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三間 桃子 院長の独自取材記事

みま眼科

(港区/内幸町駅)

最終更新日:2023/09/21

三間桃子院長 みま眼科 main

「みま眼科」は東京慈恵会医科大学に所属し豊富な経験を持つ三間桃子院長が、2019年1月に開業した眼科医院。新橋駅からも内幸町駅からも近く便利な場所にあり、爽やかで清潔感あふれるバリアフリーの院内は落ち着いた雰囲気で、優しいグリーンと明るい木目調の内装が癒やしの空間を彩っている。三間院長は、早期発見が治療の鍵となる緑内障の診断・治療に注力し、目のエイジングケア分野にも興味を持っている。そんな三間院長に、診療のポリシーなどさまざまな話を聞いた。

(取材日2019年3月30日/更新日2023年9月19日)

先進の検査機器で適切かつ迅速に診断

地域の特性と、それに合わせて工夫したことなどを教えてください。

三間桃子院長 みま眼科1

母校の東京慈恵会医科大学の附属病院に比較的近い場所での開業となりましたので、長年お世話になってきた病院との連携をこれからも大切にしたいと考えています。オフィスの昼休みや就業後にも気軽に来院していただきたいので、平日に休診日は設けず、診察受付時間は午前は10時30分から14時、午後は15時30分から18時30分にしました。毎週月曜・木曜・金曜の午後については、17時30分まで診療をしています。お昼の12時過ぎや仕事帰りの17時30分過ぎに来院される方が多い印象ですね。近隣にお勤めの方が多いのですが、出張や単身赴任でいらっしゃった遠方の患者さんも受診されています。そういったビジネスパーソンが通院しやすいよう、待合室にはコンセントを多く設置し、待ち時間に仕事ができるように工夫しています。また目の不自由な方やご高齢の方でも通いやすいよう、バリアフリー仕様にしています。

どのような疾患の方が多く来院されていますか?

花粉症やドライアイをはじめ幅広い疾患の患者さんが来院されますが、ここは内幸町駅からも新橋駅からも近く、オフィスに囲まれた場所ですので、健康診断で「要精査」と指摘を受けて来られる方も多いですね。「視神経乳頭陥凹拡大(ししんけいにゅうとうかんおうかくだい)」という指摘を受けた方も多いのですが、これは緑内障の疑いがあるということですので、指摘を受けた方はぜひ早めに受診されてください。当院受診の際に緊急性のある疾患の方は、連携先の東京慈恵会医科大学附属病院へ紹介させていただいております。専門的な検査や治療が必要な場合は、患者さんのご意向も含めて適切な病院をご紹介しています。また、手術後など治療後は状態が安定しましたら、当院で診ていきます。

各種検査機器をそろえているのも特徴の一つでしょうか?

三間桃子院長 みま眼科2

細隙灯顕微鏡や自動視野計、眼底カメラつき光干渉断層計、眼圧計や眼屈折計など複数の機能を併せ持つ検査機器など、適切かつ迅速な診断ができるように体制を整えました。また患者数が多い緑内障は、眼圧といって目の硬さの測定が大切な要素なのですが、レーシックの手術を受けていらっしゃる方は角膜を削りその厚みが薄くなっています。角膜の厚みが薄いと眼圧の測定値が低く出るため、過小評価される可能性があります。そこで当院では角膜の厚みも計測して眼圧値を補正し、より精度の高さにこだわって診断を行えるような機器を導入しています。

緑内障の早期発見・治療に注力

緑内障の診断・治療に力を入れていらっしゃるそうですね。

三間桃子院長 みま眼科3

緑内障は、何らかの原因で視神経が障害され視野が狭くなる病気で、眼圧の上昇が病因の一つといわれています。中高年に多く日本では40歳以上の方の約20人に1人、70歳以上の方の約10人に1人が罹患しているという統計結果もあり、中途失明の原因疾患の第1位とされています。病気の進行はゆっくりで初期の自覚症状はほとんどなく、患者さんが見にくくなってきたと自覚された時には既に視野障害が進行している場合もあります。一度障害された視神経を元に戻すことは現代の医学ではできません。つまり、一度欠けてしまった視野は治療しても元には戻りません。そうなる前に治療をすることで視野進行を遅らせることが目標となります。眼科検診ではグレーゾーンの患者さんもスクリーニングしているのですが、残念ながら受診率はまだ低いのが現状です。視野が欠けていく病気なので、交通事故の原因になりかねませんし、最悪の場合、失明する可能性もあります。

気をつけたほうがいいのはどんな人ですか?

どなたでも罹患する可能性はありますが、ご家族に緑内障の方がいらっしゃる方、近視の度合いが強い方、遠視の方は意識されたほうがいいでしょう。残念ながら完治する疾患ではないのですが、早期に発見できれば進行を抑えられる場合もありますので、健診などで指摘された場合は早めにご来院ください。また40歳を超えたら、検診をお勧めしたいですね。

ところで、先生が医師を志したきっかけは? 眼科へ進まれた理由についても教えてください。

三間桃子院長 みま眼科4

父が医師であったことが一番大きいですね。わが家は昔ながらの自宅とクリニックが一緒になっているような地域のかかりつけ医をしています。ですから間近でずっと父の働く姿を見ていましたし、身近な職業だったんですね。眼科ではないですが、診察時間外や休診日でも必要があれば診察や処置を行っている父を見て、尊敬するとともに憧れていました。眼科へと進んだのは、目という小さな器官が担う大きな役目に惹かれたこと、そして手術などのときに必要な手技が、細かい作業がもともと大好きだった私に合うと思ったのです。また、小さい頃から病気一つしない丈夫な私ですが、目だけは悪くて眼科医院によく通っていたので、親しみやすい印象があったのもあります。

40歳を超えたら目の定期検診を

診療の際、心がけていることは何ですか?

三間桃子院長 みま眼科5

患者さんとのコミュニケーションを大切にし、患者さんの話をよく聞き、丁寧に説明することです。特に緑内障の検診またはこれから治療を開始するという方は、自覚症状がない状態がほとんどですので、丁寧にわかりやすい説明を心がけています。病気への理解を深めてもらうために緑内障に関するビデオ動画を活用したり、ご自宅に帰ってから確認できるように、資料をまとめたファイルもお渡ししたりしています。ただ当院は場所柄、仕事の合間に来院される方も多く、時間が限られてお急ぎの場合もありますから、そんなときは患者さんのご都合を最優先し、臨機応変に対応するようにしています。そして何より、スタッフ全員で温かく丁寧な対応を心がけていますね。経験豊富で勉強熱心なスタッフばかりなので、とても頼りになります。

今後の展望についてお聞かせください。

目のことで困ったことがあったら「みま眼科に行こう」と思っていただけるようなクリニックにしていきたいですね。当院は、働き盛りの世代の患者さんが多いですが、お子さん連れのお母さんもいらっしゃいます。私自身一児の母なので、同じ親としてアドバイスできることもあるかと思います。今後は疾患への早期介入から一歩進んで、予防医学についても力を入れたいと考えています。現在、エイジングケアについても学んでいるので、少しずつ患者さんに還元していきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

三間桃子院長 みま眼科6

緑内障という病名を耳にすることはあっても、どんな疾患なのか、受診するタイミングはいつかなど、その実態はよくわからないという方も多いのではないでしょうか。緑内障は早期発見・早期治療が重要な疾患で、初期には自覚症状がほとんどありませんので、定期検診が望まれます。繰り返しになりますが、40歳を超えたら、ぜひ一度目の検診を受けましょう。当院ではインターネットでの予約も受けつけていますから、お時間に制約のある場合は、24時間受付のネット予約もご活用ください。目の疾患の中には緑内障のように早期発見が不可欠なものも多いので、健康診断は重要です。少しでも目のことで気になることがありましたら、ぜひ気軽にご来院ください。

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