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定期的な受診とメンテナンスで
口腔の“未来”を守り抜く

医療法人社団 みらい歯科クリニック

(丸亀市/丸亀駅)

最終更新日:2025/02/28

医療法人社団 みらい歯科クリニック 定期的な受診とメンテナンスで 口腔の“未来”を守り抜く 医療法人社団 みらい歯科クリニック 定期的な受診とメンテナンスで 口腔の“未来”を守り抜く
  • 保険診療

毎日、丁寧に歯を磨いているつもりでも、口腔内ではさまざまなトラブルが発生する。歯が痛い、しみる、うずく、歯茎から血が出た、歯茎が腫れた……。自分一人の力で、虫歯や歯周病を防ぎきることはほとんど不可能だと言えるだろう。人生100年時代に、健康な歯を1本でも多く残していくためには、歯科医院の定期受診が不可欠だ。2018年に丸亀市津森町で開業した「みらい歯科クリニック」では、約10人の歯科衛生士が活躍し、口腔環境のメンテナンスにあたっている。すべては歯科疾患の早期発見・早期治療を通じて、患者の口腔の“未来”を守るため。「予防と治療は両輪」と語る高畑和路院長と、高畑院長を支える歯科衛生士の田中沙代子さん、南かおりさんに、同院で行われるメンテナンスの内容や、メンテナンスを行う上での心構えなどを聞いた。

(取材日2025年2月4日)

口腔内の変化や異常を早期に発見し、患者と信頼関係を築く歯科衛生士

Qこちらで行われる、メンテナンスの内容を教えてください。
A
医療法人社団 みらい歯科クリニック メンテナンスでは、ブラッシングや生活習慣の指導も欠かせない

▲メンテナンスでは、ブラッシングや生活習慣の指導も欠かせない

【田中さん】まずは問診で気になるところがないかをお聞きし、それが重要な主訴であれば優先的に対応した上で、歯茎の検査を実施します。歯周ポケットの深さの測定と併せて歯茎の出血などを確かめたら、ブラッシングや生活習慣の指導と、専用の器具を用いたクリーニングを行うという流れです。歯垢の染色は口の周りが汚れてしまうので、ご希望を聞きながらですね。また当院ではほぼ毎回、メンテナンス中に口腔内写真を撮影します。うまく磨けずに歯石になってしまった所や、治療するほどではない小さな虫歯も写真に残すことで、次の来院時に比較することができます。あとは必要に応じて、年に1回はパノラマエックス線撮影も行いますよ。

Q定期的にメンテナンスに行くメリットとは?
A
医療法人社団 みらい歯科クリニック 歯科疾患の早期発見・早期治療につなげられるメリットは大きい

▲歯科疾患の早期発見・早期治療につなげられるメリットは大きい

【田中さん】セルフケアだけでは落としきれない汚れをプロの手で除去することで、口腔内を清潔に保ち、虫歯や歯周病などの早期発見、早期治療につなげることができます。つまり、虫歯の場合は歯の切削量の削減が、歯周病の場合は重症化の予防が期待できますので、大切な歯を失わずに済むかもしれません。加えて、審美的にも美しい状態がめざせますね。私たち歯科衛生士は、治療を目的に来られた患者さんに対しても、定期受診する大切さをお伝えしています。きっかけさえあれば、そこからは予防を目的として通いやすいのではないでしょうか。一人ひとりが責任感を持って患者さんを担当することで、その方の口腔の“未来”を守りたいです。

Qメンテナンスの際に、心がけていることはありますか?
A
医療法人社団 みらい歯科クリニック 患者にとって、常にプラスになるアドバイスを心がける

▲患者にとって、常にプラスになるアドバイスを心がける

【南さん】患者さんへのお声がけを意識的に行うことと、できるだけ痛みを少なくするということです。例えば、知覚過敏がある方は歯石の除去を図る際に歯がしみやすいので、事前に「これからこんなことをします」と声をかけたり、器具を強く当てないようにしたりします。患者さんへのお声がけは、セルフケアや治療のモチベーションを維持していただくためにも重要です。小さなお子さんでも大人の方でも、「よく磨けていますね」などと言われるかどうかで、お気持ちが変わりますよね。時には厳しいことも言わせていただきますが、歯科衛生士は常に患者さんに優しく温かく寄り添い、患者さんにとってプラスになるアドバイスを心がけています。

Q先生は、歯科衛生士さんにどんなアドバイスを?
A
医療法人社団 みらい歯科クリニック 歯科衛生士は、自立した一人の医療人として患者と向き合う

▲歯科衛生士は、自立した一人の医療人として患者と向き合う

【高畑院長】歯科衛生士は患者さんとの距離が最も近い存在ですので、常に責任感を持って、「自分は歯科医師だ」というくらいの気持ちで患者さんと向き合ってほしいと伝えています。患者さんからお聞きしたお悩みやご相談は自分で理解し、判断して回答する。そんな、自立した一人の医療人になることで築ける関係性もあるでしょう。私と患者さんは、治療の信頼関係。歯科衛生士と患者さんは、予防の信頼関係。お互いに別々の信頼関係を築く必要があると思っています。定期的、長期的なメンテナンスの中で徐々に予防の信頼関係がつくれれば、口腔ケアにおいて最も重要な、患者さんのセルフケアの充実にもつながっていくはずです。

Qセルフケアのアドバイスをお願いします。
A
医療法人社団 みらい歯科クリニック 就寝前のケアには力を入れ、補助用具も併用したい

▲就寝前のケアには力を入れ、補助用具も併用したい

【南さん】朝などの忙しい時間は、簡単な歯磨きでも構いません。一番大切なのは、夜、寝る前のセルフケアです。寝ている間は唾液の量が減って、口腔内の細菌が増殖します。その結果、虫歯や歯周病になるリスクが高くなりますので、寝る前だけは丁寧にケアをしてほしいと思います。簡単な歯磨きを1日3回するよりは、夜の1回を丁寧にするほうが理想的です。そして、夜の歯磨きではフロスや歯間ブラシなどの補助用具も併用してください。どんなに頑張って歯を磨いても、虫歯や歯周病になることはあります。歯の痛みや歯茎の腫れなどの症状がなくても、3、4ヵ月に1回は歯科医院を受診し、歯科衛生士によるメンテナンスを受けてくださいね。

ドクターからのメッセージ

高畑 和路院長

患者さんに定期的に通院していただきながら、口腔内の変化や異常を早期に発見して、極力簡単な治療で終わらせていく。そして再び状態が悪化しないように、患者さんの意識を変えていく。その予防と治療のサイクルを見失わないようにしています。予防と治療は、あくまでも両輪ですから。口腔内の変化や異常を発見し、その後、患者さんの意識を変えていくのは歯科衛生士の役割です。対する歯科医師は、治療によって口腔内のトラブルの解決を図ります。それぞれがお互いの領域で信頼関係を築きながら、口腔内をより良い状態へと導いていけるように、メンテナンスは定期的に、そしてできるだけ長期的に受けていただきたいと思います。

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