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浅川 晋宏 院長の独自取材記事

衣笠あさかわ眼科

(横須賀市/衣笠駅)

最終更新日:2020/04/28

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2018年に開院し、2020年に法人化した「医療法人 衣笠あさかわ眼科」。大学病院、衣笠病院などで20年経験を積んだ浅川晋宏(くにひろ)院長は、白内障の日帰り手術をはじめとした同院の治療をすべて担当。眼科の一般的な症状から子どもの弱視・斜視の検査と矯正、白内障、緑内障、黄斑疾患などの治療まで幅広く対応している。「ここですべて診てほしいという患者さんの気持ちに応え、専門的な医療設備による検査・治療も数多く行っています」と話す浅川院長に、衣笠地域との関わりや地域密着の診療スタイルなど、同院の特色を詳しく聞いた。
(取材日2019年11月25日)

衣笠病院時代に得た地域とのつながりをもとに開院

こちらで開院された経緯をお聞かせください。

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私は大学卒業後、大学病院やその関連病院の眼科で20年診療してきました。中でも9年間在籍していたのが衣笠病院で、眼科医長として地域のさまざまな診療科の先生方と協力して、長く地域医療の向上に努めました。その後、大学でより専門的な技術の修練を積んでいたところ、衣笠駅近くの眼科の先生が急逝されたとの知らせを受けたのです。私も信頼していた先生でしたのでたいへんショックを受けましたが、近隣の先生方から「浅川先生が同じ場所で眼科をやっていただけませんか」とお声かけいただき、これも何かのご縁と思い当院を開院しました。いずれは独り立ちしようと考えていましたし、衣笠地区は他科の先生方をはじめ地域とのつながりもあり、私にとって大切な場所。たいへん貴重な機会をいただいたと感じています。

診療面での特色を教えてください。

当院は地域密着の眼科をめざし、目の痛み・かゆみ、ドライアイ、眼精疲労といった一般的な症状から、お子さんの弱視・斜視の早期発見および矯正まで、地域のニーズに幅広く対応しているのが特色です。中でも白内障、緑内障、黄斑疾患などは、私が以前にいた衣笠病院と同等かそれ以上のレベルで治療ができるよう、新鋭の設備を整えています。具体的には水晶体を人工レンズに置き換える白内障の手術を日帰りで行うことや、緑内障に対するレーザー治療、黄斑変性の硝子体内注射による治療などがあげられます。また、当院には視能訓練士が在籍し、専門的な立場から視力検査や視能矯正を行っています。特にお子さんの弱視の矯正は視機能が完成する12歳頃までに終える必要があり、視能訓練士による適切な検査と矯正のための視能訓練は欠かせないものだと考えています。

院内は広々として、とても明るい雰囲気ですね。

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地域の皆さんが気軽に受診でき、リラックスしてお待ちいただけるよう、待合室をはじめ全体的にゆとりを持たせ明るくやわらかな配色にしています。また、院内の各所に花柄をデザインとして取り入れているのですが、これは私の妻とその母から、不安で受診される患者さんが、心の落ち着く旅館のような温かみのある雰囲気が良いと勧められたからなんです。もちろん医療設備も充実させ、例えば無菌状態で白内障などの手術を行うための手術室を設け、網膜部を検査するOCT、目の前部を調べる前眼部OCTなど専門的な検査ができる機器もそろえました。それは多くの患者さんから「大きな病院を紹介されるより、ここですべて診てほしい」とご希望をいただいたからで、大きな病院と同等の検査・治療ができるよう設備を整え、私やスタッフも常に専門知識を磨いています。

白内障の日帰り手術、緑内障のレーザー治療にも対応

白内障なら誰でも日帰り手術が受けられますか?

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白内障は目の水晶体が濁って、目がかすんだり外光をまぶしく感じたりする病気で、症状が進まないうちは薬で進行を遅らせるような対処方法もありますが、水晶体を人工レンズに置き換える手術が現時点での根本的な治療法です。日常生活に不自由を感じるなど中等度の白内障なら、ほとんどの場合で日帰り手術は可能でしょう。高度になってしまった合併症の起きやすい白内障は医療連携をとっている病院への紹介も行います。当院では丁寧な検査をもとに白内障の診断を行い、患者さんに治療法のメリット・デメリットを十分にご説明した上で、日帰り手術となった場合は手術日を設定します。ただ、手術後から翌朝まで片目に眼帯をした状態で過ごすことになるため、当院からご自宅に帰られるまでの間、ご自宅でひと晩過ごされる間が不安という方は、入院手術を選ばれるといいかもしれません。

緑内障とはどんな病気で、どんな治療法がありますか?

緑内障は視神経に障害が起こり、視野が次第に欠けていく病気です。眼圧の上昇が原因の一つとされ、国内では失明原因の1位となっています。一般的には自覚症状がないまま緩やかに症状が進み、気づいたときには視野の大部分が欠けていることも珍しくありません。早期発見がとても重要な病気で、点眼薬やレーザーなどで眼圧を下げることで進行を遅くすることが可能です。当院では早期発見のためのOCTを用いた検査から、点眼治療はもちろん、レーザーを使った専門的な治療まで行っています。また眼圧が突然上昇して、急速に緑内障の症状が進む急性緑内障発作では、短期間で失明に至る可能性もあります。時に白内障の進行が急性緑内障発作の原因になるため、患者さんの角膜や水晶体の位置関係を調べる前眼部OCTを使い、急性緑内障発作になる可能性を確認。必要な患者さんには、緑内障発作予防を目的に早めに白内障手術を行うようお勧めすることもあります。

子どもの弱視を早く見つける工夫はありますか?

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お子さんは自分の見え方がほかの人とどう違うかなどの判断は難しいですし、3歳児健診や就学前健診ではわからない場合もあります。ご家族でも気づくのは難しいとは思いますが、例えばお子さんの目を片目ずつ隠してみて、片方だけとても嫌がるようなら、左右の見え方がアンバランスな可能性があります。もちろんそうした違和感がなくても、できれば小学校入学前に眼科で検診を受けていただくほうがいいでしょう。また、近年は近視に関する研究も進んでいて、「50年前に比べ子どもの近視の有病率が高まったのは、外遊びの時間が40分短くなったからだ」との報告があります。自然光に含まれる特定の波長に、近視を抑制するような働きがあるのではないかと考えられているので、いずれは近視になりにくいライトや眼鏡が開発されるかもしれませんね。私にも子どもがいますから、医師として父親としてこうした研究には今後も注目していきたいです。

多様化するニーズに応え、地域密着の眼科に

先生が医師をめざされたきっかけは?

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私の父は歯科医師で、そのため子どもの頃から医療分野に親しみを感じ、やがて医師をめざすようになりました。眼科を選んだのは私自身が近視で、目の病気や治療に興味を持ったためです。大学卒業後は大学病院や関連病院で経験を積むと同時に、脳と視覚の関係をMRIなど使って明らかにする研究にも取り組み、アメリカの大学や国内研究施設でも研究を続けました。目から得られる情報は非常に膨大で、脳の活性化につながります。逆に高齢になって白内障などで目が見えにくくなると、行動や反応が活発でなくなり、時にはご家族から認知症と思われてしまうようなケースもあるのです。そうした患者さんが、豊かな生活を取り戻すことに貢献できる眼科の医師になって本当に良かったと思います。

診療の時はどんなことを心がけていますか?

その方が抱えているさまざまな症状や不安を和らげることを大切に、患者さん一人ひとりの訴えに耳を傾けるようにしています。そして適切な診断をもとに、見えづらさや違和感の緩和などの良好な結果に導くための治療・対処をわかりやすくご説明し、患者さんの信頼を得た上で治療に入ることも重視しています。また、スタッフ全員が患者さんに笑顔で接するよう心がけていますが、実は私自身がなかなかできていないことかもしれません(笑)。それをカバーするように、スタッフはみんなとてもいい笑顔で、患者さんの気持ちに寄り添ってくれていると感じます。

地域の方にメッセージをお願いします。

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今後も皆さんの多様化するニーズに対応できるよう、例えば眼内コンタクトレンズなど新たな治療法も取り入れたいと考えています。そのために自分の知識・技術を磨き続け、近隣にお住まいのご家族全員が「目のことなら何でも相談できる」ようなクリニックをめざしたいと思っています。また、受診する時間帯ですが、午前中に混むことが多いので、午後のほうが比較的スムーズにご案内できるかと思います。どうぞお気軽に受診してください。

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