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変形性膝関節症は早めの受診が大切
放置すると手術の可能性も

星が丘整形外科リハビリテーションクリニック

(相模原市中央区/上溝駅)

最終更新日:2025/04/15

星が丘整形外科リハビリテーションクリニック 変形性膝関節症は早めの受診が大切 放置すると手術の可能性も 星が丘整形外科リハビリテーションクリニック 変形性膝関節症は早めの受診が大切 放置すると手術の可能性も
  • 保険診療

膝の痛みは、一時的だったり、生活するのに不便がなかったりする場合、治療を後回しにしてしまうことが多い。しかし、放っておくと症状は徐々に悪化し、変形性膝関節症になってしまう可能性もある。さらに進行すれば、手術が必要になるケースも。「星が丘整形外科リハビリテーションクリニック」の南雲明院長は、先進のMRI検査とCT検査の機器をそろえ、さまざまな整形外科疾患の診断を行っている。また、患者一人ひとりに合わせたきめの細かいリハビリテーションに注力するため、理学療法士や柔道整復師が在籍している。「膝の痛みを悪化させないよう、早めに整形外科を受診し、予防や治療を行ってほしいですね」と語る南雲院長に、変形性膝関節症を早期に治療する重要性について教えてもらった。

(取材日2025年3月27日)

先進の機器を用いた診断で膝の痛みの原因を突き止め、適切な治療につなげる

Q変形性膝関節症とは、どういった疾患でしょうか?
A
星が丘整形外科リハビリテーションクリニック リハビリテーション室を増床し、多くの患者のリハビリを対応する

▲リハビリテーション室を増床し、多くの患者のリハビリを対応する

変形性膝関節症の主な症状は、膝の痛みや膝に水がたまることです。男女比は1対4の割合で女性に多く見られます。また、高齢者になるほどかかりやすいといわれます。初期には立ち上がりや歩き始めといった動作の開始時に痛みを発しますが、休むと痛みは治まります。中期は正座や階段の昇降が難しくなり、末期になると安静時にも痛みが取れません。さらに変形により膝が伸びず、歩行が困難になります。肥満や遺伝が原因の場合もありますが、骨折、膝靱帯や半月板の損傷、化膿性関節炎などの後遺症として発症することもあります。なお、関節組織のかけらが滑膜を刺激すると炎症が起こり、関節液が過剰に分泌され、膝に水がたまった状態になります。

Q膝の痛みがある場合、受診するタイミングを教えてください。
A
星が丘整形外科リハビリテーションクリニック エックス線などの検査を行い、身体を把握していく

▲エックス線などの検査を行い、身体を把握していく

膝の痛みを軽視して様子見をしてしまう人がいますが、できるだけ早く整形外科に相談してほしいですね。放置して症状が悪化してからでは、元の状態に戻るのに時間がかかってしまいます。また、痛みの原因が本当に膝なのかを診断することも重要です。例えば、腰部脊柱管狭窄症などによって、膝の周囲に痛みが出る可能性もあるためです。なお、エックス線検査では初期の変形性膝関節症は診断できず、軟骨損傷の有無をはっきりと診断するためにはMRI検査を行います。当院ではMRIやCTによる検査が可能であり、外部の医療機関を受診していただく必要はありません。

Q変形性膝関節症では、どのような治療が行われるのでしょうか?
A
星が丘整形外科リハビリテーションクリニック 膝の状態を確認しつつ、リハビリを実施していく

▲膝の状態を確認しつつ、リハビリを実施していく

膝周囲の筋力強化を中心とした体操療法、鎮痛剤の内服やヒアルロン酸の関節内注射などの薬物療法、足底板などの装具療法、膝を温める物理療法などが行われます。そうした治療を行っても改善しない場合は、手術治療も検討します。手術には、関節の近くに小さな穴を開け内視鏡を挿入する関節鏡視下手術、骨を切って変形を矯正する高位脛骨骨切り術、傷んで変形した膝関節の表面を取り除いて、人工関節に置き換える人工膝関節置換術などがあります。なお、手術の際は、連携する外部医療機関を紹介させていただきますが、手術するほど悪化させないことが重要になります。膝に痛みを感じたら我慢をせず、早めに医療機関を受診してください。

Q変形性膝関節症の予防法を教えてください。
A
星が丘整形外科リハビリテーションクリニック 患者の生活背景なども考慮しながら治療を進めていく

▲患者の生活背景なども考慮しながら治療を進めていく

一度すり減った軟骨は再生しないといわれているため、損傷しないよう予防することが大切になります。正しい歩き方を覚える、太ももの前の筋肉を鍛えることのほかに、正座や和式トイレを避けるという方法もあります。膝を温めて血行を良くするのもお勧めです。また、膝関節と体重には密接な関係があります。立ったり、歩いたりするだけでも膝関節には体重の2〜3倍の負荷がかかるといわれているのです。そのため、体重管理が求められますが、運動によってカロリーを消費するより、食事によって摂取カロリーを抑えることが重要です。バランスの取れた食事で適正体重を維持することで膝への負担が軽減されれば、痛みの緩和が期待できます。

ドクターからのメッセージ

南雲 明院長

膝のこわばり、違和感、痛みなどがあれば変形性膝関節症の可能性があります。それを受診のサインとお考えください。当院では、さまざまな治療方法を検討し、患者さん一人ひとりに合わせた対応をしています。リハビリテーションでは、経験豊富な理学療法士による手厚い対応も実施しています。変形性膝関節症は、とにかく早めのアプローチが必要になりますので、不安なことがあればすぐにご相談いただきたいと思います。患者さんに寄り添った治療・体制を整えていますので、ご安心ください。

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