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声のかすれや詰まり、発声障害は
専門のクリニックに相談を

声とめまいのクリニック 二子玉川耳鼻咽喉科

(世田谷区/二子玉川駅)

最終更新日:2022/05/25

声とめまいのクリニック 二子玉川耳鼻咽喉科 声のかすれや詰まり、発声障害は 専門のクリニックに相談を 声とめまいのクリニック 二子玉川耳鼻咽喉科 声のかすれや詰まり、発声障害は 専門のクリニックに相談を
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「声」は人と人とのコミュニケーションを支える大切なツール。声のかすれや詰まり、発声や歌唱時の違和感や不快感は、日常生活はもちろんのこと、ビジネスなど社会的な役割を果たすシーンでも大きな影響を及ぼしてしまう。そんな声の不調を専門的に診療する医療機関は未だ少ないとされ、「どこに相談すればいいかわからない」と密かに悩みを抱える人も多いのではないだろうか。そこで、「声とめまいのクリニック 二子玉川耳鼻咽喉科」を開院し、声の診療を専門的に行っている許斐氏元院長に話を聞いた。声の診療についての基本的な知識から、治療に取り組む上で大切なことなど、詳しく語ってもらった。

(取材日2020年4月14日)

発声に関しての多様な病気に対する、精密な診断とチームでの治療

Q声に関わる病気にはどのようなものがありますか?
A
声とめまいのクリニック 二子玉川耳鼻咽喉科 声に関する病気の治療を専門的に行っているクリニック

▲声に関する病気の治療を専門的に行っているクリニック

大きく分けて3つの種類があります。まず、声を出す上で欠かせない声帯に異常が起こるもので、声帯結節や声帯ポリープなどがこれにあたります。次に声帯の構造自体には異常がないものの、その動きに異常が見られるもので、声帯麻痺や過緊張性発声障害などがあります。最後が声帯の構造にも動きにも異常がないのに発生する不調です。例えば、鼻詰まりによって共鳴に異常を来したり、逆流性食道炎に伴って音声異常が出るケースがあります。これらは単体で起こる場合もあれば、連鎖的に発生しているケースも。声の診療では不調が起こっている原因を正しく見極めて、早期に適切な対応を施すことが重要になります。

Qどんな診療を行うのですか?
A
声とめまいのクリニック 二子玉川耳鼻咽喉科 症状に応じてさまざまな治療を提供する

▲症状に応じてさまざまな治療を提供する

症例や病態によりますが、大別すると手術などの外科的治療、注射により薬剤を注入する治療、内服薬や点滴を使う治療、声のリハビリテーションの4つの方向性があります。ポリープなどを切除する手術では、全身麻酔や内視鏡下の日帰り手術、入院が必要となる喉頭軟骨の形成手術など、症例や状況に合わせて選択します。注射では声帯の肥厚や炎症を抑えるためのステロイド、声帯の筋肉の異常緊張を抑えるためのボツリヌス毒素製剤などが用いられます。内服薬では原因となる病気に合わせ、消炎剤や抗アレルギー薬に加えて胃薬などを使います。これらの治療に加えて、調整と再発防止のために言語聴覚士が声に関するトレーニングを行うこともあります。

Qこちらのクリニックならではの診療の特徴は?
A
声とめまいのクリニック 二子玉川耳鼻咽喉科 患者にとってベストな治療を常に模索する、と語る許斐院長

▲患者にとってベストな治療を常に模索する、と語る許斐院長

例えば声帯に病変が見つかった場合、「切ればよい」と考えられがちです。しかし、同じ病変でも切ることで対処できるものもあれば、切ると逆に腫れが進行してしまうものも。個々のケースをきちんと見極め、それぞれに合わせた適切な選択肢をご提示するのが当院の方針です。声帯はとても繊細な器官であり、病態も多岐にわたります。正しく診断するためには精密な検査はもちろんのこと、「いつからか?」「どんな時に出るのか?」といった症状についての綿密なヒアリングや発声状態の確認が求められます。これらの評価は経験に基づくところも大きいので、声に関わる病気を多数診ている実績のある医師に相談するのが良いでしょう。

Q検査が大切となるのですね。
A
声とめまいのクリニック 二子玉川耳鼻咽喉科 見逃しのないよう、検査にも力を入れている

▲見逃しのないよう、検査にも力を入れている

正しい診断のためには検査が重要で、見逃しのないようにさまざまな可能性を考えて診断を行っています。当院では声帯の形態を見る喉頭内視鏡検査やその振動を測る喉頭ストロボスコピー、音響分析、声帯筋の筋電図測定まで、幅広い検査に対応しています。3DCTやMRIの画像検査も、必要に応じて連携病院で行っています。極めて小さな病変が原因となり得る声帯の検査では、精密な観察が求められます。

Qチーム医療に注力されていると聞きました。
A
声とめまいのクリニック 二子玉川耳鼻咽喉科 治療後のリハビリテーションの重要性を伝えていきたい

▲治療後のリハビリテーションの重要性を伝えていきたい

声に関わる病気の治療は単に病気にアプローチして終わりではなく、その後の声を患者さんの求める状態にまで調整することが求められます。そのためには術前後の説明やリハビリテーションが欠かせません。当院には言語聴覚士が所属しており、医師と連携しながらチームで発声方法の改善に導くリハビリをしています。治療には医師だけでなく、コメディカルスタッフの力が不可欠。そのため、当院ではスタッフとの連携に力を注ぎ、チーム医療を推進しています。

ドクターからのメッセージ

許斐 氏元院長

ひと口に「声に関する病気」と言っても、その病態は声の枯れや出しづらさだけでなく、高音の抜けや発声時のブレなどさまざま。ある人にとっては些細なことでも、歌唱やアナウンスなどを行う職種の人では日常に大きな支障が出てしまうことも。原因にしても声帯の構造に起因するものから特定の場面でのみ症状が出る精神性のものまで幅広くあります。お一人お一人の置かれた発声状態に合わせて、きめ細かく対応することが求められるのです。当院では加齢に伴う声帯萎縮に悩む方や人前で声が出せなくなるという方まで、幅広くなんでもご相談をお受けしています。困り事があれば、お気軽にご相談ください。

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