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松見 泰宇 院長の独自取材記事

まつみレディースクリニック三田

(港区/三田駅)

最終更新日:2021/06/30

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都営三田線・浅草線三田駅から徒歩3分、JR田町駅からは徒歩5分。第一京浜沿いのビル3階に、2018年に開院した「まつみレディースクリニック三田」。高級感あるソファーが置かれた広い待合室には、ゴージャスな中にもリラックスできる雰囲気が漂う。院長は、母校の東京大学に関連する大学病院や基幹病院で先端的な医療に従事してきた松見泰宇(まつみ・ひろたか)先生。「一人ひとりの患者さんに丁寧に寄り添い、このクリニックだからこそ実現するきめ細かな医療を提供したいです」と語る。長年不妊治療に携わった知見をもとに不妊症、不育症をはじめ、産科・婦人科疾患の治療、各種検診や妊婦健診に力を入れる院長に、同院の診療の特徴について話を聞いた。
(取材日2021年2月4日)

妊娠をめざす女性にシームレスなケアの提供を

クリニック内はリラックスできる雰囲気ですね。

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患者さんがくつろげる空間を第一に考え、待合室のソファーや手術室のベッドは、ホテルで使用される高級ブランドを選び、カーテンなどの調度品も高品質なものを導入しました。患者さんにリラックスしてもらい、一人ひとりに寄り添った診療を提供したいという思いからです。当院は2018年に開院しました。三田を選んだのは、意識の高い患者さんが多く、複数の路線の駅から近いこと、空港からのアクセスも良く、地方や海外からもお越しいただきやすいというのが理由です。私が長年不妊治療に携わってきたこともあり、最近は不妊症や不育症の治療、妊婦健診の患者さんが増えています。不妊治療では、出産まで含めたシームレスなケアを行っています。また、残念ながら不育症などで流産となった場合の流産手術にも対応しています。

どのような患者さんが訪れているのでしょうか?

年齢層は20代後半から30代後半くらいの方が多いですね。ブライダルチェックや不妊などの検査の方、ご夫婦で検査希望の方、不妊症治療の方などさまざまです。2人目不妊や、これまで望む結果が得られなかったという方の他、ご友人からのクチコミで知ってくださる方が増えているのはうれしい限りです。浅草線や三田線沿線の患者さんも増加しています。英語対応もしており外国人の患者さんもいらっしゃいますね。不育症で大学病院から移られてくる方もおられ、無事に当院を卒業して出産できるよう治療に努めています。また流産手術では、局所麻酔のみでも対応するためか、茨城、埼玉、千葉などからも来られています。当院では個々の患者さんとじっくり向き合うために診療時間が長く、完全予約制にしているのですが、かかりつけの妊婦さんのトラブルにも迅速な対応を行う必要があるため、できる限り患者さんの待ち時間が少なくなるよう工夫しています。

こちらの不妊治療の特徴について教えてください。

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当院では血中ホルモン値の測定器をはじめ、精子の数や運動率などを調べる機器、子宮鏡など、専門の医療機関と同レベルの機器を備え、問診や検査をした上で治療や指導を行います。タイミング法や人工授精では、卵の育ち具合について大きさだけでなく、ホルモン値なども考慮して治療を進めます。手間とコストは多少かかりますが、こうしたプロセスが良好な結果につながると思っています。私は長年、不妊治療に従事してきましたが、卵がうまく育たない患者さんに適切な治療を行うには知識や経験が必要です。タイミング法や人工授精は、体外受精と異なり、良い状態の卵を1つだけ排卵させることが大切です。また子宮内膜にポリープがあると、着床しにくかったり、子宮内膜に炎症が起こったりしやすく、不妊の原因となるため、まずはそちらの治療を優先することもあります。患者さんそれぞれの状況に応じてサポートしています。

不育症の治療にも力を入れる

妊婦健診は誰でも受けられるのですか?

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当院で不妊治療を受けた方はもちろん、近隣の妊婦さんも対象です。妊婦健診は近くのクリニックで受け、出産は総合病院などで行う「セミオープンシステム」も取り入れており、周産期を扱う医療機関との連携体制も整えています。連携先は都内に加え、埼玉、千葉、栃木にも及びます。最近は他院で体外受精された方を担当の先生から直接ご紹介いただき、当院で妊婦健診を行った後、さらに当院の連携先病院に引き継ぐケースも増えてきました。そうした不妊治療専門の先生方をはじめ、各医療機関の病院長や産婦人科部長など、幅広く「顔が見える関係」を築いてきたおかげで、内視鏡による検査が得意な先生、婦人科系のがん治療に強い先生など、患者さんに合わせて、適切な先生につなぐことが可能です。妊娠中や産後も必要があればセミオープン先で受診できるので安心だと思います。

不育症の治療にも力を入れていらっしゃるのですね。

2回以上の流産や死産で、元気な赤ちゃんを授かることができない状態を「不育症」と呼びます。原因は多岐にわたりますが、卵に原因がある場合、子宮の環境に原因がある場合の大きく2つに分けられます。当院では問診の後、血液検査の他に、必要に応じて超音波検査や子宮鏡検査などで子宮の形に問題がないか確認して治療法を決定します。血液検査で異常があれば、薬による治療だけでなく、患者さんのストレスや不安に寄り添う「テンダー・ラビング・ケア」というアプローチにも力を入れています。中には流産してしまってもめげずに通院してくださる方もおられます。私たちもそういった方々の頑張りに応えたいという思いで診療に臨んでいます。無事妊娠・出産されて、当院を卒業してくださることが私たちの願いです。今後は患者さんの心をより安定した状態に導けるよう、注力していく予定です。

テンダー・ラビング・ケアではどのようなことをするのですか?

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投薬や外科的な治療ではなく、患者さんに優しく寄り添い、治療や体についての不安や悩みを受け止めるケアを行います。私自身話し好きなので、時には、治療には直接関係ない世間話で盛り上がることもあります。不育症のメカニズムは、まだ医学的に十分に解明されていない部分もあるため、ドクターに話を聞いてもらい、受け止めてもらったりアドバイスをもらったりすることで、患者さんのメンタルの安定につながると考えられています。テンダー・ラビング・ケアが患者さんのメンタルに与える影響についてはエビデンスもあり、不育症の診療には重要なものであると、不育症や不妊症を扱う医師に広く認知されています。

エイジングケアなど先端的な医療の追求も

改めて先生のご経歴を教えてください。

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人のためになり感謝される職業に就きたいと考え、医師の道を選び、東京大学医学部に入学しました。卒業後は大学院や国立成育医療研究センター、留学先であるスタンフォード大学の生殖生理学教室で、アカデミックな思考法や基礎研究を学びました。臨床面では大学病院、首都圏や地方の基幹病院、不妊治療専門のクリニックで長く診療してまいりました。不妊治療、妊娠、出産に携わり30年以上たちます。これまで培った知識や経験に基づく技術を、プライベート感覚あふれる当院で、一人でも多くの方に提供していきたいと思っています。

お忙しい日々の中、休日はどのようにリフレッシュしていますか?

大学時代は、医学部のテニス部とヨット部に所属していました。特に中学から始めたテニスは、東大全学部のテニスサークルにも入っていました。今でも、友人たちと定期的に楽しんでいます。あとはジムで泳いだり体を動かしたりしています。音楽会や博物館、映画に足を運ぶのも好きですね。医学は日々進歩していますが、昔から基礎医学は好きなので、読書をして過ごすことも多いです。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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不妊から出産までシームレスなケアに加え、現在、日本超音波医学会超音波専門医の医師が非常勤で在籍していますが、さらに婦人科系がんや遺伝などに精通するスペシャリストの非常勤医師を増やし、診療の幅を広げていきたいですね。週2日、東京大学医学部産婦人科学教室に在籍する女性医師も手伝ってくれています。他にも同窓の先生方が応援してくださる予定があり、コロナ禍で遅れぎみではありますが少しずつ前に進んでいます。また新しい試みとしては、自費のピルの処方などでオンライン診療を活用することや、子宮鏡を用いた手術の導入を考えています。今は更年期障害の診療は行っていませんが、今後はエイジングケアに着目した検診やがんの早期発見のための検査など、先端的な予防医療にも着手していく予定です。気になる症状があれば、お気軽に足をお運びください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人工授精/2万円、不妊症に関する総合検診/5万円、婦人科疾患の総合検診(ブライダルチェック)/2万5000円~6万円

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