください。また、ピルを飲んでいると将来、子どもを産めなくなるということはありません。服用を止めれば自然妊娠のチャンスはありますので安心してください。ピルを飲んでいる間は排卵が起きないため、卵巣や卵子を守ることにもつながると考えています。

お忙しいと思いますが、先生はご趣味やリフレッシュの方法はありますか。

産婦人科の医師は、いつ呼び出しがあるかわからないのでプールにも入れないような人たちが多いんです。私も勤務医時代は家にいない生活を続けてきました。余暇というものがなかったので、これといって趣味がないんです。開業したら家族と過ごす時間が持てるかなと思っていましたが、今年、長女が医学部に入学したので、今度はあちらが忙しくなってしまいました。また当分、家族団らんはおあずけですね(笑)。

読者へのメッセージや今後の展望をお聞かせください。

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若い女性は婦人科を受診することに抵抗があるかもしれませんが、初診の際の問診票に性交渉の経験が「ない」と書いた人には、基本的に内診は行いません。怖がらずに生理不順や生理痛などの悩みがあれば相談してください。年齢を重ねた女性に多い病気にも対応しています。例えば、頻尿や尿漏れを起こす過活動膀胱は40代、50代を境にかかりやすくなります。骨粗しょう症は閉経を機にかかりやすくなります。いずれも薬がありますのでご相談ください。また、子宮がん検診を行っていますので、これまでの検査で引っかかったことがある方は1年に1回、問題なかった方も2年に1回は受診していただきたいですね。日本では子宮頸がんの無料接種も現在ほとんど行われていないような状態なので、なるべく多くの方々に受けていただけるよう啓発していきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

アフターピル/7800円 避妊器具/5万円 ※税込み

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