眉間や目尻のしわや汗の悩みに
ボツリヌストキシン毒素製剤注射
あいち栄クリニック
(名古屋市中区/矢場町駅)
最終更新日:2022/07/20
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「しわ」は病気ではないといえ、本人にとっては大きな悩み。そんな気持ちに寄り添ってくれるのが「あいち栄クリニック」だ。診察室のほかにカウンセリングルームが2つあり、プライバシーが守られた小さな空間でスタッフに不安なことや基本的なことを聞くことができる。同クリニックには美容の施術を受けたことのあるスタッフもいるのだとか。横山侑祐院長は「美容皮膚科は70代の方も来られていますよ」と話すが、しわが深くなる前の20代の頃から「予防」として施術を受けることを勧めているそう。今回は笑った時の眉間や目尻の「表情じわ」や、汗の抑制に用いるボツリヌストキシン毒素製剤の注射療法に焦点をあてて話を聞いた。
(取材日2019年1月11日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qしわのケアについて教えてください。
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A
一般的に、治療法はさまざまあります。ヒアルロン酸注射は、ほうれい線や目の下など、くぼんでしまったしわの部分にヒアルロン酸を注入し、膨らみを持たせる方法です。それに対してボツリヌストキシン毒素製剤の注射は、目尻の小じわや眉間のしわなど、笑ったり怒ったり表情を変えた時にできる表情じわに注射し、筋肉をまひさせるもので、筋肉を動かなくすることで表情をマイルドにし、しわをできにくくします。ほかにも、レーザーを打ったりする方法もありますね。当院では、そのしわがなぜできているか、原因は何かによって対応策を提案しています。ボツリヌストキシン毒素製剤の注射は、多汗を抑制する治療でワキに用いることもあります。
- Qこの方法は、痛みやデメリットがありますか?
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A
注射針を刺し、液体を注入する数秒の間に多少痛みがあります。施術箇所にもよりますが、大抵、数ヵ所に少しずつ分けて打っていきますので、ヒアルロン酸ほど1度の注入量が多くなく、我慢できないほどの痛みではないと思います。希望されればオプションで笑気麻酔もできます。デメリットとしては、おでこに打つと、しわが寄らなくなって皮膚が張った分、目を開けにくいと感じる方もいます。目を開けるのに目の筋肉だけでなく眉毛の力を使う癖のある方にそうした傾向があるようです。癖は診察時にわかりますので、眼瞼下垂の手術を同時に提案することもあります。決めるのはご本人であり、いろいろな方法がありますので安心してくださいね。
- Q施術後の経過について教えてください。
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A
施術は1~2週間で完成というイメージでしょうか。1回の治療でしわが寄らない状態の持続が期待できるのは3~5ヵ月程度なので、その後、再び追加される方も多いです。しわがあまりにも深いと、皮膚も曲がってしまっていて、筋肉をまひさせてやわらかくしても“線”として残ってしまう可能性があります。その場合、継続的な施術で薄くなってはいくと思いますが、完全に消すのは難しいかもしれません。しかし現状より、しわを深くしないという点でメリットは大きいですね。ですから、しわに関しては予防が重要です。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1問診票の記入
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問診票に、現在の状態やいつから始まり、どのようにしたいのかなどの相談内容や、既往歴、アレルギー、使用している薬、予算について記入。診察は名前でなく受付番号で呼ばれるので安心だ。待合室の椅子はすべて1人がけで、見晴らしの良い窓に向いているため、待ち時間も落ち着いて過ごせる。
- 2カウンセリングと診察を受ける
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カウンセリングは保険証を持参すれば無料で、施術を決めかねる場合は、そのまま帰ることもできる。横山院長はモニターに顔のイラストを映し出し、専用のペンで、施術方法やリスクを細かく書き入れて説明してくれる。鏡に自分の顔を映しながらのアドバイスもわかりやすい。「人に知られたくない」「注射は苦手」など、心配なことは対策を一緒に考えてくれる。予算も多くの人が気にすることなので遠慮なく相談してほしいとのこと。
- 3ボツリヌストキシン毒素製剤注射を行う
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事前に専用のメイクルームでメイクを落とし、患部の消毒をする。希望がある場合は笑気麻酔を行う。治療では、単に注射を打つだけではなく、本人の希望を踏まえて、注入する量や打つ場所、深さを一つ一つ的確に決めるこだわりは、多くの経験を積んだ横山院長ならでは。
- 4施術後、今後について説明を聞く
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施術した後は、メイクルームで軽く化粧をすることもできる。施術当日の洗顔も入浴もOKだが、肌に針を刺して、ある意味ダメージを与えているので、強くこすったり皮膚に刺激を与えないようにしたい。当日は長湯も控えるなどの注意を聞く。
- 5メンテナンスやアフターフォロー
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表情じわが緩和される状態が期待できる期間は数ヵ月間なので、その後継続して治療を受けるかどうか判断する。注意する点は、笑ったときなどの表情じわがなくなるため、笑顔がのっぺりとして見えることもあるということ。気になる人は相談しながら、今後の治療やケアについて決めていく。
自由診療費用の目安
自由診療とはボツリヌストキシン毒素製剤注射/(目尻、眉間)各9000円、切らない眼瞼下垂手術/10万円