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下肢静脈瘤は早期に診断して
適切な時期に治療を

ちば静脈瘤クリニック

(千葉市中央区/千葉駅)

最終更新日:2025/01/14

ちば静脈瘤クリニック 下肢静脈瘤は早期に診断して 適切な時期に治療を ちば静脈瘤クリニック 下肢静脈瘤は早期に診断して 適切な時期に治療を
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ふくらはぎや膝の裏側、太ももの裏側など、血管がぼこぼこと浮き出てしまう下肢静脈瘤。命に関わる大きな病気ではないとされているが、その外観から不安に思う人も多いだろう。「ちば静脈瘤クリニック」の高橋正彦院長は、「下肢静脈瘤は進行するにつれて生活の質の低下にもつながります。脚の症状に悩んでいる方は、一度検査を受けて適切な時期に治療を受けたほうが良いですね」と話す。今では体への負担が少なく、日帰りで受けられる治療が可能となっている。どのような治療なのか、また、実際にどんな手順で診察、治療が行われるのか、高橋院長にわかりやすく教えてもらった。

(取材日2024年12月5日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qまず下肢静脈瘤について教えてください。
A

脚の静脈は、重力に逆らって上向きに血液が流れていますので、逆流を防ぐため静脈の内側には弁がついています。下肢静脈瘤は、この弁が壊れることで起こります。弁が壊れると血液がたまりやすくなり、静脈がこぶのように膨れてきます。それが下肢静脈瘤です。良性の疾患で命に関わる大きな病気ではありませんが、自然に治ることはありません。進行性の疾患で、加齢とともに徐々に悪化していきます。遺伝的要素が強いと考えられていますので親族に発症した人がいる場合は注意してください。また、調理師や美容師など立ち仕事の人も注意が必要です。

Qどんな時に受診したほうが良いのでしょうか。
A

静脈がぼこぼこと膨れ上がっていたり、くもの巣状に静脈が広がっているなど、外見が気になる場合は受診してください。また、脚が重苦しい、だるい、就寝中によくつるなどの不快な症状がある場合、さらに湿疹や色素沈着など皮膚のトラブルがある場合も受診が必要です。下肢静脈瘤は5年10年かけて徐々に進行していく疾患ですので、なるべく早期に受診して診断を受けることが求められます。長い間かかりつけ医などを受診して「放っておいて大丈夫」などと言われ、そのままにしておいたら症状が悪化したケースもあります。ご自身で脚を観察して気になったら下肢静脈瘤の専門クリニックを訪ねてください。

Qどのような治療法がありますか?
A

治療法は症状ごとに異なります。軽症の場合は根本治療ではありませんが、生活習慣の改善や弾性ストッキングの着用で進行の抑制を図ります。こぶ状に膨らむ伏在型静脈瘤では血管内治療を行います。静脈内にレーザーや高周波を当てその熱によって血管をふさぐよう図る血管内焼灼術、グルー治療とも呼ばれる血管内に医療用接着剤を入れて閉じるよう導く塞栓術が、術後の圧迫も不要で負担が少ないことから増えてきています。静脈がくもの巣状にもやもやとなっている場合は、静脈に硬化剤を注入後、弾性ストッキングなどで圧迫し、血管の退化、消失をめざす硬化療法を行います。いずれも保険適用、日帰りで行え、治療の当日から日常生活を送れます。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診と超音波検査
ちば静脈瘤クリニック 問診と超音波検査

どんな症状が出ているか、脚の重み、だるさなどの症状があるか、本人の既往歴、何か薬を飲んでいるかどうか、家族に下肢静脈瘤を起こした人がいるかどうかなどについて、丁寧な問診を受ける。その後、超音波検査で血液の逆流や滞りがあるかどうかなど静脈の状態をチェックする。主に太ももとふくらはぎの静脈を調べて、どの程度進行しているか判断していく。

2診断と治療方針の説明
ちば静脈瘤クリニック 診断と治療方針の説明

問診と超音波検査によって進行程度の診断が下りる。初期段階で軽症とわかった場合は、生活習慣の改善や弾性ストッキングの着用の指導を受け、進行抑制を図る。血管が膨らんでいる、もやもやと透けて見えるなどといった外見上気になる場合は、静脈瘤の種類と血管の太さによって、血管内焼灼術、血管内塞栓術もしくは硬化療法の説明を聞き、治療方法を選択する。

3症状に合わせた治療を実施
ちば静脈瘤クリニック 症状に合わせた治療を実施

治療は超音波で血管の位置や状態を確かめながら行う。血管内焼灼術の場合は、局部麻酔で片側20~30分。両脚でも60分未満と短時間で終了。高周波などで焼かれた血管は3~6ヵ月で体に吸収されていく。硬化療法の治療時間は通常5~10分程度だが、治療範囲によっては長くかかる場合も。治療中は看護師が優しく声がけをしてくれる。治療後に脚を圧迫する弾性ストッキングを着用するが、血管内塞栓術の場合は原則不要。

4治療の翌日に検査
ちば静脈瘤クリニック 治療の翌日に検査

治療を受けた翌日、もしくは翌々日にクリニックを受診して超音波検査を受ける。合併症が起きていないか念のため確認をするほか、血液の逆流がないかどうか、静脈の状態を丁寧に検査し、確認していく。

51ヵ月後、3ヵ月後に再検査
ちば静脈瘤クリニック 1ヵ月後、3ヵ月後に再検査

治療して1ヵ月後に静脈の状態をチェック。超音波検査によって血液の逆流がないかどうか、血管が閉じているかどうかを詳細に確認する。治療前と比較した血管のぼこぼこの様子も確認する。さらに3ヵ月後に最終確認が行われ、再発していないかどうか、他の静脈に症状が起きていないかなどをチェック。何も問題がなければこれで治療は終了となる。

ドクターからのメッセージ

高橋 正彦院長

下肢静脈瘤は進行するにつれて生活の質の低下にもつながります。脚の症状に悩んでいる方は、まず検査を受けていただきたいですね。検査は超音波検査ですので体への負担の心配はありません。また、下肢静脈瘤と診断されてもすぐに治療をしなくてはならないというわけではありません。その時の状態、予想される今後の進行とリスクなどをわかりやすくお話しして適切な時期をアドバイスしています。治療のタイミングは、患者さんご自身が治療を受けようと決めた時と考えています。また治療自体も体への負担が少ない治療が日帰りでできます。脚の血管が気になる、脚が重くてつらいなどと感じる方は一度ご来院ください。

高橋 正彦院長 ちば静脈瘤クリニック

自由診療費用の目安

自由診療とは

弾性ストッキング(保存療法の場合)/5720円(税込)~

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