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山本 祐理子 院長の独自取材記事

スカイル皮膚科

(名古屋市中区/栄駅)

最終更新日:2023/10/13

山本祐理子院長 スカイル皮膚科 main

名古屋の栄地区。多くの人が行き交う大津通と広小路通が交わる交差点のビル11階に「医療法人奥田眼科 スカイル皮膚科」はある。百貨店やファッションビル、オフィスビルが立ち並ぶ地域柄、患者は近隣に勤務する若い世代が多く、立ち仕事ゆえに足元の悩みを抱える人も目立つという。美容皮膚科が目立つ地区にあって同院がメインとするのは、アトピー性皮膚炎やニキビ、湿疹など一般皮膚科疾患の保険診療だ。山本祐理子院長は「皮膚の悩みはデリケートで、何とかしたいと思っている方は多いはず。その方の最も困っている問題に向き合いたいと思っています」と話す。穏やかな物腰は、どんな相談でも優しく受け止めてくれそうな雰囲気だ。患者の希望に耳を傾け、安心・納得のいく治療を心がけているという院長に、同院の特徴について聞いた。

(取材日2023年9月4日)

街の中では数少ない保険診療がメイン

落ち着いたすてきな内装ですね。開院されてどのくらいになりますか?

山本祐理子院長 スカイル皮膚科1

当院が開院したのは2018年です。もともとこの場所には皮膚科クリニックがありました。ご縁を得て、新しいクリニックとして開院することになり、院長に就任した次第です。院内の色合いは、患者さんにリラックスしていただけるように、木目を基調としたダークブランと白をメインとしています。待合室のソファーと床はグレーに統一し、シックな色でまとめました。

患者さんはどのような方々が来られていますか?

近隣で働いておられる若い世代の方々が多いですね。男女比は半々ぐらいでしょうか。主訴は、アトピー性皮膚炎とニキビが比較的目立ちますが、他にも湿疹や虫刺され、かぶれ、イボ、手汗、脇汗など。また水虫、うおのめ、たこなど、立ち仕事でヒールのある靴を履かれる方も多いため足のトラブルも目立ちます。習い事帰りのお子さんやお買い物帰りの方、70代から90代の方も来られていますね。年齢を重ねると体が硬くなり、目もよく見えないことがあるので、診療後、爪切りなどお手入れをさせていただくこともあります。

栄では美容皮膚科が多いですが、こちらは一般皮膚科をメインとされているのですね。

山本祐理子院長 スカイル皮膚科2

はい。街の中なので美容皮膚科のニーズは高いと思いますが、当院は、保険診療でできる皮膚疾患の治療をメインとしています。確かに地域柄か、美意識の高い方が多い印象で、当院でもニキビ治療などの自費診療にも対応しています。「よりきれいになりたい」という以前に、「まず病気を治したい」「日常生活で困っている」という方々のお力にもなれればと考えました。かゆみや痛み、見た目の問題など皮膚疾患はデリケートなことも多く、できるだけ早く対応して差し上げたいと思っています。勤務の前後にさっと受診できる場所にあるクリニックということでお役に立ちたいと思っています。

話をよく聞き経過観察にも心を配る

こちらには複数のドクターが在籍されているそうですね。

山本祐理子院長 スカイル皮膚科3

はい、私を含め7人の医師がいます。女性6人男性1人で年齢は20~50代とさまざま。いずれの医師も皮膚科全般に対応できますので、患者さんはご都合の良い曜日、または相性の良い医師を選んでいらしていただくことができます。医師それぞれの診療方針がバラバラではいけないので、カルテやスタッフを通して患者さんの情報を共有しながら、全員で「患者さんが安心・納得して受けていただける医療を提供しよう」と心がけています。専門の医師が7人いることで、ともに知識・技術を向上させていくことができます。

先生は診療の際、どのようなことを大切にされておられますか?

当たり前のことですが、まず患者さんのお話をよくお聞きすることを大切にしています。そのために当院では医師もスタッフも、話しやすく気軽に相談していただけるような雰囲気づくりを心がけています。患者さんの中には長く一人で悩んでいてやっと受診された方や、受診時はたまたま症状が治まっている方もおられますので、いつ頃発症したのかも丁寧にお聞きしたり、症状が繰り返している方には次回受診時に症状が出た時の写真をスマホで撮影して見せてくださるようお願いしたり、現状だけでなく経過観察することにも配慮しています。

皮膚科の治療では薬の種類が多そうです。

山本祐理子院長 スカイル皮膚科4

はい、とてもたくさんの種類がありますので、それぞれの作用、副作用をわかりやすくお伝えすることも大事にしています。薬は新しいものもいろいろ出てきており、当院ではアトピー性皮膚炎に対する注射薬にも対応しています。また、手汗や脇汗などでお悩みの方にも効果が望める新しい薬を処方することができます。薬については、患者さんのご希望に沿うことも大事ですね。例えば医師としてはこの塗布薬をお勧めしたいと思っても、患者さんによっては容器にこだわりがあり、チューブよりもふたつきのものがいいとおっしゃる方も。細かいことと思われるかもしれませんが、薬は毎日しっかり使ってもらうことが最も重要ですので、どうしたら続けられるのかじっくりお話を聞きつつ生活に合った方法を考えていきます。また負担に感じられないように、はじめからたくさんの薬を出すのではなく必要なものを適量処方し、定期的に受診していただくようお伝えしています。

気軽に相談、定期通院を

皮膚疾患は継続的な治療が大切なのですね。

山本祐理子院長 スカイル皮膚科5

そうですね。アトピー性皮膚炎やニキビの治療は長期間に及ぶことも多々あります。乾燥しやすい季節に悪化したり、夏だと汗が悪い影響を及ぼしたりと、その都度塗り方や薬の種類を変える必要が出てくることもあります。症状によっては薬を強めることもあるし、良い状態になれば弱い薬に変えたりします。今も「ステロイド」と聞くと使いたくないという方もおられますが、適切な塗り方と回数で、経過観察しながら使えば良い薬だと思います。塗布薬については、診察後に看護師からより詳しく塗り方を指導しますので、安心・納得して治療を続けていただければと思います。薬は自己判断でやめることなく、きちんと定期通院し、医師の診断にしたがって使用していただきたいですね。

そもそも先生が医師、そして皮膚科を専門にされた理由とは?

父が皮膚科の医師だったことが大きな理由でしょうか。私は京都出身なのですが、自宅にクリニックが併設されていましたので、小さい頃から父の働く姿を目にしてきました。忙しそうだなあということと、うちにいるときより口数が多いなあと思ったことを覚えています(笑)。今思えば、患者さんに丁寧に説明をしていたのですね。大学卒業後はさまざまな科をローテーションしたのですが、結局、父と同じ皮膚科を選びました。皮膚科は、自分で直接見て触れることで診断し治療を提案でき、状態の変化が見てわかりやすいので、そんなところにやりがいを感じています。実は今も、たまに難しい症例がある時父に相談しアドバイスをもらうことも。経験の多い父の意見はとても参考になります。

読者にメッセージをお願いします。

山本祐理子院長 スカイル皮膚科6

私は名古屋での勤務以前は、関西の大学病院や総合病院で皮膚がんの手術にも多く携わってきました。日光に当たることから顔にできるがんが多く、手術痕を気にされる患者さんには気持ちを込めて、今後少しずつ改善が見込めることや、痕を薄くすることを目的とした治療もあることなどをお話ししたりしていました。皮膚の悩みは人の目につきやすいため、小さなことでも気になりますし、デリケートな問題もあるためなかなか人に相談できない方もあるかもしれません。当院は、栄という繁華街にあるけれども保険診療メインです。敷居は高くありませんし保険診療で治療できる病気はたくさんありますので、お気軽にお立ち寄りいただき、ご相談していただければと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ニキビの自費治療/7700円~

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