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樋口 貴俊 院長の独自取材記事

ひぐちデンタル&ケア おひさま歯科

(豊川市/諏訪町駅)

最終更新日:2019/08/29

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2018年4月に開院した「ひぐちデンタル&ケア おひさま歯科」。クリニック名には、樋口貴俊院長のデンタルケアへの熱い思いと、家族で通える「おひさま」のように明るい歯科医院を理想とする2つの思いが込められている。名鉄豊川線の諏訪町駅から5分ほど歩いた住宅街に建ち、歯ブラシを持ったキリンの親子の看板が目印。同じ諏訪町には親族経営の総合病院があり、医科との連携で歯だけでなく全身を診てもらえるというのも家族ぐるみで通える要素になっている。「マイナス1歳からのマタニティーケアも推奨し、インプラントや矯正も予防のためのものと捉えています」という樋口院長に、予防の大切さとこれから展開していくクリニックの構想を聞いた。(取材日2018年6月6日)

医科歯科連携して地域の予防医療に取り組む

開院して2ヵ月。待合室や診察室もきれいで広々としていますね。こだわりを教えてください。

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内装でこだわったのは、ベビーカーや車いすがそのまま入れるようにすることです。父が院長を務める病院や介護老人保健施設への往診もしている関係で車いすのご高齢者も多く来院するので、院内はすべてユニバーサルデザインです。滅菌室が広いのも、滅菌する前のものと滅菌した後のものを近づけずに分けておくためです。通路を通る患者さんが滅菌室を見て安心できるよう見通しもよくしました。診察室は完全個室ですが、私の目が行き届くように各個室にガラス窓をつけて閉鎖的な空間にならないようにしています。そうすることによって、事故を未然に防ぐこともでき、それが患者さんとスタッフの両方を守ることにもなりますからね。ロゴマークにもキリンの親子を使っていますが、親子で通える歯科医院だというのを一目でわかっていただけるようデザインを考えました。

先生が歯科医師になったきっかけを教えてください。

私の父は総合病院の開業医でした。外科の医師である父は、夜中に呼び出されて朝方帰宅することも度々あり、人助けになる医療の重要さは、私も子どもの頃から実感していました。家族で外食に出かけると、患者さんから声をかけられることも多く、地域の人に名前を覚えてもらえるのはすごいことだなと思った記憶があります。兄も医師となり、私も父の出身大学の歯学部をめざしました。現在は、樋口病院の健診センターのセンター長を兄が務め、父は介護老人保健施設も経営しているので、医科歯科連携をとりながら地域の方々の健康に貢献していくことをめざしています。

医科歯科連携というのは、具体的にはどんな取り組みをしますか?

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愛知県の中でも豊川市は検診の受診率が低く、結果として病気の早期発見が遅れ、がんの死亡率も高いといわれています。私は勤務医の頃に学んだ予防歯科をメインにしていきたいという思いで開業しましたし、父や兄はこの地域の予防医療の必要性を感じています。全身の予防医療に積極的に取り組んでいくことが、私たち親子の共通理念。実際に、樋口病院の健診センターで健診を受けられた方の中にも、40歳の歯周病検診チケットを使わずにいらっしゃる方が多いので、そこで歯周病検診も促しています。糖尿病の方が歯周病も患っているなど全身疾患の方の場合は、すぐに病院へ連絡してどういう状況かが把握できます。処置に対するスピードが早くなるのもメリットですね。

見える化で自分の口の中を客観視。そして予防を促す

医科歯科ともに予防に注力しているとのことですが、貴院の予防に関する取り組みを教えてください。

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私が理想とする予防歯科は、歯科医院で歯をきれいにしてもらって終わりではなく、ご自身の歯磨きがきちんとできているかの確認、いわゆるセルフケアに重点を置いています。具体的には、歯の質や歯茎の状態、歯の磨き方などから患者さんに合った歯ブラシや歯磨き粉を提案します。歯の汚れ一つとっても人によってつき方が違うので、それぞれの汚れを取るのに適した歯ブラシを選ぶことが大切。風邪薬でも人によって効能が変わるのと同じで、歯も自分に合った道具を使うことで効率がよくなります。また、私は「見える化」と呼んでいますが、自分の口の中を客観的に見て、汚れの付着部位を理解していただくこともセルフケアのモチベーションにつながります。歯や唾液の質、汚れのつき方を調べて、細菌の数や磨き残しの状態をお伝えします。歯並びが悪いと磨き残しも増えるので、子どもの場合は矯正をして歯並びを改善することも大切です。

小児矯正はどんな方法でされていますか?

マウスピース型の装置を使った矯正と顎の内側に装置をつけて顎を広げる床矯正の2つの方法を、状況によって使い分けています。どちらもワイヤーの矯正ではなく、取り外しのできる装置です。マウスピース型の装置は、自分で管理ができる5歳ぐらいから顎の成長が止まるとされる10歳ぐらいまでに適用し、歯並びや噛み合わせだけでなく、口呼吸を鼻呼吸への改善も図ります。口呼吸だと口の中が乾燥して虫歯になりやすくなりますから虫歯予防の意味でも鼻呼吸は大事ですね。矯正装置を作るのには費用がかかるので、口呼吸をしているお子さんには、まずは鼻呼吸ができるようになるトレーニングの指導を試みます。いつも口が開いているお子さんや口を閉じるのに口元に力が入り過ぎているお子さんにも適していると思います。

マイナス1歳からの予防にも力を入れているとお聞きしました。

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妊娠中の方には、お母さん自身だけでなくおなかの赤ちゃんのためのケアもお勧めしています。妊婦の頃からキシリトールを摂取していると胎盤を通じておなかの赤ちゃんの虫歯予防になるという研究がされています。ですので、胎児の歯の強化のためにも、妊娠6ヵ月から赤ちゃんが母乳を飲んでいる生後9ヵ月ぐらいまでは、キシリトールを摂取することをお勧めしています。副院長である私の妻も子育て中で、お母さんの苦労を身をもって理解しています。お子さんの顎の発達のためには、呼吸の仕方と日頃の食事が大事なことから、家庭でできる食育などのアドバイスもさせていただきます。

家族ぐるみで通えるクリニックにしていきたい

患者さんとの接し方で気をつけているのはどんなことですか?

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患者さんは小さいお子さんからご高齢者まで幅広く来院されますが、まずはマスクをはずして、患者さんの後ろ側でなく横側からあいさつをしています。患者さんが不信感や不安感を持たないで済むよう笑顔であいさつをすることは大事だと思います。ご高齢者の方ですと、「すべて先生にお任せします」という方も多いのですが、できる限り患者さんがご自分で決められるようにお話ししています。選択肢の中でのメリットとデメリットをわかりやすく説明して、ある程度選択肢を狭めて差し上げると、ご自分でも決めやすくなるかと思います。お子さんの場合は、本人に通院の必要性を理解してもらうことが大事です。子どもが怖がらずに意識を持って治療に臨めるように根気よく促していきます。

今後は、どういった展開をしていく予定ですか?

クリニック全体で予防に注力していることから、専用のケアルームをつくる予定です。患者さんの要望を今後見極めて、必要があれば勤務医の頃に学んだインプラント治療やワイヤーを使った専門的な矯正なども取り入れていきたいと思っています。名古屋で3年間勤めた歯科医院は、インプラントと矯正治療をメインにしていたので、一般治療に加えて専門的な治療を学びました。しかし治療の目的は予防です。例えば歯が1本なくなった場合、ブリッジなどを行うことでその周りの歯に負担がかかってしまい、そこからまた悪くなっていくケースが多いのです。そうならないようインプラントにすることで、周囲の歯も守りやすくなります。インプラントは「歯をなくすことのないための予防の治療」として捉え、また、今後インプラントが増えないためにはどうしたらいいかということも理解していただいた上で、選択肢の一つとしてご提案するつもりです。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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診療椅子に座ることも苦手なお子さんでも、まずはカウンセリングルームで歯科医院に来る大切さや虫歯の原因などについてゆっくりとお話ししていくつもりです。歯の生え変わりは特に重要な時期なので、ぜひ検診に来ていただいて、今後の予防につなげてほしいと思います。歯の病気を含めご家族に体の不調がある場合にも、いち早く病院へ紹介し、医療の相談にも乗れるようなご家族みんなのかかりつけ医をめざしています。一日も早くデンタルケアを始め、継続していけるよう協力させていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円(埋入20万、上部構造10万)

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