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臼田 和弘 院長の独自取材記事

うすだ内科クリニック

(世田谷区/明大前駅)

最終更新日:2024/03/08

臼田和弘院長 うすだ内科クリニック main

京王線、京王井の頭線の明大前駅から徒歩3分の場所にある「うすだ内科クリニック」は、脳神経内科と内科を標榜している。2018年4月に開院した同院は、シンプルな外観で、白を基調とした院内は清潔感にあふれ、バリアフリーにも対応している。院長の臼田和弘先生は日本医科大学付属病院で頭痛や脳卒中治療の研鑽を積み、豊富な知識と経験を持つ。地域のかかりつけ医として、患者の体と心の両面の健康を大切に日々診療にあたっている。熱心に仕事に取り組む臼田院長に、頭痛診療や生活習慣病への取り組みなどさまざまな話を聞いた。

(取材日2021年9月17日)

頭痛に対しての適切な診断とそれに応じた治療を

クリニック開院に対する臼田院長の想いをお聞かせください。

臼田和弘院長 うすだ内科クリニック1

これまで約30年、日本医科大学付属病院の神経・脳血管内科で患者さんの診療や研究に携わってきました。主な専門は頭痛と脳卒中です。当院では、地域のかかりつけ医として風邪や生活習慣病などの一般内科から頭痛、物忘れ、めまい、しびれ、震えといった脳神経内科領域の疾患に悩む患者さんのお役に立ちたいと思っています。頭痛については、開業後もずっと週1回、日本医科大学付属病院で頭痛の診療を行っています。なぜなら、大学で得た先進の知識を自分のこれまでの経験に加えて、当院の診療に最大限活用していきたいと思っているからです。

どのような主訴で来院する患者さんが多いですか?

頭痛やめまい、しびれ、物忘れ、震えで受診される方が多いです。頭痛に関して、日本の片頭痛人口は840万人、それを含む慢性頭痛人口は実に3000万人に及ぶといわれています。また、頭痛によって学校や仕事に行けず集中できないことによる生産性の低下が日本経済に毎年2880億円の損失をもたらすともいわれています。そのくらい頭痛に苦しんでおられる方がいるのです。当院には埼玉県や神奈川県など遠くから来院される方もいますよ。

頭痛に関して、どのように診療していますか?

臼田和弘院長 うすだ内科クリニック2

まず二次性頭痛という脳出血など一刻を争う疾患を否定するため、まひがないかなど診察を行い、提携先機関でCTなどの画像検査を行います。危険な所見があれば、迅速に高次医療機関に紹介しますが、そうしたリスクを除外でき一次性頭痛となれば患者さんに「頭痛ダイアリー」をつけていただきます。これはいつ、どのように痛かったかを記録してもらうもので、発作の日数や程度の把握に役立ちます。患者さんの中には、処方された鎮痛剤を飲んでも症状が改善せず、いろんな医療機関にかかり薬が増えている方もいます。その場合、薬物の使用過多によってさらに頭痛が引き起こされていることも少なくありませんし、痛みがつらくて薬をつい大目に飲んでしまわれることもあるでしょう。その悪循環を断ち切るためにも、きちんと頭痛のタイプを見極めて治療を行う必要があるのです。

片頭痛にはどのように対応しているのでしょうか?

片頭痛へのアプローチには、薬を用いない方法と薬物療法があります。前者では、頭痛体操という後頸筋群、僧帽筋群、側頭筋群のストレッチをするというものもあります。後者では、さらに急性期治療薬を使う方法と、予防療法の2つがあります。予防療法は一般的に頭痛が月6日以上あったり日常生活に支障がきたしている場合に行いますが、さらに既存の片頭痛予防薬でうまく頭痛が治療できない場合は抗CGRP関連治療薬を使うことがあります。抗CGRP関連治療薬は2021年から使用できるようになった新しい薬ですが、専門の医師でなければ使用することができないので、誰でも使えるわけではありません。当院を受診される際、最初から抗CGRP関連治療薬を希望される方もいますが、まずは既存の薬で治療できるかを確認してから使用を検討するようにしています。

生活習慣病の治療も行い、患者の将来の健康を守りたい

診療時に心がけていることは何ですか?

臼田和弘院長 うすだ内科クリニック3

診察の後は患者さんに笑顔で帰ってもらいたいので、安心していただくためにも信頼関係を大切にしています。そのため、私のこれまでの経験に加えて先進の知識で丁寧に説明し、患者さんがわからないことも何でも良いので言っていただきたいと考えています。診察室を出る前には今一度、聞き漏らしたことがないかをお聞きして確認するように心がけています。まず私自身の人間としての価値や存在、人間力が大事だと考えていますから、医師として研鑽を積むのと同時に、医師以外の昔なじみの友人などとの付き合いも大切にしています。人から信頼される人間であることが大前提と考えています。

生活習慣病に対してはどのような想いで取り組まれていますか?

地域に根差したクリニックとして、地域の方の健康管理をしていきたいという想いがあります。高血圧症や糖尿病、脂質異常症は実際に症状はありませんが、放置すればどんどん進行し、将来心筋梗塞や脳卒中などにつながります。私の専門は脳神経内科ではありますが、これらは生活習慣病と関連していることが多く、しっかりコントロールすることで疾患の予防につなげたいですね。片頭痛は高血圧、心疾患、不安症、てんかん、アレルギー疾患、甲状腺機能亢進症などさまざまな疾患が共存している可能性があるので注意が必要です。高血圧患者さんの中でも若い人は二次性高血圧が隠れていることがありますので、ホルモンの検査を行い原発性アルドステロン症や褐色細胞腫などが考えられる場合は内分泌内科に紹介します。他にも、定期的に特定の病気や症状をテーマとして無料の健康教室をクリニック内で行ったり、禁煙の相談にも対応しています。

感染症に対してはどのような工夫をしていますか?

臼田和弘院長 うすだ内科クリニック4

発熱者の診察は主に電話診療で対応していますが、院内で診療する場合も待合室を使わずに奥の処置室で対応します。必要であればPCR検査のため専門の施設に紹介し、薬は処方箋を調剤薬局にFAXして対応します。他にもできるだけ動線が重ならないように配慮したり、スタッフは全員始業開始時と退勤時に検温し、手指消毒や窓を開けての喚起をしています。また、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種もしていますが予約の組み込みが難しく、突然キャンセルが出た場合に急いでキャンセル待ちの方を探すのが大変ですね。それ以外にも、ワクチン接種後に手がしびれる、頭が痛いなど調子が悪くなり当院を受診する方もいます。

来院した患者には安心し笑顔になって帰ってほしい

外国語学習がご趣味なのですね。

臼田和弘院長 うすだ内科クリニック5

以前、成田国際空港内のクリニックで診療をしていた時に英語でも診療していました。昨今は外国人観光客の数も増えていますが、国際結婚や就労などでお住まいの外国人の方も多いと思います。頭痛はもちろん、風邪やアレルギー症状、生活習慣病などでお困りの方はぜひ頼っていただければと思います。英語以外でもできるだけ対応したいですね。私は英語のリズムが好きで、例えば日本語だと照れてしまうような愛の言葉も、英語なら自然と言えてしまうようなところがあるでしょう。語学の目的は学習することではなく、実際に相手との意思疎通を図ることです。その意味では、日本におられる外国の方の診療に役立てたい思いもあります。日本語での診療も同様で、患者さんと信頼関係を築き安心して笑顔で帰っていただけるようなクリニックでありたいと思っています。特に頭痛に関しては、近隣にとどまらず世界の患者さんに頼っていただけるような存在になりたいです。

今後の展望を教えてください。

すでに始めていますが、漢方が適している症状のある方で、かつ希望される場合には漢方薬の処方も行っています。頭痛や不眠、脂質異常症だけでなく、病気とまでいかなくても疲れや寝汗、夏バテなどいわゆる体調不良や不定愁訴に対しても行っています。開業してさまざまな患者さんにふれることで、西洋医学の薬では対応しきれないものがあると感じたのです。予防や体調管理も含め、実際に漢方薬の処方を希望される患者さんも多いですね。これも、患者さんに安心して笑顔で帰っていただくための一つの方策です。

読者へメッセージをお願いします。

臼田和弘院長 うすだ内科クリニック6

私は患者さんと二人三脚で治療にあたりたいと思っています。そのために、患者さんに疾患の特徴やどんな治療があるのかをしっかり説明し、コミュニケーションをとるようにしています。中には精神疾患を合併している方もいますので、体と心をバランスよく治療していかなければと思っています。必要であれば心療内科を紹介することもできますよ。当院を出るときは安心して笑顔で帰ってもらいたい。そのためには体と心の両方が健康であることが大切ですね。

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