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2回目以降の再根管治療
成功の鍵は感染源の徹底除去と密閉

あいおい歯科 池袋駅東口医院

(豊島区/池袋駅)

最終更新日:2020/10/14

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  • 自由診療

虫歯が進行し、歯根の中の神経や血管が細菌感染や炎症を起こした場合に行う根管治療。以前に根管治療を受けたにもかかわらず、痛みなどの不具合が出た場合は、再根管治療が必要となる。再根管治療に関するセカンドオピニオンも歓迎している「あいおい歯科 池袋駅東口医院」の益岡希衣院長は、「再根管治療で重要なのは感染源をすべて取り除くことと、封じ込めの精度です」と話す。一般的な根管治療との違いや、同クリニックの診療のこだわり、さらに実際の診療の流れなどについて話を聞いた。 (取材日2020年9月25日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q根管治療を受けても、痛みが取れないという人もいると思います。
A

根管は形状が複雑で、非常に細かく入り組んでいる上に、個人差もあります。歯科用CTを使ったとしても、根管の状態を正確に把握するには限界があり、再発の多い治療であることは事実です。2回目以降の治療に関しては、前回治療で使ったかぶせ物や詰め物を外し、感染した部分を除去していきます。治療の難易度は1回目より上がるため、すべてのクリニックで対応できるわけではないと思います。しかし、マイクロスコープなども用いて診査・診断を行うことにより、再治療のリスクを最小限に抑える治療を提案できることはあります。当院では、CTやマイクロスコープを活用した高精度の診査・診断にこだわっていますので、気軽にご相談ください。

Q他院で治療していましたが、診てもらうことは可能でしょうか?
A

もちろん可能ですし、セカンドオピニオンも歓迎しています。非外科的な根管治療を行っても症状が改善しない場合には、抜歯など感染が残存している部分を外科的に取り除く処置が必要となります。当院では歯根端切除術と呼ばれる外科的処置を併用した治療法を導入しています。これは根の先の悪い部分を外科的に切除し、治癒へと導くための手術です。歯根の先端に問題がある場合などに、膿の袋などの病巣をその病巣を含む歯根の先端ごと切って取り除くことにより、抜歯せずに再び歯としての機能を取り戻すことができる可能性があります。何度根管治療を受けても再発するといった悩みを抱えている患者さんに、選択肢の一つとしてご提案しています。

Q治療時間や治療期間を教えてください。
A

感染の度合いや処置内容によっても変わってきますが、根管治療では1回約15分~1時間の治療を最短4回行えば終了します。治療回数については4~6回というのが一般的です。再治療の場合、最初にすでに入っているかぶせ物などを外し、根管内に詰められている充填剤を取り除く作業が必要です。次に、感染を起こしている周囲を切削しながら、消毒のための薬剤を詰めていきます。根管内がきれいになったことを確認した後に、新たに充填剤を詰め、クラウンをかぶせるための土台(コア)を作って、かぶせ物を装着するというのが治療の一連の流れです。膿が出ていたり、出血があるなど、感染の状態が著しい場合は治療回数が増えることがあります。

検診・治療START!ステップで紹介します

1検査を行い、根管内の状態を確認

歯周ポケットの検査やエックス線撮影などを実施。症例によっては歯科用CTで根の状態を立体的に撮影し、見落としがないかのチェックや3次元的形態の把握を行う。同院ではこの段階で破折が疑われる場合にはマイクロスコープを用い、歯の根っこに破折(ひび)がないかをチェックする。このほかにも、歯がぐらぐらしていないかなど、口腔内全体の状況を詳しく調べていく。これらの検査結果をもとに、具体的な治療計画が立てられる。

2実際の再治療がスタート、古くなった充填剤を除去

再根管治療ではかぶせ物や土台を外し、根の中に詰まった充填剤を除去する作業が必要となる。隅々にまで入り込んだ充填剤を残さず取り除いていかなければならず、難しい作業だという。充填剤がきれいに除去されているかをマイクロスコープで確認した後、感染部分を除去。0.3mmほどの根の先を傷つけないように注意しながら、いかに根管内をきれいにできるかが重要で、細かい神経を精密に施術する技術と経験が必要となるそう。

3消毒をして蓋をした後、充填剤を入れて密閉

再根管治療は感染部分の徹底除去に加え、封じ込めの精度も重要なポイント。根管内をきれいに消毒した後、隙間ができないように充填剤を緊密に詰めて密閉する。ここでの封じ込めの徹底度が、再発防止の鍵となるそう。根管充填には、横方向から加圧する側方加圧と、上から加圧する垂直加圧の2種類があり、同院ではケースバイケースで使い分けている。根管充填が完了したら、根っこの先まで充填できているかエックス線で確認する。

4土台となるコアを入れ、クラウンをかぶせる

炎症が治まったら、回復具合などを確認ののち、かぶせ物の土台となるコアを形成する。以前は、根管治療後に入れる土台は丈夫なメタルコアが主流だったが、再根管治療で弱った根っこに強固な金属の土台を入れて上から強く噛んだがために、根っこが割れてしまい抜歯となることも多かったという。同院では歯根破折しにくいコンポジットレジンコアを多用しているという。クラウンの取りつけが終われば、再根管治療は終了となる。

5メンテナンスのために定期的に通院

治療後は1~3ヵ月に1回の頻度でメンテナンスに通う。根管治療を受ける人は歯周病の有病率も高いため、プラークコントロールが良好であるかがとても大切になるそう。噛み合わせも再根管治療の予後に影響を及ぼす。長期にわたって歯を長持ちさせるためには、むしろ治療後のケアが重要で、歯科衛生士によるフォローアップを受けることが肝心だ。同院では歯の磨き方などセルフケアの方法もアドバイスしている。

ドクターからのメッセージ

益岡 希衣院長

再根管治療の目的は、細菌感染した神経や周囲の組織を取り除き、空いた部分に隙間なく詰め物を密閉することです。この治療を行うことで再治療のリスクを最小限に抑えることは期待できますが、神経を治療してしまった歯に関しては、どうしても予後が悪くなってしまいます。最善の方法を尽くして延命を図ることはもちろんですが、一番重要なのはやはり神経の治療が必要ない状態で一生を過ごしていただくことだと思います。そのためには疾患の早期発見、早期治療がとても大切です。もし仮に、神経の治療が必要になった場合も、できるだけ長く持たせるように、丁寧な治療を心がけていますので、諦めずにぜひ一緒に頑張りましょう。

Dr

自由診療費用の目安

自由診療とは

感染根管治療(再根管治療): 前歯・小臼歯1根管 2万5000円、小臼歯2根管 3万5000円、大臼歯3根管以上 4万円

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