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宮部 はるか 院長の独自取材記事

はる耳鼻咽喉科

(大阪市城東区/今福鶴見駅)

最終更新日:2022/08/25

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大阪メトロ長堀鶴見緑地線の今福鶴見駅から徒歩1分のところにある「はる耳鼻咽喉科」は、2018年5月に開業し、患者の生活に寄り添う町のかかりつけ医として、子どもから高齢者まで幅広く診療している。院長の宮部はるか先生は医局時代に小児耳鼻咽喉科を担当。同院でも子どもの診療を積極的に行い、母親世代を支えたいと願う宮部院長に、クリニックの特徴や診療の際に心がけていること、今後の展望などについて話を聞いた。

(取材日2018年6月4日/更新日2022年7月1日)

子ども中心の診療をするために開業

まず、先生が医師を志したきっかけからお尋ねします。

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私が医師になりたいと思ったのは中学生の頃です。友人の相談に乗ったり、話を聞いたりするのが好きで、カウンセリングや精神医学に興味を持ち始めました。愛媛大学医学部に進学し、実際に大学で学んでいく中で他の科も面白いなと思うようになりました。耳鼻咽喉科に興味を持ったのは、5年生の実習の時に先生の手術を見せてもらったのがきっかけです。とても細かい手術で、感動しました。本当にきれいで、まさに神業、という感覚でした。それからは少しずつ耳鼻咽喉科がいいなと思うようになりました。

卒業してから開業までの経歴をお聞かせください。

卒業後は大阪の大手前病院で2年間、初期研修医として勤めました。総合的な研修プログラムにのっとり、いろいろな科を回る中、改めて耳鼻科咽喉科は面白いと思いました。その後は大手前病院耳鼻咽喉科、大阪府立急性期・総合医療センター、市立東大阪医療センター、大阪大学医学部附属病院、大阪母子医療センターの耳鼻咽喉科で勤務しました。大手前病院では小児耳鼻咽喉科の小児難聴を扱う外来を担当し、その後は大人を診る機会が多かったのですが、大阪母子医療センターで再び子どもを診させていただきました。

開業に至った経緯をお話しください。

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大手前病院にいた頃、滲出性中耳炎という子どもの中耳炎を診てきたんですが、鼻水がたくさん出て、なかなか治らなくて困っている、とお母さん方から相談を受けることが多かったんです。うまく抗生剤を使わないといけないという状況下で急性副鼻腔炎の研究をし、適切な抗生剤を適切な量でしっかり使えば効果が期待できることがわかってきました。患者さんが良くなっていく姿を見ながらこの分野で今後も仕事をしたいと思いました。そのためには患者さんには週に1~2度に通っていただくことが重要で、そういったかたちで診療できる環境をつくろうと開業を決意しました。また、病院に来る時点で不安感を抱えているお母さん方も多かったので、病院に行く前の段階で不安を和らげてあげたいとの思いもありました。

居心地良く、相談しやすい環境づくりを

こちらのクリニックの特徴は?

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自分の家にいるような居心地の良い空間づくりを心がけて設計しました。壁の色も真っ白だとより病院らしくなってしまうので少し落ち着いた色味を入れ、照明も暖色系にしています。院内はバリアフリーで、待合室、診察室、エコー室、聴力検査室、点滴室、インフルエンザに備えた隔離室を設置し、広めのキッズスペースを設けました。お子さんにも「また来たい」と思ってもらえる場所にしたくて、おもちゃや本もたくさん置いていますが、2022年7月現在は、新型コロナウイルス感染症の流行を考慮してキッズスペースの使用は不可となっています。

どんな患者さんが多いですか?

幅広い層の患者さんが通院されています。あらゆる世代に対応しながらも、特に子どもの耳鼻咽喉科疾患をしっかり診ていきたいという思いです。この地域で気になっているのは、タバコを吸う人が目立つ点です。喫煙が影響して喉のがんになってしまったり、子どもの中耳炎や鼻炎にも影響してくるからです。日本全体における喫煙率は下がってきていますが、この地域は歩きタバコをされてる方も結構いらっしゃるので、今後は禁煙治療にも取り組んでいきたいと考えています。

患者さんを診療する際、どんなことを心がけていますか?

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第一に、患者さんが相談しやすい環境づくりを心がけています。大きな病院では、患者さんが医師に対して思っていることの半分も言えないことがあるとよく耳にします。当院では、診察が終わった後にはできるだけ「何か聞き忘れたことはありませんか?」と聞くようにしています。そうすることで実は不安に思っていたけど聞きにくかった内容をお聞きできることもあります。不安な心の状態が痛みや症状につながる場合もありますし、お薬についてきちんと理解し、納得して、飲んでいただけるかどうかは治療の結果にもつながります。診療の際には、患者さんが自分の家族や大切な人だったらどう治療するかといったことを必ず思い起こし、一人ひとりに対して全力で診療に携わっています。医師にとっては何百人の患者さんのうちの1人でも、患者さんにとって主治医は1人ですから、責任感を日々感じながら診療にあたっています。

元気になる姿を見るのが何よりのやりがい

医師になって良かったと思うのはどんな時ですか?

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いつも良かったと思っていますが、やはり患者さんの症状の改善につなげられた時には一番うれしく、本当にやりがいのある仕事だと実感します。総合病院にいた頃は、患者さんが良くなる一歩手前で「もう大丈夫ですよ」ということで近くの開業医の先生にお任せするケースが多かったのですが、クリニックの場合は関係が長く続く患者さんもいます。開業してからは特に、今まで以上にやりがいと楽しさを感じています。

今後の展望についてお聞かせください。

開業して実感するのは「これが本当に私のやりたかったことなんだ」ということ。医師としての私個人の目標は、患者さんから日々学ぶことがとても多く、医学もどんどん発展していきますので、学び続けることが大切だと感じています。開業してからは教えてくれる上司がいないので、常に自分でアンテナを張って行動しないと学べないですし、患者さんから学ぼうという姿勢でないと自身も成長できないので、勉強会に参加したり、先輩ドクターとコミュニケーションを取りながら、さらに研鑽していきたいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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患者さんの不安な心を解けるよう、できるだけ丁寧な診療と説明を心がけています。些細な症状でも気軽にご相談いただけたらと思います。例えば、子どもの風邪の症状では小児科に行ったほうがいいのか、耳鼻咽喉科に行ったほうがいいのか迷われることもあるかと思うんです。鼻水が大量に出ている場合は、そこから中耳炎になる可能性もありますし、耳鼻咽喉科での処置が早期の改善につながる可能性があるので、耳鼻咽喉科を受診していただく方がいいかもしれません。大人の方については、ちょっとした風邪の症状だと我慢して市販薬を使う人が多いですが、耳鼻咽喉科の薬だと早く改善につながります。翌日から元気に仕事ができるように、こじらせる前にぜひ受診してください。

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