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梅田 眞志 院長の独自取材記事

渚うめだ整形外科クリニック

(枚方市/御殿山駅)

最終更新日:2020/09/14

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「健康寿命を延ばし、“地域寝たきりゼロ”をめざしたい」と語るのは、「渚うめだ整形外科クリニック」院長の梅田眞志(うめだ・まさゆき)先生だ。母校である関西医科大学や地域の基幹病院で脊椎疾患、関節疾患、骨粗しょう症などの治療に従事し、救急病院では骨折などさまざまな外傷治療を行ってきた。2018年、前身の渚病院の建て替えを機に同院をオープンさせた。患者の健康寿命を延ばして生活レベルを上げるため、骨粗しょう症治療やリハビリテーション、痛みのコントロールに力を入れる梅田先生に、診察時に大切にしていることや寝たきりゼロへの取り組みについて話を聞いた。
(取材日2020年8月20日)

なんでも話せる運動器疾患のかかりつけ医をめざす

開業までの経緯を教えてください。

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当院の前身は、1973年開業の「渚病院」です。内科、耳鼻咽喉科、精神科からスタートし、その後、整形外科が診療科目に加わりました。私自身は大学の先輩の引き継ぎで、2004年から渚病院の整形外科で診療に携わってきました。そして2018年、病院施設の老朽化による建て替えを機に、整形外科の設備を新たに整え、「渚うめだ整形外科クリニック」として開業しました。現在は、「なぎさクリニックモール」と呼ばれる医療モールの1階と3階に位置し、1階で診察、3階でリハビリテーションを行っています。これまでの大学病院での経験やネットワークを生かして、地域住民の方の運動器疾患のかかりつけ医として健康を守りたいと考えています。

地域の印象と来院される患者さんについて教えてください。

京阪本線の枚方市駅と樟葉駅という大きな駅の間にあるのが、ここ御殿山で、以前は辺り一面田んぼだったのが、高度成長期に一気に住宅地になったそうです。最近では大学や新興住宅地ができて、若い方も増えました。古くからずっと住んでいらっしゃる方と若い世代が混在しており、住民の方は気さくで親しみやすく健康志向が高いように思います。当院に来られる患者さんは、肩凝りや腰痛、首の痛みを訴えるご年配の方が多いです。また、小学校や高校も近所にあるので、夜はケガをした子どもさんや学生さんも来られます。

患者さんを診療される際、心がけていることは何ですか?

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患者さんにとって話しやすい医師であることです。できるだけコミュニケーションをとって親しくなりたいと思っています。時には診療に関係のない話になることもありますが、途中で遮らず最後まで聞きます。関係ないと思っていたことが思いがけず診療につながることもありますからね。患者さんが生活の中で困っていることが何なのか、痛みのせいで何ができないのか、具体的に聞き出すようにしています。勤務医だった頃と違い、患者さんとの距離が近いためダイレクトに患者さんの気持ちを感じることができます。患者さんに喜んでもらえると私もうれしいですし、逆に患者さんに叱られることだってあります。皆さん、気楽にクレームをおっしゃってくれます(笑)。

適切な検査・治療で骨粗しょう症の骨折リスクの回避を

骨粗しょう症治療に力を入れていらっしゃると伺いました。

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介護などの必要がなく健康で活動的に暮らせる期間を健康寿命といいますが、この健康寿命を延ばすためには骨の健康が不可欠です。骨粗しょう症によって骨がもろくなり、ちょっとしたことで骨折したりすると、介護が必要になったり寝たきりになったりすることがあります。こうした事態を避けるためには、きちんと骨密度検査をして必要に応じて適切な治療を受けることが大切です。当院ではDEXA(デキサ)法と呼ばれる、腰椎と大腿骨の骨密度を測る全身型の測定器を導入しています。これは微量なエックス線を当てて骨密度を測定する検査方法です。検査自体は10分ほどで終わり、即日検査結果が出ることがほとんどです。

どのような場合に骨密度検査をすればいいのでしょうか?

骨粗しょう症は自覚症状が出にくく、患者さんは骨折するまで気づかないことも多いので、少しでも気になる症状があればこちらから積極的に検査を勧めています。特に女性は閉経後、骨粗しょう症が進みやすいといわれています。60歳に近い方、過去に骨粗しょう症が進みやすい薬を服用していた方や婦人科疾患の既往歴のある方、親御さんが骨粗しょう症を患っていた方は注意が必要です。身長の縮みが目立つ、腰痛がひどい、過度なダイエットをしていた、ステロイドを長期服用していたといった場合も要注意です。検査の結果骨粗しょう症であれば、まず採血をしてほかに内科的な疾患がないかなど総合的判断をしてから薬を選びます。単に骨の量が少ないだけなら生活指導や食事指導だけを行うこともあります。

3階にはリハビリテーション科を併設されています。

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現在リハビリテーション科には、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、健康運動指導士が常駐しています。さまざまな資格を持つスタッフが各々の専門知識を生かし、皆で話し合いをしながら患者さんのケアにあたります。医師である私とのミーティングや相談は随時行い、できるだけスタッフの提案は取り入れるようにしています。こちらが一方的に指示するのではなく、自主的に考えるよう促すことで、結果的に患者さんにより良いケアを提供できると思っています。外部の勉強会への参加も積極的に勧めており、患者さんからの声は良いこと、悪いことの両方をフィードバックしてスタッフ全員の今後の課題にしています。

要支援や要介護認定を受けている方のデイケアも行われていますね。

デイケアとは、「通所リハビリテーション」とも呼ばれているもので、要支援・要介護認定を受けている方が利用できるリハビリテーションです。当院で腰痛や膝痛などの治療を受けた方がその後も積極的に運動療法を行いたいと、利用されるケースが多いです。少人数のアットホームな環境の中、スタッフが個別に筋力トレーニングや歩行訓練などを行っています。背骨の動きにアプローチする運動療法の機器も導入しており、必要な方には送迎サービスもご利用していただけます。

めざすは、「健康寿命を延ばし地域寝たきりゼロ」

ペインクリニックと漢方治療にも力を入れられていますね。

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ペインクリニックは、もともと京都大学医学部附属病院の麻酔科医師である私の妻が週に2回、火曜と金曜に担当しており、主に術後など整形外科疾患の痛みに対応しています。漢方治療は同じく京都大学医学部附属病院の漢方診療ユニット長である特定講師が毎週木曜に診療を行います。こちらは整形外科疾患関連だけでなく、めまいや不眠、更年期障害など患者さんのさまざまな不調に対し相談を受けつけています。これらは患者さんの痛みや不調をあらゆる角度からトータルにサポートする手段の一つとして、今後力を入れていきたい分野です。

ところで、毎日お忙しい先生の気分転換は何ですか?

お酒を飲むのが好きですね。仕事帰りに一杯、この界隈で飲んでから帰宅します。店には地元の方もいらしたりして、飲みながら一緒に喋ることもあります。その方が後日クリニックに来られた、なんてこともありましたよ。以前はゴルフもしましたが、今は休日は家族と過ごす時間を大切にしています。子どもとバドミントンをしたり遊んだりして、日頃の疲れやストレスをリフレッシュしています。

今後、クリニックのめざす方向とは?

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患者さんの健康寿命を延ばし、生活レベルを上げることです。いかにして寝たきりの患者さんを減らすか。骨粗しょう症を患うことが寝たきりや要介護につながるので、そうならないための医療を提供することが重要です。また、適切な手術への引き渡しや継続した術後のフォローなど、患者さんそれぞれの症状に合わせた治療方法を見極め、数多くの手術に携わってきた大学病院での経験とネットワークを生かしたメリハリのある医療を提供したいと思っています。当院ではリハビリテーションもできますし、麻酔科医師による痛みに対するフォローもできます。病気ではないけれど元気が出ない、という時には漢方の相談や処方もできます。さまざまな選択肢を準備して、地域寝たきりゼロをめざします。

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