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月経困難症からつながる不妊症
先送りにせず早期の受診が大切

まつみレディースクリニック三田

(港区/三田駅)

最終更新日:2021/07/06

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毎月の月経は、妊娠するための準備といえる。しかし、この月経が原因のトラブルに悩む女性は少なくない。月経のトラブルには周期がバラバラな「月経不順」、妊娠していないにもかかわらず3ヵ月以上月経がない「無月経」などさまざまな種類があるが、最近の主訴として増えてきているのが、月経時に強い下腹部痛や腰痛など不快な症状を伴う「月経困難症」だという。この疾患は、子宮内膜症が原因となっている場合があり、不妊症のリスクも高まるといわれている。長年先端的な不妊治療に携わってきた「まつみレディースクリニック三田」の松見泰宇(まつみ・ひろたか)院長に、月経困難症と不妊症の関係や治療法について聞いた。(取材日2021年2月4日)

オーダーメイドの医療で月経のトラブルや不妊の原因解明をめざす

Q月経に悩む女性は多いのですか?
A
1

▲さまざまな要因から、月経に悩む女性は多いという

晩婚化が進み、結婚後も仕事を続ける女性が多い現代社会では、さまざまな要因が重なり月経に悩む方がたくさんいらっしゃいます。周期が乱れる「月経不順」、出血量が多い「過多月経」、妊娠していないにもかかわらず3ヵ月以上月経がない「無月経」に加え、月経時に強い下腹部痛や腰痛など不快な症状を伴う「月経困難症」の方も多いですね。月経困難症は、器質性月経困難症と機能性月経困難症に分かれ、器質性月経困難症は、子宮内膜症、子宮筋腫や子宮腺筋症などの病気が原因となって引き起こされます。子宮内膜症は不妊につながるリスクもあるため、注意が必要です。機能性月経困難症は、子宮収縮などが原因で思春期に多くみられます。

Q月経困難症にはどのような検査や治療を行うのですか?
A
2

▲一人ひとりに合わせた治療法を検討

検査では内診と併せ、血液検査、超音波検査、子宮鏡検査などを行い、月経困難症の原因となる器質的疾患の有無を調べます。主な治療法としては、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンを配合した低用量ピルや、黄体ホルモン剤を用いて、痛みの緩和をめざします。低用量ピルは月経困難症だけでなく、月経不順の治療にも用いられますが、吐き気、頭痛、倦怠感、不正出血、血栓症などの副作用が起こることもあります。とはいえ、服用を継続していけば体が慣れていくでしょう。内服薬としては漢方薬や鎮痛剤が処方されることもあります。ほかには、持続的に黄体ホルモンを放出する小さなプラスチックを子宮内に装着する方法もあります。

Q月経困難症を放置しておくとどのようなリスクがありますか?
A
3

▲我慢せずに早めに受診したい

器質性月経困難症の一つである子宮内膜症は、子宮内膜が卵巣、腹膜などで増殖、剥離を繰り返すことで、炎症や痛みにつながる病気です。腹腔内での炎症は子宮や卵巣、卵管など臓器の癒着を引き起こします。その結果、卵管の通過障害を引き起こし不妊の原因になりえます。また子宮筋腫により子宮が大きくなり、卵管の出口と卵巣との空間的関係が悪くなったり、子宮内隆起病変のため、受精卵が子宮内に着床できなくなったりすることもあります。一方、若年者に多い機能性月経困難症から子宮内膜症となることもあります。このように、月経困難症を放置すると不妊症につながるケースも少なくないので、我慢せずに産婦人科を受診しましょう。

Q不妊症の治療は、こちらではどのように行っているのですか?
A
4

▲不妊症に関連する病気は、婦人科一般の症状を伴うことも多い

当院では、血中ホルモン値の測定器や精子の数や運動率などを調べる機器をはじめ、各種検査機器を備え、問診やその方に必要な検査を行い、治療や指導を行っています。タイミング法、人工授精に対応しており、卵の状態だけでなくホルモン値などもみながら、1つの卵だけをうまく排卵させるように排卵誘発剤なども用いて治療を進めています。子宮内膜症や子宮筋腫など不妊症に関連する病気は、月経痛や月経不順など婦人科一般の症状を伴うことも多いです。気になる症状がある方はかかりつけクリニックを受診するのもいいですが、日本生殖医学会生殖医療専門医や産婦人科医に相談してみるのも一つでしょう。ご自身の体調管理にもつながると思います。

Q10代、20代のうちに注意しておくことはありますか?
A
5

▲なんでも相談できるかかりつけの産婦人科を見つけておきたい

若い世代の女性にとって、産婦人科はハードルが高いかもしれません。しかし、月経不順・無月経や、月経痛などのトラブルがあっても、「まだ若いから」「とりあえず痛みを我慢できるから」などと受診を先延ばしにしていると、疾患の発見が遅れてしまうことも考えられます。女性特有の疾患は、症状が出る頃には重篤化しているケースも少なくなく、妊娠を望んだタイミングでトラブルに気づくケースもあります。結婚、出産の平均年齢が上がり、不妊症や「不妊予備軍」ともいえる方は増えています。自身の健康状態を前もって知ることはとても大切です。信頼できる産婦人科を見つけておくのがよいでしょう。

ドクターからのメッセージ

松見 泰宇院長

当院は2018年に開院したレディースクリニックで、不妊症、不育症、妊婦健診を中心に一人ひとりの患者さんに即したオーダーメイドの診療を行っています。月経不順、無月経、月経困難症など生理にまつわるトラブルは、早めに対応することで、不妊症につながるリスクを軽減することが可能だと考えられます。血液検査やホルモン値測定などはもちろん、細い内視鏡を子宮の入り口から挿入し、子宮内膜ポリープ、粘膜下筋腫、慢性子宮内膜炎の有無などを調べる子宮鏡検査など、さまざまな検査に対応しています。ご自身の豊かな人生のためにも、何か気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人工授精/2万円

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