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四十肩や五十肩などの肩の痛み
発症から1ヵ月以内の受診を推奨

星が丘整形外科リハビリテーションクリニック

(相模原市中央区/上溝駅)

最終更新日:2025/04/15

星が丘整形外科リハビリテーションクリニック 四十肩や五十肩などの肩の痛み 発症から1ヵ月以内の受診を推奨 星が丘整形外科リハビリテーションクリニック 四十肩や五十肩などの肩の痛み 発症から1ヵ月以内の受診を推奨
  • 保険診療

肩の痛みを感じたら「取りあえず安静にしておこう」と思う人も多いのではないだろうか。しかし、「安静期間を長くするのは避けてほしいですね。最終的に悩むのは、肩の痛みではなく、可動域制限になってしまいます」と警鐘を鳴らすのは、「星が丘整形外科リハビリテーションクリニック」の南雲明院長。肩の痛みを治療せずに、なるべく動かさないようにしておくと、関節が動かなくなる拘縮(こうしゅく)を引き起こす恐れがあるとか。発症から1ヵ月以内の早めの受診が大切だと訴える南雲院長に、肩の痛みの検査や治療について詳しく教えてもらった。

(取材日2025年3月27日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q「肩の痛み」の原因は何でしょう?
A

いろいろな原因がありますが、肩関節が痛み、動きが悪くなる肩関節周囲炎が多いですね。四十肩や五十肩としても知られています。これは肩関節を構成している骨や軟骨、靱帯、腱などが老化し、周囲の組織に炎症が起きていることが主な原因です。肩関節周囲炎になると、挙動時の痛みのほか、夜中にズキズキして眠れなくなることもあります。ほかにも、肩腱板断裂を起こすと、肩に痛みが生じます。肩関節周囲炎のように関節の動きが悪くなることはあまりありませんが、夜間の痛みに悩む方は多いようです。なお、肩腱板断裂の原因は明らかな外傷によるものは半数程度で、そのほかは腱板の老化や肩の使いすぎなどが挙げられます。

Q受診の目安を教えてください。
A

一般的に「肩の痛みは安静にしておけばいい」と思われる方も多いようですが、その考え方は危険です。肩を動かさないようにしておくと可動域が制限されるため、関節が動かなくなる拘縮を引き起こす恐れがあります。拘縮はリハビリテーションではなかなか治りませんので、最終的に悩むのは、肩の痛みではなく、可動域制限になってしまうんですね。そのため、発症から1ヵ月以内など、できるだけ早めのタイミングで医師に相談することをお勧めします。症状としては、夜間痛や拘縮が出始めた頃が受診の目安です。受診までは安静にしながらも、できるだけ可動域は動かしておくようにすると良いでしょう。

Qどのように検査や治療を進めていきますか?
A

肩関節周囲炎の炎症や肩腱板断裂の有無などは、MRI検査ですぐに判別できます。治療はリハビリを基本に、消炎鎮痛剤などの投薬や注射を行いますが、必要に応じて、ごく少量のステロイドを処方して痛みの緩和を図る場合もあり、当院では、文献などの研究データをもとに処方するようにしています。また、リハビリは理学療法士などの多職種スタッフと連携の上、個別のリハビリプログラムを作成して進めていく流れです。基本的には、これらの治療やリハビリで完治をめざしていきますが、サイレントマニピュレーションを提携病院の麻酔科に依頼するケースもあります。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診
星が丘整形外科リハビリテーションクリニック 問診

外傷による肩の痛みではない場合、一般的な問診からスタート。「どんなときに痛いのか」「夜は眠れているか」「肩が挙上できるか」などをはじめ、拘縮やOA(変形性関節症)の有無をチェック。肩腱板断裂を疑う場合、肩を挙上したときに肩峰の下で軋轢音があるかどうかも確認する。また、医師による触診を行い、可動域や圧痛点、トリガーポイントなどもチェック。問診の内容は、別スタッフが電子カルテに記入する。

2検査による身体評価
星が丘整形外科リハビリテーションクリニック 検査による身体評価

超音波検査やエックス線検査をはじめ、必要に応じて、CT検査やMRI検査なども実施。これらの検査では、肩関節の関節包、肩峰下滑液包を含む滑液包の炎症や肩腱板断裂の所見を詳しく確認することができる。

3治療計画の提案
星が丘整形外科リハビリテーションクリニック 治療計画の提案

痛みがひどい場合、すぐに注射や投薬を行うことも。治療計画については、患者の希望などもヒアリングの上、注射や投薬内容などを決定。また、理学療法士や柔道整復師などの多職種スタッフと協議し、個別のリハビリプログラムを作成する。

4治療・リハビリテーション
星が丘整形外科リハビリテーションクリニック 治療・リハビリテーション

肩関節周囲炎の急性期には、三角巾・アームスリングなどで安静に努め、消炎鎮痛剤の処方や注射などを実施。症状の緩和が望めてきたら、温熱療法や拘縮予防や筋肉の強化といった運動療法などのリハビリを行う。肩腱板断裂の場合も、保存療法で改善が期待できるケースがほとんど。ヒアルロン酸などの注射や運動療法を進める。肩関節周囲炎も肩腱板断裂も症状が改善しない場合は、外部の医療機関にて手術を検討する。

5継続的な通院で再発予防
星が丘整形外科リハビリテーションクリニック 継続的な通院で再発予防

週1回程度、予約を取ってリハビリのための通院を続け、自宅での簡単なリハビリも継続。消炎鎮痛剤なども処方しながら、医師が治療の進捗状況を確認する。理学療法士と情報共有を行い、症状の改善をめざす。

ドクターからのメッセージ

南雲 明院長

肩の痛みを放置しておくと、肩の動きが悪くなってしまう恐れがあります。安静期間を長くせずに、なるべく早めに医師に相談するようにしてください。また、肩の痛みを治すためには、適切なリハビリが欠かせません。クリニックを選ぶ際には、リハビリの設備が充実しているかどうかにも着目したほうが良いでしょう。なお、肩の痛みは炎症のサインです。適切なリハビリテーションに加えて、投薬や注射などの治療も重要になります。当院ではごく少量のステロイドを処方する場合もありますし、それで症状の改善が見込めるケースも考えられます。当院には専門性の高い理学療法士などの多職種スタッフもそろっていますので、ぜひご活用ください。

南雲 明院長 星が丘整形外科リハビリテーションクリニック
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