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真下 勝行 院長、真下 貴子 副院長の独自取材記事

ましも内科・眼科クリニック

(堺市中区/津久野駅)

最終更新日:2021/10/12

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堺市中区八田西町の住宅地の一角に「ましも内科・眼科クリニック」はある。一般内科および消化器内科の医師で、内視鏡検査のエキスパートでもある真下勝行(ましも・まさゆき)院長と、眼科医療への理解向上に熱意を注ぐ真下貴子副院長の夫婦二人三脚で、2018年に開業した。帰り支度をする患者の様子にも気を配り、一人ひとりを見送る医師とスタッフの姿が印象的な同院では、常に患者と交わす冗談や笑い声が絶えない。患者のQOLを大切に診療することを心がけ、地域住民の健康を守る2人に、開業の経緯から今後の展望まで、たっぷりと話を聞いた。

(取材日2019年5月10日)

「医療の空白地」をなくしたいという思いで開業

ご夫婦お二人で診察されているのですね。開業のきっかけを教えてください。

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【貴子副院長】開業のきっかけの一つは、私の父がこの地で整形外科をしていたことです。父は若くして亡くなり、長い間クリニックは閉めていました。この辺りは駅から遠いこともあって、病院へ行くのも一苦労という人が多いんです。この地域が「医療の空白地」になっていることが心に引っかかっていました。
【真下院長】ならば縁があるこの場所で開業しようと言ったのです。今は、私が一般内科と内視鏡検査を主とした消化器内科を担当し、副院長が眼科を担当しています。オープンしてあらためてそのニーズを感じましたね。特に当クリニックは内科だけでなく眼科もありますから、複数のクリニックを回る必要がなく、患者さんにも幅広く受診できると喜んでいただいています。しかし、それと同時に、交通網の発達していない地域ですので、総合病院にかかるまでの一時的な治療のうち、ある程度は対応できるようにしなければならないという使命感も感じました。

検査機器も各種そろっていますね。

【真下院長】当クリニックに通われる方の多くがご高齢の方ですので、他院での検査はその行き来を考えるだけでも大きな負担になります。そのため、内視鏡をはじめ、超音波診断装置、心電計、HbA1cなどの血液検査、ウイルス検査、聴力検査機器までそろえています。また、周辺には整形外科など、クリニックそのものが少ないので、来院の際に少しでもカバーできればと骨密度の検査器も置いているんですよ。「持病の薬をもらうついでに」と気軽に検査される患者さんも多いですね。
【貴子副院長】眼科でも糖尿病性網膜症や緑内障の早期診断に有用な3次元眼底像撮影装置など、先進機器を導入しています。スピーディーで患者さんの負担が少ない検査を心がけています。

院長は内視鏡検査のエキスパートだとお聞きしました。

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【真下院長】勤務医時代は特に内視鏡検査を専門としていました。約20年培ってきたキャリアを患者さんにフィードバックしたいと、診療の間に内視鏡検査だけの時間を設けています。胃がんや大腸がんの検査はもとより、日帰りのポリープ手術にも対応していますし、何より「普段から顔を合わせている医師に診てもらえるから、安心して任せられる」と言っていたただいています。胃カメラや大腸カメラ検査では、吐き気のような反射や腹部膨満感など、つらい印象を持たれている方も多いですが、長年の経験から、その方に合ったオーダーメイドの検査を提供しています。例えば、経口・経鼻用など複数のカメラを取りそろえ、局所麻酔や静脈注射、炭酸ガス送気装置の設置など、さまざまな技術を駆使することで、不快感を軽減するように心がけているんです。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格も取得しておりますので、ご不安な点はいつでもご相談ください。

内科と眼科の連携で、幅とともに深みのある治療を提供

クリニックの造りでこだわった点を教えてください。

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【真下院長】駐車場から診察室まで、全面バリアフリーにこだわりました。車いすやバギーだけでなく、つえをついて歩いて来られる患者さんのことも考慮して、スロープも緩やかにしています。平屋造りにし、入って右が眼科、左が内科の診察室と動線を分けていますが、待合や受付は中央に1つだけにしています。そのほうがスタッフ間での情報共有ができるのです。診察室や検査室など、中の導線はつながっているので、すぐにお互いが助け合えるようになっています。毎朝のミーティングのほか勉強会も開いており、スタッフは皆とても熱心に取り組んでいて、ボーダーを引かず、内科のことも眼科のこともよく把握してくれています。そんなスタッフのおかげで毎日患者さんとの笑い話が絶えません(笑)。

お二人が連携されて治療にあたることもあるのですか?

【真下院長】はい。例えば、糖尿病などは連携を欠かしません。内科に来られた方で糖尿病網膜症が疑われる患者さんには、その日のうちに眼科の受診もお願いしています。
【貴子副院長】糖尿病網膜症は自覚症状がないまま進行し、失明することもある怖い病気です。糖尿病で内科に行くことはあっても、眼科も受診しなければいけないということを知らない人がたくさんいます。また知っていても、1つの病気でクリニックを2軒はしごするのは、お年寄りにとってハードルの高いことです。その点、当クリニックは院内で検査結果の共有が可能ですし、生活背景や家族構成といった情報も引き継ぐことで、その方のQOLを考慮した適切な診療が提供できています。

お互い、どういったところを尊敬していますか?

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【貴子副院長】真面目なところですね。日本内科学会総合内科専門医や日本消化器病学会消化器病専門医の資格を持っていて、院内の壁に掛けられた認定証からも、その真面目さが伝わると思います。何事にも手を抜かないところや、人に対して優しいところは本当に尊敬します。
【真下院長】家庭と両立しながら、医師という好きな仕事を続けているところです。結婚や出産、育児と女性の役割や負担が大きい中、仕事を続けるのは簡単ではないと思います。しかし仕事を楽しみながら、家事もこなしている。その姿をいつも尊敬しながら見ています。

医療のハードルを下げ、通いやすさを追求

診療の際に気をつけていることはありますか?

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【真下院長】患者さんの歩き方や、表情を確認しながら、診察室に迎え入れています。それだけで、どれほど深刻な病気か確認できるからです。また、病気以外のことも話します。その人の考え方、人生観、死生観を知ることで、ともに病気と向き合っていけるからです。勤務医の頃は薬をまとめて出すことが多かったのですが、開業してからは2週間分でいいという方が多くて驚きました。あまり長い間来ないと不安だからとおっしゃるんです。それだけ信頼してもらえていると思うと、より頑張ろうという気持ちになりますね。
【貴子副院長】主訴に対して「なぜこの薬が必要か」という説明はもちろん、状態が改善しにくい場合にも「なぜ改善しにくいのか」といったお話を患者さんが理解してくれるまでしっかりとご説明することです。ただ出された目薬をさしているだけではもったいない。ご自身の病気に対する知識も当クリニックで得ていただきたいと思っています。

休日はどのように過ごされていますか?

【真下院長】私はスポーツジムに行くことが多いですね。
【貴子副院長】そうですね。あと、週末は家族でご飯を食べに行くんですよ。お互い共通の趣味はないのですが、食べ物の趣味が合うんです。例えばエビが好物だったり。なので「次はあれ食べたいね」なんて、家族で会話している時が一番のリラックスタイムですね。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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【貴子副院長】目の病気は知らぬ間に進行していることが多いのですが、何の自覚症状もなく眼科を訪れる人は少ないですよね。そうであれば、機会があってクリニックに来た人の中からは決して病気を見逃さないということが私の目標です。当クリニックはベテランスタッフも多く、小さなお子さん連れでも安心して通っていただけます。目のことに限らず、気になることがあれば我慢せずに、いつでもお越しください。
【真下院長】まだまだ検診を定期的に受診されてない人は多いですね。進行したがんが見つかることもあり、非常に残念に思うこともあります。検診率が低い理由はさまざまですが、クリニックに通うことのハードルがもっと下がれば、より地域の皆さんの健康を支えていけるはず。そのために今後もクリニックを進化させ、10年、20年先も、地域のかかりつけ医として頼られる存在をめざしたいと思っています。

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