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前原 光治郎 院長の独自取材記事

のざきはちまん前内科

(三鷹市/武蔵境駅)

最終更新日:2019/08/28

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武蔵境駅からバスで10分ほど。「のざきはちまん前内科」は閑静な住宅街の中にある。院長の前原光治郎先生は丁寧なふるまいと、はきはきとした言葉づかいが印象的。広くすっきりとした待合スペースには座り心地の良い椅子にデジタルサイネージ、キッズスペースなどもあり、待ち時間のストレスが軽減されるような工夫がほどこされている。そして数ある院内設備のこだわりの中でも、特に注目すべきはCTスキャンの機械である。前原院長の診療は「スピードと柔軟性」を大事にしており、CTスキャンを導入した理由もその診療方針がもとになっているそう。そんな前原院長に、開業の経緯や診療に対する想いを話してもらった。
(取材日2018年9月22日)

「好きではなかった」呼吸器科配属から始まる医師人生

はじめに、先生が医師をめざすようになった背景についてお聞かせください。

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小学生の時は誰しも、「◯◯になりたい」という願望があったと思います。ただ、その夢は結局、大人になるにつれて変わっていくものでもあると思うのですが、僕の場合、小学生の時の漫然とした目標が大人になってそのまま今の職業になっているという感じです。あとは、僕は小学校の時に体が弱かったのでことあるごとに病院に行っていました。それで医療業界が身近になっていて、自然と医師をめざすようになっていたのかもしれない、と感じます。

内科の中でもなぜ呼吸器科を選んだのですか?

実は、大学の時に内科の勉強をしていた中で、一番やりたくなかったのが呼吸器なんです。なんで嫌だったのか、今考えてもよくわかりませんが、とにかく「肌に合わないな」と思っていました。ところが東京慈恵会医科大学の研修医時代に配属されたのが、なんと呼吸器科。これがすべての始まりですね。それで、「やるからにはしっかりやろう」と思って勉強したのですが、実際に勉強してみるととても奥が深く面白い。当時は知識が追いついていない状態でしたが、現場に立ってみると、とにかく面白いんです。このギャップもあって、「呼吸器を専門にやっていこう」と考えるようになりました。

その後、総合病院をいくつも経験し、今年開業されたのですね。きっかけは何だったのでしょうか?

昔から開業を考えていたわけではありませんが、縁とタイミングがあったからです。勤務医もサラリーマンみたいな職業ですから「自分が患者さんだったらこうしてほしいのに」っていう思いを持ちながら診療にあたる部分が多かれ少なかれあります。自分でできる範囲は広いほうが、自分の納得いく医療を提供できますよね。その思いが強くなっていたときに、ちょうど知り合いから開業の話をいただいたんです。それで「じゃあ一気に開業に向けて走ってみようかな」と思いました。開業してみると、ゼロから考えないといけないことばかりでものすごく大変ではありますが、つくりあげる楽しみもありますね。

ちなみに、三鷹市で開業したのは何か理由があるのでしょうか?

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実家がすぐ近くにあり、研修医時代まで住んでいたのでこの地域には親しみがあります。また「地域に根差した医療」を提供したい、と考えていたことも理由の一つです。その地域に合わせた医療を提供するためには、どんな人が住んでいて何を望んでいるのかを知っている必要がありますよね。そのためには自分になじみのある地域の方がその地域の患者さんのニーズに合わせた医療を提供できると考えたため、ここで開業することを決めました。

平等ではなく「公平」にこだわる診療を提供

クリニックを開業するにあたり大切にしたことは何ですか?

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クリニックの開業、そして患者さんを診る上で最も大切にしていることは公平性です。すべての部分でその人の尊厳を大事にして、その人に合わせた医療を提供していきます。さらに開業は僕一人でできることではないので、患者さんだけでなくスタッフなども含めた周りにいる人を守ることを大事にしています。

院内設備のこだわりについて教えてください。

クリニック全体としては、患者さんが心地良く過ごせるような居住空間を意識しました。そのためにこだわった一つは院内の椅子です。自分が実際に座ってみて、座り心地の良い椅子を選びました。またもう一つは、お子さんと一緒に来た患者さんのためのキッズスペースがあります。お子さんをちょっと横にさせたいとか、おむつを替えたい時とかに使っていただけます。医療機器について、特に強調したいのはCTスキャンですね。この設備がない場合、通常、CTスキャンを撮って結果を聞くまでに一週間くらいかかってしまうんですが、当院では院内にありますので、すぐ対応することができます。その場で結果がわかれば患者さんも安心しますよね。

CTスキャンを導入したのは、ご自身の経験が関係しているのでしょうか?

そうですね。病院勤務医時代の経験がもとになっています。患者さんは何ともなさそうなんですけど、「何か引っかかる」と思ってCTスキャンをしてみたら、重篤な疾患が見つかった、というような経験が実際何回かあったんです。これを経験した僕からすると、CTスキャンがあったほうが自分も患者さんもより安心できると思いますし、早期の発見・治療につながります。幅広くCTを活用していきたいですね。

診療の際、心がけていることはありますか?

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五感をフルに使って、患者さんを俯瞰的に診るようにしています。僕が出た大学には「病気を診ずして病人を診よ」といった言葉があるんですが、これはまさに的を射ていると思っています。僕の専門は呼吸器ではありますけども、あくまで一般的な内科の医師であると思っていますので、患者さんをトータルに診るようにしています。また言葉遣いや所作には特に気をつけています。正直に言ってしまえば、どの医師も知識の差ってあまりないと思っていまして、大事になってくるのは、その人に合わせた言葉遣いや所作、話すタイミングといった部分になってくると思うんです。このためには、たくさんの人の良い部分を真似しながら、より良いコミュニケーションがとれるようにしていきたいですね。

困ったことがあれば迷わず医師の診察を

先生から見てスタッフの方々はどんな人たちですか?

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みんな社交的なスタッフです。採用時には外向的であることと、ちゃんと目を見て話ができることを重視して、地元の人を中心に集めました。どこの業界にも言えることですが、人に対してする仕事である以上、人に失礼のない、的確なコミュニケーションが取れる人を採用しました。今のスタッフを採用して大正解で、もうおんぶに抱っこですよ(笑)。本当に助かっています。彼女たちがいなかったら開院できていなかったとさえ思いますね。

今後の展望についてお聞かせください。

まだクリニックを始めたばかりということもありますので、基本的には目の前のことを一つ一つ的確に行い、そして公平な医療を提供していくしかないですね。それがすべてだと思っているので。なので、「こうしたい、ああしたい」と理想を追うのではなく、目の前のことを丁寧にやっていくということを大事にしていきたいですね。また、この地域でCTスキャンを置いているクリニックはあまりないので、他のクリニックとも連携しながら、地域の皆さんに安心した医療を提供していきたいと思っています。

最後に、読者に向けてアドバイスをお願いします。

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困ったことがあったら近くのお医者さんに相談して、診断をしてもらってください。それは当院に限らず、です。今はインターネット上に膨大な量の情報がありますが、そういった情報に惑わされるくらいでしたら、医療のプロであるわれわれ医師のもとに行き、適切な対応をしてもらってください。不安を取り除くには、それが一番早いですから、かかりつけ医にご相談いただくのが良いと思います。

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