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梅田 直也 院長の独自取材記事

うめだ整形外科

(茨木市/茨木市駅)

最終更新日:2021/10/12

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「まじめに地道に粘り強くやるのが僕の信条」。そう語るのは、2018年7月に茨木市駅から徒歩3分という交通至便の地に開業した「うめだ整形外科」の梅田直也院長。一つ一つの質問に、言葉を選びながら丁寧に答えてくれた梅田院長からは、実直な人柄が垣間見える。20年にわたり、大阪大学の関連病院で整形外科専門の医師として培った経験と、診療科を問わず幅広い患者を診てきた診療所での経験のどちらをも生かすべく、生まれ育った地元茨木の地域の患者に貢献したい、という思いから開業を決意。専門性もありながら、全般を幅広く診れるオールラウンダーである梅田院長に同院の特徴や、診療にかける思いなどを話してもらった。

(取材日2018年9月14日)

幅広く深く診たい、という理想をこれからも追い求める

整形外科を選ばれた理由を教えてください。

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ダイナミックなイメージというか、自分の結果が表れやすいのかな、と思い外科系に進もうと思っていました。その中でも整形外科は当時フレッシュな感じがしたんですよね。昔は外科の一部門だったので、外科の医師が診療する一つの分野でしかなかったところにも、整形外科としての伸びしろを感じました。研修医時代は、大学病院に勤務していましたので特殊なんですが、骨肉腫の患者さんなど大学病院でないと診れないような患者さんが多くて、整形外科の幅ってとても広いんだな、奥が深くてやりがいがあるな、と感じました。医師になって25年以上たちますが、知れば知るほど奥が深いな、と今でも感じています。

長く勤務医としてご尽力されていた中で、どうして開業を決意されたのでしょうか?

1つは、父が開業して地域に根づいた歯科医師でしたので、漠然といつかは私も開業したいという考えを持っていました。2つ目は、幅広い患者さんを診たいという思いがあったからです。勤務医をしていますと、専門性がだんだん高まってきて、1つの分野、ジャンルの患者さんを深く掘り下げて治療することに重きが置かれます。だから、専門の分野にはものすごく詳しくなっていくけれど、その他の分野がどうしても疎かになる傾向があって、それに僕は葛藤を抱いていました。僕はすべてのあらゆる診療科のことを知りたいと思うし、もちろん全部は難しいですが、オールラウンダーな医師でありたいという思いが、医師になった当初からあり、幅広い患者さんの力になりたい思いから開業を決めました。

専門性を大切にしながらも、幅広い疾患の患者さんを診ていきたい思いがあったのですね。

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すべてのことをある程度知っておいた上で、専門性を持っておきたいと思うんですよ。広く浅くではなく、広く中くらいで、ある部分に関しては特別深く。僕は子どもの頃から物知りになりたくて、動植物の図鑑が大好きだったんですよ。医学の考え方に通じるところがあるかもしれませんが、分類とか、区別とかを知るのが好きでした。一つの病気を診ようと思うと、その病気だけを知っていてもわからないですよ。例えば、Aを知っていても、Bがわからないと、AとBの境界の判断が難しいんです。だから、究極的にはすべてに精通しているのが理想なんですが、それは難しいにしても、できるだけ幅広く深く診たいという理想があります。その理想を今もこれからも追い求めたいですね。

粘り強く、最善の治療を追求

どうして茨木で開業を決められたのでしょうか?

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僕は茨木出身なので、やはり子どもの頃から慣れ親しんだ地元で開業したいという思いが強かったです。50歳になったんですが、若いときと考え方が変わってきました。年を取れば取るほど、自分の生まれ育った地元へ貢献したいという気持ちが強くなりましたね。20年以上の経験と知識を地元の皆さんにフィードバックしていきたい、という思いで茨木での開業を決めました。開業してから気づいたのですが、茨木の皆さんは健康に関してすごく勉強熱心な方が多くて。受診される前にご自身で調べてこられる方も多く、僕自身も気合を入れていかないとな、と勉強させてもらっています。

どのような患者さんが多いですか。またどのような診療を心がけていますか?

肩こり、腰痛、膝の痛みが多いですね。他の医療機関で良くならなかったと来られる方が多い印象です。そういう方がここに来てたちまち良くなるとは限りませんが、そういううまくいかずに困っている患者さんをなんとかしたい、という思いがあります。粘り強く、これがだめなら、あれを試していこう、というふうに手札をたくさん持っておきたいと思いますね。そう簡単なことではないですけど、簡単じゃないことをやっていくのが僕らの仕事かなと。それと来てほっとする、気分だけでも良くなって帰ってもらいたいという思いでスタッフ一丸となって患者さんに寄り添えるクリニックでありたいと思います。

骨密度測定装置を導入しているそうですね。どのようなメリットがありますか?

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今まで勤めていた病院には導入していなかったデキサ法とよばれる微弱なエックス線を当てて精密に骨密度を調べる機器です。もともと骨粗しょう症は、治療をしても結果が検査に表れにくい傾向がありました。骨粗しょう症の薬は割とたくさんありますが、今のところはよく効くと言われている薬でも、見込めるのは骨密度が数パーセント程度増えるだけなんです。ただし、骨密度が数パーセント増えるだけでも骨折リスクは半減します。思ったほど増えなくても、しっかり効果は期待できるんですが、患者さんが目で見て確認できるように、わずかな変化を捉えられる検査機器を持っておきたいという思いがあったんです。茨木のように健康に関心が高い地域の場合、医師の大丈夫ですよ、という言葉で安心される方がいる一方、実際に数字で変化を目で見て初めて納得して帰られる方も多いことに気づきました。僕自身も目で見て確認できるので、導入して良かったと思っています。

患者が気軽に相談できる、ホームドクターでありたい

開業前には診療所で科を問わず多くの患者さんの診療にあたられていたそうですね。

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開業前に5年余り診療所の院長をしていましたが、そこでは整形外科だけでなく、内科、皮膚科などありとあらゆる患者さんを診療していました。ある程度ご高齢になってくると、皆さん2つ3つと何かしら不調を抱えていらっしゃいます。もちろん普通なら、足は整形外科、血圧や糖尿病、風邪は内科とかかられるんですが、一ヵ所で診てもらえるならそのほうが良いですよね。それも、診療が広く浅くではなく、しっかりしていれば、なお良いですよね。そういうクリニックをめざしていました。他にも往診、訪問診療も行っていましたので常時大勢の患者さんを診ておりました。ものすごく忙しくて大変だったのですが、そこでの経験は今の糧になっています。

診療所での5年間で心境の変化はありましたか?

大きい病院でずっと勤めていると、特に整形外科の場合は手術をする、しないという話がメインになりがちで、ドクターの意識も正直そちらに向きがちです。患者さんから他にも聞きたかったこと、言いたかったことがあったのに言えずに帰ってきた、ということを診療所ではよく聞きました。患者さんが聞きたいこと、知りたいことと、ドクターがやりたいことがミスマッチしているときがあることを知り、そういうことで困っている患者さんの受け皿になるクリニックにしようと強く思いました。開業にあたって診療所での5年間はとても大きい経験でした。

診療にかける思いをお聞かせください。

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僕はこれが専門だからこれ以外は診れない、とはできるだけ言いたくないです。もちろん実際にはすべてに精通するのは難しいですが、思いとしてはそういう考えでいます。かつて僕の駆け出しの頃の恩師の一人が言った言葉があります。「医師とは普通の人ができないことをするから“先生”と呼ばれる。誰でもできるようなことをしているのでは先生の値打ちがない」という言葉です。先生と呼ばれる者の自覚、責任、皆さんが先生という言葉に何を期待しているかを考え、それに応えたいと思います。何かあった時にどこの科に行ったらいいのかわからない方もいらっしゃいますが、そういう方にも遠慮なく来てほしいと思います。まずはそのような患者さんの窓口になるのも町医者の仕事の一つであると思っています。

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